不意打ちでも勝ちは勝ち
黒沢は片膝をつき、えぐられた左肩を押さえながら燃えるような痛みに耐えていた
「殺せるもんなら.....殺してみやがれ...よーく狙えよ、俺の眉間だぜ...!」
「感心します、この状況で、虚勢を張るなんて」
シュトッ! カキンッ!
「なっ...!」
発射された刀身を黒沢は十手で弾き、串刺しを回避
「ふんっ!」
「っ!」
隙を突き黒沢は低空で蹴りを入れ、彼女の両足を払う
「よしっ!」
続けて十手の鉤で手首を......と、その時
シュトッ!ザクッ!!
「なぁぁぁ!!」
彼女の隠し持っていた二本目のスペツナズナイフが黒沢の右足に深々と刺さる
「ぐっ!...あっ!」
痛みに耐え、膝をつくことは防ぐ
ズシャ!カチャンッ!
「痛っ!」
ドサッ...
だが、再び刀身はナイフの柄に戻り、右足から無理に引っこ抜かれた刀身の痛みに膝をつき、十手も手からこぼれ落ちる、そして刀身は二本ともナイフの柄に戻っていた
「死ね....化け物!」
彼女はナイフを発射させず、右手のナイフをそのまま黒沢の頭に突き刺し....血が飛び散る
「....っ!」
だが黒沢はナイフの一撃を素手で受け止めていた、その握った手からは血を垂れ流し、彼女を睨みつける
「っ!.....俺はまだ、死ぬ訳にはいかねぇんだよ!!」
「なっ!」
───瞬間、彼女の体は宙に舞っていた、突き出してた右手首と胸ぐらを掴まれながら
ドンッ!!
黒沢は右足で思いっきり踏み込み、両腕の筋肉に力を込め、体を大きくひねり
「はぁぁぁ!」
バンッ!!!!!!!
全力の背負い投げを決めた
頑張ります、お願いします