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「派遣はつらいよ」

「あら、次郎ちゃん、久しぶりたいね」

次郎が久しぶりにスナック「きんしゃい」に顔をだすと相変わらずのしゃがれ声でママが迎えてくれた。

「あんた、しばらく見らんかったけど、忙しかったの?元気しとらすとかと思って気になってたとばい」

「ああ、俺はいつでん元気たい。ママも元気やったね?ああ、やっぱ良かねここは。ママの声を聞くと何かホットするもんね」

「うちはこげな商売やけん、寝込んでられんけんね。それにしてん久しぶりやけん、ゆっくりしていきんしゃいよ、後でうちも付き合うけんね」

そう言うとママは他の客のボックスに行った。

夜も更けて客もまばらになるとママが次郎の席に焼酎を持ってやってきた。

「何か、そわそわしとるごとあるけん、何かつらいことでもあったと?」

「いや、そんなたいしたことでもなかよ、ちょっとここに来たらママの顔が見とうなってね」

「あら、また嬉かことば言うてくれるね!今夜は帰されんね!これ宮崎の焼酎たい、今日は朝まで二人でこれを飲もう」


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