プロローグ
新作書きました!
読んでくださると幸いです!
「あっつ」
炎天下の中、サイダーを片手に散歩する。
今年の夏は殊更に暑い。
十分歩いたので、帰宅する事にする。
「はぁ、はぁ」
息苦しそうな声が聞こえた。
金髪の美少女がその場に倒れこんでいる。
「大丈夫ですか!?」
この暑さにやれらたのだろう。
僕は急いで、119番する。
しかし、悲しい事に今出せる救急車がないとの事だ。
このままでは彼女が危ない。
「よしっ!」
僕は彼女を背負い、病院めがけて駆け出した。
炎天下の中の疾走は、相当こたえる。
しかし、尊い命が失われるのは絶対に嫌だ。
救える命は絶対に助ける。
「あっ、あの」
赤信号になっている時、少女が語り掛けてきた。
「大丈夫ですか?絶対に助けますから安心してください」
「私を、助けてくれるの?
何を言っているのか理解しかねた。
「もちろんです。僕に身をゆだねてください」
我ながら恥ずかしい事を口上する。
「後悔、しない?」
どうしてこういった事を言うのか本当に理解できないが、
助けない理由があるはずがない。もちろん、後悔する理由もだ。
「後悔なんてするはずないです。大丈夫です、僕が助けます」
青信号に変わったとき、再び全力疾走する。
時間をかけて、病院に着いた。
彼女はすぐに運ばれた。
後は病院に任せて、帰ろうとしたが、意識が朦朧とし、そして倒れた。
ありがとうございました!
引き続きよろしくお願いします!