打倒!マーフィーの法則
皆さん、こんな経験はないだろうか?
コンビニでレジが並んでおり「遅いなぁ」と店員の顔をチラ見……、
すると、なんだ、頑張っている感じのとても可愛い女子高生じゃないか。
ゆっくりでいいよ、と心の中で相手を気遣う余裕が出来、
気がつけば待つ事が苦ではなくなってゆく。
そして、次が自分の番になった時……。
「次のお客様、こちらのレジどうぞ~」
と、どこから現れたのか分からんオバちゃんが自分を呼ぶ。
くっ!自分はあの子のレジに行きたかったのにっ!
しかし、後ろがつっかえている…やむを得ん、行くしかあるまい……。
なーんて、微妙に悔しい経験はないだろうか?
このアトラクト(引きつける)オバちゃん、僕は妙に遭遇するのだ。
これはもはや【マーフィーの法則】に当てはまるのではないだろうか。
マーフィーの法則とは……
「失敗する余地があるなら、失敗する」「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」を始めとする、先人達の哀愁漂う経験則をまとめたものである。
皆さん、こんな経験はないだろうか?
探し物をしていると見つからず、探してない時に出てくる。
面白そうな番組は、放送時間終了後に発見する。
観たい映画を録画しておくと野球中継が入っている。
近道や抜け道を使うと余計に時間が掛かってしまう。
20分ごとに来るはずのバスを待つ平均時間は15分である。
体調が悪くて病院行き、いざ診察になると何ともなくなる。
Webサイトのガイドラインは全くガイドしていない。
「よくある質問」に自分の求める質問はない。
飲み物はなみなみ入っている時ほど倒れようとしてくる。
洗車をすると雨が降る。
家電が壊れたと誰かに説明しようとすると動き出す。
疲れている時に乗ったタクシーほど、運転手が話好き。
試験勉強で覚えた部分は試験に出ない。
進捗が90%を越えると効率は極端に落ちる。
ずっと欲しかった機種を購入すると新機種が発表される。
反応が欲しい時ほど反応は来ない。
好きな人の恋人ほど、自分の苦手なタイプである。
お腹が痛い時ほど、トイレは空いていないor紙がない。
どうでもいい時にやる気満々になる。
USB端子を入れようとする時に入らない確率は60%を越える。
そんな経験はないだろうか?
思い当たる人達……これこそ【マーフィーの法則】なのだ。
マーフィーの法則とは、ネガティブな事柄に焦点を当てた法則です。
良い事よりも悪い事の方が印象が強く、記憶に残りやすい。
そんなネガティブな記憶を法則化したジョークのようなものなのです。
しかし……仮にこの法則に打ち勝つ事が出来れば、
その先に待つのは【幸福に至る法則】なのではないだろうか?
そこで、マーフィーの法則に打ち勝つ方法をここに記載する。
では、最初に書いた「コンビニのレジ」の話で説明しよう。
① 並び直す。
② 自分が幸福だと思い、女子高生の方に当たると信じる。
③ 混んでいる時を避ける。
これが打ち勝つ方法なのだが、1つずつ説明しよう。
まず①だが、これは確率論に基づき科学的に良い方を引くまでやるという、
かなり力技だが確かな方法だ。
次に②だが、これは心理的アプローチである。
実はこの「マーフィーの法則」で実験が行われた事がある。
被験者達は最初に質問され、自分は幸福であるか、不幸であるかを聞かれる。
その後、ある新聞を見せ、何枚写真が載っていたかを当てるクイズだ。
結果は……幸福であると答えた人の方が正解率が高かった。
実はこの新聞には「写真は7枚だよ~ん」と書いてあったのだ。
それを見つける率が自分を幸福と答えた人の方が多かったという訳である。
最後に③だが、これはマーフィーの法則が正しいと仮定した場合である。
もし正しいのであれば、法則通りオバちゃんにしか当たらない。
という事は、もう確実に女子高生がレジの時だけを狙うしかないという訳だ。
さて、この3つの対処法、一見ふざけているが、
実はとても大事なことを書いている。
それは……【最悪を想定して準備する】という事である。
科学的、心理的、法則的、3つの方向から準備し、
マーフィーの法則による最悪に打ち勝つのだ。
このネガティブを集めたような法則を逆手に取り、
己のチカラで幸せな未来を掴もうではないか!