キレイゴト
この作品は短編小説です
ミカ「なんで、、なんでみんなはわかってくれないの!私だって、私だってやってる!なのに...」
わかってる。全て身から出た錆だと。だが、どうしても、誰かのせいにしなければ自分を保てなかった
理解したくない。
しかし、理解しなければ、成長はできない
そんなことは分かっている
小鳥のさえずりが聞こえ、桜が舞う。そんな平穏の中、私は学校の前に立った。
私は受験をし、高校に受かった。勉強はとても嫌いだったが、未来の期待を思い馳せると少し辛さが和らぐ気がした。
そして、これからの未来に期待していた
中学のことを箱にしまえて、この学校が私の舞台になることが嬉しかった
先輩「入学おめでとう!」
歓迎され、必要としてくれる。人生がスポットライトに照らされ、明るくなるように見えた。この喜びが他にどこにあろうか
だが、現実は甘くない
母「勉強は?大学受験するんでしょ、今からやらないと遅れるわよ!」
先生「成績が落ちたな、前はもっと出来たじゃないか。精進しろよ」
努力しているのに、なんでわかってくれないの
友達「最近ゲームハマってなんもしてなかったのにいい点取れて嬉しい」
友達「ウケる」
なんでこいつらがいい点とれんだよ
クラスメイト「あ、うん。ミカ、うちらにまかせとき、、」
母「言われなきゃ何も出来ない」
先生「また成績下がっているじゃないか。周りはもっと頑張ってるぞ」
うるさいうるさいうるさいうるさい
私だってやってる。なんで否定するの、しょうがないじゃん、できないんだもん
それから、勉強をするのが怖くなった
母「頑張りなさいよー」
怒り、苛立ちを超えた失望の目。どこで私は間違えたんだろ
あーあ。誰か助けてくれないかなー
???「助けてあげるよ」
助けるって具体的に何を?どうやって?今更だよ。
ミカ「鬱陶しいんだよずっと!助けるとか口先だけ言っといて誰も根本的解決なんかしない。ただの時間稼ぎしか脳にない」
???「でも、君が助けを求めてて…」
ミカ「ぼやきと懇願の違いも分からないの?国語やり直したら?そんなんだから、あ、ああ」
国語やり直したらって中学に言われたっけ。ああ、思い出しかけちゃった
???「ちょっとだけ僕につきあってよ」
ミカ「忙しいからそんな時間ないんだけど」
ソラ「僕はソラ!君の願いを叶えにきたよ」
はあ、また変なのに絡まれちゃったよ
ミカ「私の願いはお前にさっさと消えて欲しいってことだね」
ソラ「そんなこと言わずに、さ!」
ソラ「僕は願いを叶える仕事をしているんだ!ここではバイト?的な、ね」
軽いノリで言うなよ
ソラ「なんで君は辛いの?」
ミカ「全部だよ。全てが嫌になる」
ソラ「君の言ってた''根本的解決''って根が分からないと解決できないんじゃないの?」
こいつ、痛いところついてくる
ミカ「全部嫌なんだよ!だから解決できやしない」
ソラ「そうかな?何かあるんじゃないの?」
何か、ねぇ。
その時、私の頭にノイズが入った
ミカ「なんも、ない...し…」
ソラ「ほんとー?言葉を濁すってことはー、何かあるってことだね!」
そのくらい察せよ。口で言わなくてもいいだろ
ソラ「んー。じゃあ、君の記憶をみちゃおっかな!」
そんなこと出来んのかよ、ファンタジーか。私は夢でも見てるのかな
机の音、イスがズレる音、そして、陰口の音。
友達だったもの「ミカってうざくね?」
友達だったもの「わかるわー、ぶりっ子でだるいって感じ」
友達だったもの「だよねーw」
友達だったもの「夢が俳優らしいよ」
友達だったもの「夢見すぎじゃねw鏡みてろって感じ」
確かにあの頃の私は静かでおしとやかだった。だが、ぶりっ子と言われる筋合いはない
ミカ「なんでそんな事言うの!?」
友達だったもの「あ、ごめん。ちょっと同じ名前の鳥飼っててさ」
無理な言い訳。こんなんではぐらかせるとでも?
だが、心と身体では判断が違った
ミカ「っへえ、そうなんだー」
額の汗、周囲の視線、喉の奥の痛み、そして、自分を否定された痛み。
はあ、全部鬱陶し。
それからも陰口は続いた。うざい、だるい、邪魔。どれも知能が低い言葉だ
なんでこんな言葉まともに受けてんだろ、私も馬鹿だなー
ソラ「うーん、中学?が悪いんじゃない?」
ミカ「で、どうすんのよ。人の記憶勝手に覗いて、何考えてんの?」
ソラ「中学って何?」
ミカ「中学はあるもの。そんなのもわかんないの?」
ソラ「僕にはどうすればいいか理解んないや、ごめんねミカちゃん!ばいばい」
、、は?また無責任かよ。
結局みんなみんなみーんな、口先だけの無責任。最初から期待してなかったからいいけどさっ
ちょっとは、助けてくれたっていいじゃん
そうやって光の中、ソラは消えていった。私を掻き乱して、無責任に去っていった。今なら私は悲劇のヒロインになれるかな
初めて短編小説を書いてみました!少し後味の悪い結末でしたが、お気に召したでしょうか?
これからは短編小説も少しずつ出すのでゆっくりお待ちください!




