第43話 「結局、どうするの?」
取り敢えず、走騎竜ニブルヘイズと母親を会わせる事に…
今は食事中の様だ。
「竜語は多少分かる故、我が通訳してやろう」
通訳が出来る清掃業者…なかなか居ないわ!
『まあ!なんて事!?こんな餌の様な物を与えているなんて…』
『母上!もう来なくて良いと言ったではないですか!私はご主人様の足として働ける事を誇りに思っています!誇り高くあれと言っていたのは母上ではないですか!』
魔王が居て良かったわ。そのままだとクオ~ン!クオ~ン!と聞こえるだけで意味が分からなかっただろう…
『そんな事に誇りを持ってはなりません!』
『母上の分からず屋!』
…親子喧嘩を眺める事ほど無駄な時間は無いわね。
「結局、どうするの?」
「ニルちゃんを説得するまで、私も此処で暫く働かせてもらうぞ!」
何言ってんの、この人!?
『ニルちゃん!人化の術はもう使えるでしょう!そんな馬の様な生活をしてないで、屋敷で暮らしなさい!』
『ちゃん付けするな!僕はこれで満足してるんだ!』
ちょっと気になる単語が出てきたわ。
「ニルも人化出来るの?」
『はい!ご主人様!』
「ちょっとやってみてくれないかしら?」
『ご主人様の命令なら喜んで!』
ニルがクオクオ言い出したと思ったら、全身が魔力の殻で包まれた。
パキン!
殻の中から出てきたニルは10歳くらいの美少年だった!
…転生してから、胸の内でずっと今の生活に何かが足りないと思っていた。
そう……ショタよ!!!




