第40話 「し、失礼します!」
「し、失礼します!」
あら?可愛らしい女の子だわ。
歳は私と同じくらい、体は全体的に小柄で、茶髪を後で縛ってポニーテールにしている。
今は緊張からおどおどしているが、活発そうな子だ。
やっぱり4人から集中して見られたら緊張するわよね…
うっ!嫌な記憶が…
「では、名前と年齢。応募動機をお願いします」
「な、名前はリイルと申します。16歳です。新しい事を始めたくて応募しました!」
「それでは皆さん、聞きたい事をどうぞ」
「えっと…。ご、ご趣味は?」
「趣味は裁縫です。自分で着る服は自分で作っています」
エレンちゃんがお見合いみたいな質問をしたが、しっかりと返答していた。
「次は私ね。もし自分の主人にありもしない噂が立っていたら貴女はどうしますか?」
「………」
フラウ君が私を白けた目で見ている。…何よ?何か文句あるの!?
「どんなに酷い噂でもご主人様に寄り添って、自分が真の理解者で在りたいと思います!」
メチャクチャ良い子じゃない!
早速、採用候補だわ。
「………」
「マオーさん、何か無いの?」
「あ、ああ。疑問はあるが今聞く事では無かろう」
「?」
「リイルさん、ありがとうございました。面接結果は後の2人が終わり次第お伝えしますので、暫くお待ち下さい」
「ありがとうございました!」
リイルちゃんは、元気良く礼をして出ていった。
「なかなか良い子だったわ!即決しても良かったくらいね!」
「同い年なのにあんなにハキハキしてて、凄いなぁ~」
「………」
「マオーさん、さっきからどうしたの?参加しなさいよ!」
「うむ、念のため聞くが、この面接はアーシャさんの侍女を選ぶものだな?」
「そうよ。何よ!勿体ぶってないではっきり言いなさい!」
「いや、あやつは女の格好をしておるが紛れもない男だぞ!」
「……は?」




