第28話 「あ、あれ?先生…?」
「先生!生徒の特別扱いはいけませんわ!」
「………」
「私も皆と一緒に、テントの張り方を覚えたり、不味い携帯食料を食べたいです!」
「ニブルヘイズを手懐ける様な奴は、別の道で食っていける!」
「そ、そんな…。せ…先生はこんなか弱い女の子に、なんでそんな酷いことを仰るの?」
私は目元を押さえて悲しいアピールをする。
「ぷっ!」
「………」
カミュ君が噴き出したので、私は凝縮した殺気を彼に叩きつけた!
「かっ…かは!!」
カミュ君は急に苦しみだし、その場に崩れ落ちた。
「……もう、好きにしてくれ…」
先生は酷く疲れた顔でそう言った…
ニブルヘイズを家に帰した後、皆に追い付く。
早速、今日の野営の準備をしている様だ。
私も準備しないと…
「ふう、なかなか難しいわね!」
テントが完成し、食事をする。
パリパリ、ポリポリ…
やっぱり美味しくないわ…
明日も早いしもう寝るか…
…ZZZ……
「…って、ちっがーーーーーう!!!」
違うわ!私が求めていたのは、こんなんじゃ無いの!
◆◇◆◇◆◇◆
「やっぱり難しいわ」
「どれ?貸してごらん。僕がやってあげる」
「あ、ありがとう!」
「はは、やっぱりこれ不味いね!」
「ええ、でもこうやるとちょっとは違うかも…」
「あっ!ほんとだ。アーシャ凄いよ!」
「そ、そんな事無いわ…」
「あれが、ケパブ、アルフォート、ビネガー。市民が作り出す私の大好物!」
「何それ!?君って面白いね♪一緒にいると楽しいな!」
「わ、私も…楽しい♪」
「実習が終わってもずっと一緒が良いな…」
「えっ!それって…」
「うん。どうかな?」
「…う、嬉しい♪」
◆◇◆◇◆◇◆
「ん、誰だ?…あ、アーシャ!?」
「先生?私って面白いですか?一緒にいると楽しいですか?」
「あ、ああ。た…楽しいぞ」
「実習が終わってもずっと一緒に居てくれますか?」
「お、おい!どうしたんだ!?」
「ねえ、どうですか?」
「ち、近付くな!まさかまた幻覚キノコか!?」
「ねえ?」
「くそ!両腕が!!何でこんなに力があるんだ!!」
「ねえ!?」
「ま、まさか!?やめろ!!」
「ねえ♪」
「う、うわーー!!!」
ガン!!!
「あ、あれ?先生…?」
「はあ!はあ!はあ!」
鼻が痛いわ?私は一体何を?
次の日、自宅に強制送還させられた…




