表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/10

⑴『虹の影』

⑴『虹の影』



虹に影なんかできないだろうが、それにしても、憂鬱な朝だ。煙に巻いた言葉たちが、脳内をぐるぐる回っている。俺のための人生などというものが、一向に現れない以上、眼前を裁断するのが、適しているのだろうか。



憂鬱な朝には、缶コーヒーが良く似合う。訳の分からない、我々の我々が、空位となり、常軌を逸した自動車の暴走が、俺をまた、苛むんだ。例えようのない、事実概念とやらが、目まぐるしく、虹の影という言葉を生み出そうとしている。



結句、我々には届きそうもない範囲で、世界の合理性は前進し、羊の群れを、救いだすのだから。そこになら、影の虹というものは、出来上がるかもしれないが、それにしても、何度も言う様だが、憂鬱な朝だ、もう一度、眠りに入ろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ