6月17日
6月17日
愛する婚約者様
今日は前期試験の2日目でした。
問題の実技の試験は、結果を見てからお話します。
正直とてつもなく自信がありません。
私は初心者クラスの試験です。
経験者クラスもありますが、どちらもある既定のラインをクリアすればいいことになっています。
後は結果を待つだけです。
総合成績は後日掲示板に張り出されることになっています。
その後立ち寄った温室でエドワード王子に会いました。
同じクラスですがなかなか私には会話する機会はありません。
けれど、思ってたよりもずっと優しい方でした。
『1週間も体調を崩した時は心配したよ』
『同じクラスですから』
”エドワード様はどうしてこちらへ?”
私はよく温室に来ますが、ちょっと中の温度は熱いので管理している先生や部活動の生徒方しか見かけたことはありませんでした。
『1人になりたいときはここに来るんです』
『学園でも帰っても、人のいない場所は少ないので』
そういってエドワード王子は私に少し困ったように笑いかけました。
”すいません、私もしかしてお邪魔ですか?”
手が届かない方だと思っていましが、なぜか人間味を感じました。
『今日は試験が終わってリフレッシュに来てるので』
『ぜひ、居てくださる方が嬉しいです』
挨拶はしたことはありますが、こんなに長くエドワード王子と話すのは初めてでした。
今回の試験の事、実技はジルに負けて悔しかった事。
私が休んだ1週間の事。
食堂のパンはもっと種類を増やしてほしい事。
エドワード王子はパンが大の好物のようですよ。
マリー




