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第46話 「頑張ってるんだね!偉いぞ~♪」

私の部屋が何者かの手によって襲撃された…

私か魔王を狙っての犯行だろう。


幸い被害は私の部屋だけだったので、お父様に頼んで部屋の修復が急ピッチで進められている。


魔王は「対策を立ててからまた来る」と言い残して帰っていった。

それから暫く来ていない。

かなり手強い相手のようね…


でも、エレンちゃんに膝枕されて回復してもらった時の魔王の顔は至福の表情だったので、まだまだ余裕はありそうだった。

回復魔法は使えないって言ってたけど本当かしら?怪しいわね…



魔王が帰った後…


「態々、来てもらってごめんなさい…」

「全然!もっと頼ってくれて良いからね!」

「ありがとう、エレンちゃん♪」


「あっ!ニル君だ。ニル君、こんにちわ!」

「…あっ、エレンさん。こ、こんにちわ…」

急にニルがもじもじしだした。

これはあれか…?


綺麗なお姉さんは好きですか?的な…


えっ!じゃあ、私は?

いや!ニルにとって私は頼れるお姉さん的なポジションなのかも!

うん、きっとそうね!


「頑張ってるんだね!偉いぞ~♪」

「…ありがとう」

エレンちゃんがニルの頭を撫でる。


何であんな純粋な心でショタの頭を撫でられるのかしら?

それは、私の心が腐っているから…

誰が賞味期限切れよ!!


改めてエレンちゃんの心の美しさに衝撃を受けていると、ニルのお義母様が現れた。


「そなたはエレン…だったか?先日は貶める様な言葉を浴びせてしまった。申し訳ない!」

「いえいえ!?全然気にしてませんから!頭を上げて下さい!」

「ニルちゃんもそなたを気に入っている様だ。これからも宜しく頼む!」

「ニル君はしっかり者ですよね!あの歳で受け答えもちゃんとしてるし、礼儀正しいし…」

「そうであろう♪あの子の良さを分かるとは、エレンはなかなか見処があるな!」

早速、お義母様に気に入られてる…

流石エレンちゃんと言いたい所だけど、このままじゃ『お義母様』が『ニル君家のおばさん』になってしまうわ!


「お義母様!私もニルを強くして差し上げますわ!」

「…お前にお義母様と呼ばれる筋合いは無い!」

「………」

あれ?おかしいわね、既に好感度がマイナスだわ。

はっ!もしや、私がニルをいやらしい目で見ているのがバレて…


その後も2人はニル談義に花を咲かせていた。



「ご主人様!今日も稽古を付けて下さい!」

「…ええ、今日も厳しく行くわよ!」

「はい!!」

ニルの未来への希望溢れるショタ顔を見ていると、細かい事はどうでも良くなった!



だって、好きなものは好きなんだから、どうしようも無いじゃない!!







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