白猟団vs爆列怒
「着きました...」
響く金属音、鳴り響く銃声.....到着した宮根高校ではまだ二グループの乱闘が続いていた
「おいおい、規模がデカいとかそんな騒ぎじゃねぇだろ....『白猟団』の奴ら拳銃まで使ってんじゃねぇか」
そんな奴らにここまで持ちこたえた『爆列怒』もスゲェけどな....
「で、この状況、どう止める?」
「大丈夫、ちゃんと策はあるから.......おいこっちを向くな...その無感情な目でこっちを見るな!」
何コイツ? バリバリ見てくんだけど?
「さてと...やるか」
「.....? 何故、メガホン?」
「あ~あ~聞こえますか~特に『爆列怒』の人達~」
バキッ!バコッ!ドスッ!オラァ~!
聞こえてねぇな
「お前、俺の後ろに居ろよ」
「え、何で、ですか?」
「聞こえるとこまで近づくから」
そして黒沢はケンカを行ってる集団えと近づき、メガホンを構え
「おいお前ら~聞け~」
「「「あ?」」」
数名がこちらに気づく
「るっせえな! 誰だテメェ!」
「部外者は黙ってろクソが!」
「コスプレイヤーは帰りやがれ!」
「おい誰だ~!今コスプレイヤーって言ったのは~!これは作業着だ~!」
そんなに変なのか、この法被って
「おい、待てよ....緑の法被って...アイツ黒沢じゃね?」
「え? 黒沢ってあの黒沢?」
「オイ、腰に十手もあるぞ」
「マジか! 本物!?」
「でも何でここに?」
おっ? ざわついてきたな やるなら今だ
「おい~聞こえるか~お前r」
「黒沢がなんぼのもんじゃ~!!」
「族長達の邪魔をする気だ~!!」
「「潰せぇ~!!」」
は? 何なんだ....この人の話を聞かない連中は....
ピキッ
「死ねや! 黒沢!」
バキッ!
「ゴフッ!」
ドサッ
.......................!?
アイツらは何を驚いてるんだ? 俺の裏拳を食らった男が宙を舞って気絶しただけだろ...
「あ~今のように邪魔する奴は公務執行妨害で鉄拳制裁だからな~.....話、聞いてくれるよね?」
「聞くな! 囲め囲め!! 囲んで袋叩きにしてやれ!!」
はぁ......学習しない連中だな....
「喜べファイル、初任務だ........死なない程度にぶち殺せ!」
「ラジャ」
ノリ良いなコイツ....
「やるぞ! お前ら!!」
「「「おぉぉぉ!!!」」」
黒沢も指をバキッバキッと鳴らして身構える
「かかって来いよ.....テメェら全員約束通り...鉄拳制裁だ」
────────────翌日───────────────
あの乱闘は『爆列怒』の勝利で決着がついた
「いや~大変だったな...鉄拳制裁」
いや....本当に....あんなこと言わなきゃ良かったな....おかげで相手がどんだけ武装しようが俺は拳だけで戦ってたからな....
「『白猟団』、全員逮捕、驚きです」
なんと『白猟団』は拳銃を使ってただけじゃ飽き足らず、車で校舎に突っ込んだり、火炎瓶などや日本刀も使用してた為、器物破損や銃刀法違反...その他もろもろで『白猟団』全員は警察のお世話になった
コンッ コンッ
依頼人か!?
「どうぞ」
ガチャ
入ってきたのは黒髪で目つきが悪く、バイク用のゴーグルを首からかけていて、見るからに不良っぽい青年だった
「依頼?」
「....うっす」
そう言って青年は一枚の紙を黒沢に手渡す
「........何これ?」
「履歴書っす」
何を言ってんだこの青年は
頑張ります、お願いします