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第106話 誰が為に…②

「何でこんなことに…」


久しぶりの「何でこんなことに…」頂きましたー♪


エレンちゃんに事情を説明して、魔王の側近役として大抜擢した。

最初は拒んでいたエレンちゃんだったが、私がどうしてもと言われ断り切れなかった事を話すと渋々承諾してくれた。

普通は魔王の代役をお願いされる事など起こる筈が無い。

だが、天然水より純度が高い心を持つエレンちゃんは、1ミクロンも人を疑う事を知らないのだ!

今度、お礼にニンテ◯ドーSwitchをプレゼントしてあげよう。



「エレンさん、こんにちは!」

「あっ、ニル君も居るんだね♪頑張ろうね!」

「はい!頑張って勇者を倒します!!」

「倒しちゃダメよ」

「えっ、そうなんですか?」

「そう、私達はやられ役なの。魔族と人間の争いを失くす為の演劇を演じる役者だと思いなさい!」

「わ、分かりました!」

「私は何をすれば良いの?」

「エレンちゃんは、ニルがやられたフリをした後に『ふふ♪ニブルヘイズを倒すなんてなかなかやるわね!次は私が可愛いがってあ・げ・る♪』って言うのよ!」

「普通に嫌だよ!?」

「あらそう……じゃあ『私は美の女神エレン。全ての我が子等よ、慈しむのです!!』とか?」

「意味が分からないよ!!」

「わ、分かったわ。エレンちゃんは私の横で微笑んでくれてたら良いから。もし私が怪我したら回復してね!」

「うん!それは勿論だよ♪」



私達が3人でUNOや大富豪をやって時間を潰していると、漸く勇者パーティーがやってきた。

勇者、剣聖、賢者、聖女の典型的なパーティーだ。


「私は勇者サナデゥー!魔王よ、世界の平和のために貴様を倒す!!」

「フハハハハ!人間ごときが我に敵うと思うなよ!捻り潰してくれるわ!!」

私と勇者様のやりとりが終わると、勇者パーティーはひそひそ話をしだした。


「…あれが魔王?」

「人間にしか見えないわ!」

「きっと人間に化けてるのよ!中身は人の皮を被った悪魔よ!」

「魔王の隣に居る女神のごとき美しい存在は何だ?…まさか!本当に女神か!?」

「あわわわ!……私は美の女神エレン。我が子等よ、慈しむのです!!」

今言っちゃうの!?


「やっぱり女神だ!何故魔王の隣に居るんだ!?」

「きっとあの悪魔に洗脳されてるんだわ!見てよあの魔王の顔!残虐非道さが滲み出てるわ!!」



聖女……私はやられ役だが、お前は道連れにしてやる!!









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