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ワード1ページ小説

遊びで書いた短編1

作者: 神月 里央

遊びで適当にプロットもなしで一時間で書いたやつなんで、質は悪いけどゆるしてちょ

僕の友達の直人は、恋をしている。

「なあ、健太。聞いてくれよ、俺、花蓮に告白しようと思うんだ…」

「そっか、がんばれよー」

僕は席に座り、本から目を離すことなくそう言った。

「ちょっお前、友達の相談なんだからもっと興味持てよ!」

そう言いながら、僕の手から本を取り上げた直人に、ため息をつきながら話し始めた。

「…はぁ、直人。お前それ今週に入ってから毎日言ってるんだぞ?そりゃこんな反応にもなるさ」

「う、まあそうだけどよ…」

「お前、今日が何曜日か言ってみろよ」

「き、きんようび…」

「言いたいこと、分かるよな?」

「はい…」

「それじゃ、昼飯かってくるから。覚悟決めとけよ?」

僕はそう言って教室を出て行った。


教室を出ると廊下では噂の花蓮が友達と話していた。

花蓮が僕に気が付くと友達との話をやめて僕に話しかけてくる。

「健太君。購買行くなら一緒に行っていい?」

「いいけど」

僕がそう言うと花蓮は嬉しそうについてきた。

「それで?花蓮どうかしたの?」

「まあ、うん、直人君の事なんだけどね」

髪を触りながら、申し訳なさそうに彼女は言った

「…はぁ、告白するんじゃなかったっけ?」

「うん、そうなんだけど、未だ出来てなくてね」

「非常に言いづらそうにしてるとこ申し訳ないけど、月曜日にするって言ってなかった?」

「そうなんだけど。いざ言おうとすると、緊張して言えなくなるんだよ」

力強くそう言う彼女の目は、少し潤って見えた。

「大丈夫だって、きっと上手くいくから、その一歩だけ頑張って」

僕が柄にもなく、ガッツポーズまでして応援すると彼女は僕の顔見て立ち止まると急に笑顔になり声のトーンが少し上がった。

「やっぱりそうかな。うん頑張ってみるよ。」

そう言いうと、彼女は笑顔で走っていった。

(きっと上手くいくよ)そらそうだよ。両方とも告白しようとしてるんだから。

僕はそんなことを考えながら、少し浮足立って購買へ向かっていった。


僕が教室に帰ると、僕の席の周辺で無言で向かい合いながら机を見ている二人がいた。

「何?この空気」

僕がそう言うと直人と花蓮が一斉に僕のほうを見てしゃべり始める。

「なあ、健太相談したいんだが!」

「ねえ、健太君ちょっといいかな!」

「…」

僕が冷めた目で二人を見ていると二人は茶番を始め出した。

「花蓮からでいいよ」

「いや、直人君からでいいよ」

そんな風に続ける二人を見て、僕は、ここ最近思っていたことを声に出して言い放った。

「あ~~めんどくせえ」

感想、非難なんでもござれ

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