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⑻『虹の影』
⑻『虹の影』
㈠
影が見えるとする、とすると、光によって闇が産出されている、となる。どこにも、光などないのに、とはならない。昼には日光が、夜には月光がある。しかし、虹はなにものにもなれない、しかし、人々の気を惹く美しさというものがある。
㈡
月談、虹の影といぅタイトルだから執筆しているが、虹があればあるだけ、其れだけで良いことなのである。しかし、どうにも俺は、虹の影が気になるから、こういったタイトルを考え出した/降りて来た、のであろう、フロイトならそう指摘するだろうが。
㈢
本当に、虹の影が観たい、ということでもないのだが、有れば、もし有れば、見ることをするだろう。何の懐疑もなく、直視するだろう。であるからして、虹の影は、今の俺の脳裏をうろついて、離れないのが、厄介ではあるが、不思議だ、そしてタイトルになるくらい、救抜されている。