表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋愛日記  作者: 椎葉碧生
5/99

5)図書委員

クラスの友達と放課後、カラオケ行った帰りに駅前でばったりと樋口に会った。

図書委員会があって、こんな時間になったらしい。

「美羽っちと何か喋った?」

「腹減った。お前で良い、付き合え。」

「・・・失礼だな。」

あたしは樋口に付き合わされてファストフード店に入った。

奢ってもらったカフェラテに砂糖を溶かす。

樋口はがっつり、セットで食べてる。

「・・・帰ったら夕飯、あんじゃないの?」

「帰って直ぐバイトしないといけないし。」

「バイト?うちバイト禁止じゃん。大丈夫なの?」

「バラすなよ。」

「あたし、そんな口の軽い女じゃないですけどぉ。」

ハグハグとハンバーガーにかぶりつく樋口。

食べ方が柊ちゃんに似てる。ちょっと笑えた。

「何が可笑しい?」

「ふ、ゴメンゴメン。柊ちゃんに食べ方が似てるから。」

「シュウちゃん?あぁカタワレか。お前等付き合ってんの?」

「・・・え、樋口、美羽っちじゃなくて、あたしの事が好きなの?」

「何でそうなるんだよ。」

「だって、あたしに興味示したから。」

「雑談だろ。」

あっと言う間に平らげ、アイスティーに口をつける樋口。


「あいつのガードが堅すぎて、一言も喋れなかった。」

「あいつ?あ、蓮兄?」

「美羽さんに話しかけた事、全部あいつが答えやがった。」

「・・・ねぇ、美羽っちのこと、本気なの?だって未だ会って1カ月半だよ?」

「美羽さんに会ってからもう8カ月も経ってる。」


樋口の話は、あたしの乙女の心をくすぐった。

ちょっと、応援してあげようかなって気にさせられた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ