表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
その瞳に映る色は何色か  作者: 乃月美優
16/18

次の国へは。

先日の作戦から現騎士団長が王政を担うことになった。

青の国は活気も溢れ何者かに指示を受けて王室を守っていた警備兵達に罪は無いという事で路頭に迷う人も一切いなかった。

ギルドの奥に隠れていた拠点も城内へと移し、会議室まで用意されることになった。

少し埃っぽい宿もよかったけれど、私の寝室も客間として借りることに。

これだけお部屋があっても使われないんじゃ勿体ないからね。

ただのんびりはしていられない。今いる青の国はこれだけ活発になったといえど、ここに来た時は今にも人が消滅してしまうのではないかという程、秩序が不安定だったのだ。

他の国も今そうかもしれないと思うと、そうのんびりしていられる話ではない。

今問題になっているのは、どの国へと足を運ぶかというところである。私達が青の国代表として他国から見られる以上、無礼があってはいけないということが最大の敵である。相手側の癇に障れば最悪敵対することになる、というのも視野に入れなくてはいけない。すると簡単に決めるという訳にはいかないのだ。

そこでチェシャ猫の情報を借りることにする。

赤の国は赤い薔薇に鋼鉄の茨を組んで国に近寄ることすら阻んでいるという。

緑の国はハイエルフたちは怯え森の奥へと身を隠し、国の入口には魔術的付与のされた通称迷いの森が作られているという。

ここから考えられるに、どの国も怯えており拒絶しがちな姿勢をとっていることが分かる。

迷いの森へは案内人と呼ばれる人がいないといけないので、まずは赤の国へと出向くことが消去法としてだが決まった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ