第63話 久しぶりの学園
「お前達は鬼畜であるな!!」
私達の所業を見ていた魔王はそんな事を宣った。
「それより、貴方の部下なんだから教育はしっかりして頂戴!」
「残り3人をお前と戦わせればすぐに済むのだがな…」
この前のグリード様の時みたいな感じかしら?
「嫌よ!面倒だわ!」
「…了解した。ちょっと手荒くはなるが、しっかり躾けておこう」
不穏な言葉を残して魔王は帰って行った。
次の日…
久しぶりの学園である!
私、こんなに休んでて卒業出来るのかしら?
「皆様、おはようございます!お久しぶりですわ!!」
扉を開けて大きな声で挨拶する。
一瞬、教室内に沈黙が訪れた…
「あ、アーシャ様!お久しぶりでございます!!」
「あ、アーシャ様が来ると気が引き締まりますわ!」
「わ、我らの偉大なる先導者のお帰りだ!皆、拍手でお迎えしろ!!」
クラスの皆がスタンディングオベーションで迎えてくれた!
やっぱり、私はクラスに必要な存在なのよ!!
私に遅れてエレンちゃんが登校してきた。
「あっ!アーシャ、おはよう!学校では久しぶりだね♪」
「おはよう、エレンちゃん!本当に久しぶりだわ…」
「「「「「ほっ……!」」」」」
流石エレンちゃんね。皆がその美貌に安堵の溜め息を吐いているわ。
ん?安堵?
「ほら!席に着きなさ~い!」
暫くするとミシェル先生が入ってきた。
ふんわりとしたエメラルドの髪は腰の位置まで伸びており、大きなリボンで一括りにしている。豊満な胸の胸元も際どくはだけており、男子の目線は釘付けである。
顔もケバくは無いがバッチリと化粧されており、先生は何のために学校に来ているの?と聞きたくなる風貌である。
「先生!先生は何のために学校に来ていらっしゃるのですか?」
聞きたくなったので、聞いてみた!
「あら、アーシャさんね。お久しぶりです。今の質問ですけど、私は教師として、生徒の皆さんに色んな事を教えてあげたいと思っています!」
色んな事と聞いて男子の目が輝いた!
「それは学業だけでなく、プライベートな事もですか?」
男子全員の声を肩代わりしてあげた。
「何でも大丈夫よ。困った事があったら何時でも相談してきてね♪全身全霊をもって解決してあげるわ!」
「ありがとうごさいます!」
是非、私が捕まった時に何とかして貰いたかった…
まあ、頼んでもいないから無理なのは分かっているけれど。
ミシェル先生の返答に一部の男子生徒はガッツポーズまでしていたが、一体何を相談するつもりであろうか…
「じゃあ、今日は前にも言っていたけど、小テストよ!」
「先生、聞いていません!」
「アーシャさんは、分かる範囲で構わないわ」
「分かりました!」
全く…分からん!
見事に0点だった!!




