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恋愛日記  作者: 椎葉碧生
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7)ガールズトーク・・・?

あたしはトレイに美羽っちの好きなミルクティと自分用のお水を乗せ、

美羽っちの部屋のドアをノックした。

「はい。」

と返事すると同時にドアを引かれ、美羽っちが顔を出した。

「何でいっつも簡単にドア開けるのぉ?美羽っちぃ。」

あたしは招き入れられ、部屋の中央部にある円い小さなローテーブルにトレイを置く。

「紗羽ちゃんだと解ってましたから。」

「泥棒だったらどうすんの?!もっと警戒心持った方が良いよ??」

美羽っちは目を細め優しく微笑み返し

「泥棒もノックしてくれるのかしら?」

と言った。


「あのさぁ、美羽っちはさ、好きな人とか居ないの?」

「好きな人・・・?(うぶ)さんと賢太朗さんと紗羽ちゃん・・・。」


(初さんは、ママ。賢太朗さんは、パパね)


「家族じゃなくて、付き合ってもOKって言う男の人、とかの”好き”・・・

 っても解んないかぁ・・・。」

「付き合う・・・。あぁ、真希ちゃんの土方さんの様な事でしょうか?」

「あ!そうそう!!真希ちゃんの彼氏ね!!そんな感じの好き。誰か居る?」

「紗羽ちゃんは居るのですか?」

「あたし?あたしは、パパ!あ・・・。」

美羽っちは又優しく笑う。

「同じですね。」

「あははははは。」


あたしの理想はパパ。パパと等しいかパパを超えるような人じゃなきゃ、あたしは

付き合う気しないなぁ・・・。

てか、あたしは理想が高いってだけで、美羽っちと同じでは無いよ!


「柊ちゃんとか蓮兄とか、イケメンだから女子に人気なんだよ?美羽っちも恰好良いと

 思わない?!」

「イケメン・・・?あぁイケテルメンズですね?真希ちゃんが教えてくれました。

 柊君と蓮君は素敵な人だと思いますよ。」

「ほ、他は?素敵だなぁと思う人居る?」

「部長の小暮先輩は博学で素敵ですねぇ。」


・・・園芸部の部長じゃん。園芸馬鹿って言われてるって真希ちゃんが言ってた。

違うよ!そういう”素敵”を聞いてるんじゃないんだよ、美羽っちっ!!

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