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 今日は、欲求不満のまま終わった。なんていうかエッチなことをする気分だったのに、電話がかかってきて、お預けを食らったような気分だ。


 だからこそ夢の中で、少しだけエッチな夢を見ていた。


 その時、強制的に起こされ、頭の中はまだ夢うつつ。夢の続きだと思ってしまった。


目の前にスカートがあった。


 夢の中で目の前にスカートがあったら、めくっちゃうだろ?


 だから俺は思わずスカートをめくった。え? 普通はめくらない?


 特に抵抗もされずめくれたので、やっぱり夢だと思った。なーんだ、夢か。


 肌色の、健康的な太もも。そしてそこを護るようにそびえたつ白い布。その素晴らしい光景を目にした俺は、その光景に感謝を込めて言葉に込める。


「……白」


 瞬間、頭の上に凄い衝撃を貰う。今まで生きていた中で一番の衝撃だと言っても過言ではない。そうして俺の意識は、そこで一度途切れた。


 意識を取り戻した時には、俺は石の上で寝ており、目の前には鉄格子があった。


「――いたっ」


 ズキリと頭が痛む。意識を失う前に、俺は何か素晴らしい白い物を見ていた気がするが、それが何か思い出せない。クソ、なんだっけ……


 そんなことをウンウンと考えていると、隣の牢屋から声がかかる。


「隣の方、少し静かにしてくれませんか」


 バッと俺は耳を立てる。隣から聞こえてきたのはセクシーそうな女性の声。俺は牢屋生活も悪くないと、感じ始めていた。


「これは失礼した。しかし、こんなところに入れられて私も不安なのです。良ければ、私の雑談に付き合ってくれませんか?」

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