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第67話 「お祭り楽しみだわ~♪」

「お祭り楽しみだわ~♪」

「私もずっとバイトだったから、行くの初めてかも♪」


今日は年に一度の収穫祭の日である。

王都でも祭りが催され、色んな所でイベントが行われている。

エレンちゃんを誘った所、快く了承してくれた。


「こ、これは!?」

「祭りと言えばやっぱりこれ!と言う事で作らせてみました!!」

やっぱり女の子が祭りに行くなら浴衣でしょう!!

幸い私が着付け方を覚えていたので、エレンちゃんにも教えつつ2人で着替える。

エレンちゃんの浴衣は、淡い水色の生地に白の桜の花模様を入れ、清涼感をイメージしてみた。


ああ!天女が地上に舞い降りて来られた…

浴衣がまるで天女を包む羽衣の様だわ!!



「独特の衣装だね。でも、何かおしゃれかも!アーシャの浴衣も素敵だわ♪」

「ありがとう、エレンちゃん♪でも、この髪は自己主張が強すぎるわね!」

「あはは…」

私の浴衣は、赤色の生地に白の梅の花の模様が入っており、こちらも良い感じに仕上がっている。

髪がツインドリルなので全体的に微妙な感じになっているが…



一応、護衛が居ないと不味いと言う事でクーンを連れて行くことにした。

クーンにも浴衣を着てもらったのだが、可愛い過ぎて「可愛い!!」としか感想が出てこなかった…


「エレン様、とっても綺麗だにゃん!」

「クーンさんは可愛い過ぎです!何て言ったら良いのか分からないけど!とにかく可愛いです!!」

「そんな事ないにゃ、エレン様は美しさの中に可愛いさも含んでいるから最強にゃん!」

「ねえ!アーシャもクーンさんが一番可愛いと思うよね!?」

「あ~うん、そうだね…」

こんな2人に挟まれる私…。テンションが駄々下がりなのも仕方が無い事だろう。

だけど祭りは見た目を競うイベントでは無い!そう、祭りは楽しんだ者勝ちなのだ!!


取り敢えず2人に寄ってくる虫は私が排除するとして…、私が知らない祭りの遊びもあるだろうから、気持ちを切り替えて行きましょう!!



この日は王都の大通りも歩行者天国になっており、道の両端には屋台がずらっと並んでいた。


3人で通りを歩く…

まあ、目立つの何のって!!

私達の周りだけぽっかり空間が開き、ファッションショーの装いを醸し出している。


「右側の女性、ヤバイんだけど!」

「キャー!左側のあの娘めちゃくちゃ可愛いわ!!」

「真ん中は微妙だな…」

微妙言うなし…

自分でも分かってるから!


まあ、人を避けたりしなくて良いから歩き易くて助かるわ。

たまに2人に近付いてくる不審者を不可視の一撃で沈めながら歩いていると、気になる屋台を見つけた。


『力自慢求む!重量輪投げ』


何、重量輪投げって!?輪が重いのかしら…


「ねえ、2人とも!これ、ちょっとやってみない?」

「重量輪投げ?」

「私は非力なので無理かもしれないにゃん」

嘘つくんじゃないわよ…


「一回銅貨一枚だよ!一番奥の的に入れると大当たりだ!」

「じゃあ、1人三回ずつやってみましょう!」

屋台のおじさんにお金を払って、まとめて輪が置いてある場所から輪を9本持ってきた。


「全然重くないわ。はい、クーン」

「ありがとうですにゃ…」

ズン…

「ぎにゃー!肩が外れたにゃー!!」

輪は音を立てて地面に埋まっていた!


「クーンさん!大丈夫ですか!?今治します!」

「え、エレン様、ありがとうですにゃん…」

「え~!?クーンったら、そんな大袈裟な!」

「大袈裟じゃないにゃん!9本も平然と持ってるご主人様は頭おかしいにゃん!!」

屋台のおじさんを見ると、物凄い勢いで首を縦に振っていた!


…えっ、私って頭おかしいの?








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