投げ出したくなるとき
こうなるときもあります。
ドラゴンをも貫く聖なる槍
カレーライスを掬いあげる銀の匙
お歳暮にいただいた詰め合わせのタオル
ぽぉいと投げ出して
あたしは気楽にやりたい
積みあげてこそ努力と呼べるのであって
その場凌ぎのがんばりを
たいそうな名前で呼ぶもんじゃないとはいえ
それでもあたしなりに
ここまで よいとこさと やってきたんだけど
なんか もういいかなって
ひとたび思っちゃったんで
張っていた糸をちょっきんこ!
おやつを食べながらアニメを見たら
お風呂にも入らず 歯磨きだけして
とっとと眠ってしまおうよ
そんな気分になるのだ
槍と匙とタオルを投げ出すのは
さあ 今だ!
キャッチボールできちんと肩をつくってから
マウンドの高さを踏み平して
スパイクの爪先を踏み鳴らして
渾身の一投をば
えいやっ!!
詩のストックがなかったのです(笑)
でも、描いたよ。