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出陣

「失礼します! アーサー イーズス、入ります。」


「入れ」


騎士団長室に入室する。イーズス伯を始め、第一から第五までの騎士団長が座っている。


これは...


「アーサー イーズス、今日をもって第二騎士第一隊隊長を命じる。」


「はっ!」


と敬礼する。


そして、


「王国北部の外国山賊の騒動を鎮圧してこい!」


と命令が降りる。



「拝命しました。アーサーイーズス、第二騎士団第一隊とともに率いて騒動を鎮圧してまいります。」


ローヌ王国北部と接するナーベラ国が政情が不安定で、このところ、治安がよくない。



最近になってナーベラ国の山賊が国境をこえて王国に侵入し、村を焼き討ちにして食べ物を奪ったり女子供をさらって行くという報告がきているのだ。一部はナーベラ国の兵士崩れもいるらしく辺境の兵士だけでは手こずっているとのことだった。


どうもこのところ、周辺国は、落ち着かない。ローヌ王国は、北と南にナーベラ国とエクア国と国境が接している。北東部の一部は、ドルミカ王国と地続きだが、円弧のような形をとるドルミカ王国とは、アクア海を介して向かい合う形となっている。



西は、やはり海だがその向こうのスコール国という島国がある。50年前には、ドルミカ国と戦争があり、軍を率いて戦い、こちらの勝利でお互い講和条約も結んだが、油断はならない。前回は海戦も繰り広げられた。漁業権や、アクア海の通行権で小競り合いが続くうえ、ドルミカ王国の海賊がまた問題を悪化させる。エクア王国とスコール国が友好的なのが救いである。この状態で今度はナーベラ国の政情不安定である。早めに対応する必要があった。


騎士団長室をでると部屋の扉の外で待っていたオスカーが当然ついてくる。



「若」


「ナーベラ国の国境の鎮圧に行くぞ」


「御意、すぐに準備を始めます。」


第二騎士団に戻るとすでに、ショーンが待ち構えていた。


「若、隊長への任命おめでとうございます。史上最年少でございますな。ご武運をお祈りします。」



「ショーンか。何、そんなに時間がかかるとは思えない。その間は、父上を頼むぞ。それから、子爵の調査も忘れるなよ。」


「御意。オスカー、必ず若をお守りするのだぞ。」


「はっ!我が命に代えましても。」



「どうもこの山賊騒動、未だに鎮圧に時間がかかったのが気になる。もしかしたらドルミカ王国が裏で関与しているのかもしれないな。さっさと鎮圧してしまうぞ。」



第二騎士団の第一隊はこうして北部へと旅立ったのだった。


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