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到着

「お嬢様、王都新聞が届きました。」


ノアが、シャーロットに今届いたばかりの新聞を渡してくれる。



エマと二人で、新聞を読む。

「まあ、エマ!ギルバートが裁判で証言して、お父様達を殺したのは、ゲルトランだと証言したのですって。そして、ゲルトラン達は、王太子殿下ご夫妻の暗殺未遂とお父様達の殺人、そして違法の麻薬栽培で有罪、死刑の判決が決まったと書いてあるわ。」



「まあ!本当に、お嬢様、よかったですね。おめでとうございます。旦那様達のご無念を晴らすことができ何よりでした。」


「ええ、それに、ここには、ギルバートが、侯爵様の養子となって後見されることが書かれているの」



「ノアさん、これは本当のことなの?」



新聞を持ってきてくれたノアに尋ねる。



「はい、間違いございません。旦那様からも私宛にその準備をするようにとの手紙が参りました。ギルバートさまは、このあと、王都の貴族院に編入するように家庭教師をつけてテストを受けさせるとのことでございます。シャーロットお嬢様も養女としてお迎えしたいと私どもにはご連絡いただいております」



「まあ、なんて素晴らしい。どんなに感謝しても感謝しきれないわ。でも、私が養女なんて烏滸がましいわ、どうしましょう」

とシャーロットがびっくりする。


「お嬢様、お嬢様は、ゼオンのために、ハーブやその加工品を開発されたり、ペリエで多くの患者さんを助けられましたわ。ペリエの住民もゼオンの街の人たちもとてもお嬢様には感謝しているのですよ。ご養女になられるのを反対する方はいらっしゃらないと思いますよ。無論、アーサー様とすぐご結婚されるなら別とは思いますが・・」


「そんな、私がアーサーとすぐ結婚なんて・・」


シャーロットは真っ赤である。前世でも恋愛経験がゼロであった美咲にとって、結婚とは遠い世界の話くらい遠かったのだ。



「おや、馬の音が。どなたかお客様がいらっしゃったようです。失礼します。」



とノアが退出する。


「お嬢様、ギルバートさまにぜひお手紙を。私たちが喜んでいることをお伝えください。トーマスに日持ちするクッキーとかを焼いてもらって一緒にお届けしましょうか。」


「そうね、急いで送りましょう。何かお祝いの品も用意したいわ。刺繍したものが良いと思うの。きっと学院に入学するとなると、ネクタイやハンカチなども必要よね」


ドアがノックされる。

ノアが、


「お嬢様にお客様です。」

と微笑みながら案内する。



アーサーが立っていた。


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