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8月17日その2


”緊張しましたぁ”


『全然大丈夫だっただろ』


私がお父様と1曲踊り終え、すぐにダンスホールから外れた壁際へ逃げました。

正直終わってからの方が足がふらふらでした。

もうこれで帰れると思っていたのですが、声を掛けられました。


『息子のエドワードだ、クラスは一緒だったかな』


現国王のブレイク国王と、後ろにはエドワード王子。




『一曲踊っていただけますか、マリー侯爵令嬢』


エドワード王子、正装姿は初めて見たので一瞬誰か分かりませんでした。

お父様に背中を少し押され促され、差し出されたその手を取りました。


2曲目だったのでだいぶ周りを見る余裕ができて、

学園でも見た生徒が何人もいることに気が付きました。


よく競技場で練習をしている先輩に、先生、美しく着飾ったシャルル様、騎士の正装のジルとカルロス。


私たちに注目が集まっていることに気がつきました。

私はエドワード王子にリードされながらそのホールの真ん中へ、戻って行きました。


私もまさかエドワード王子と踊ることになるなんて、考えもしませんでした。




『本当に、あなたは美しい』


いつもはよく笑っているエドワード王子が今日は外交用の真面目な顔つきでそんな事を言われたので、ドキドキしてしまいました。


”あぁ、この人は次期国王様なんだ”となぜか納得してしまいました。


曲が始まり、自分で言うのもなんですが、うまく踊れたと思います。



2曲目を踊り終わり、戻ってくると見知らぬ人がお父様と話している最中でした。



『マリー令嬢、いつも娘のシャルルがお世話になっています』


シャルル様のルメートル家は代々国の財務の管理をしています。

今の代表はこの方シモン・ルメートル公爵。


なんと、国王様とお父様、ルメートル公爵は学生時代の同級生だったんです。

同じクラスで寮で一緒に生活をしていたというのです。


どうりで仲がいいとおもいました。


『いつもフレデリックに招待状を送ってるんだが、なかなか良い返事をもらえなくて』

『私もシャルルとデビュタントしたよ、可愛くてね、懐かしいなぁ』


有名な貴様の方と父は仲良く話していました。

今日はなんだか父の新しい一面を見れて嬉しかったです。



マリー


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