パンクの口からはサプライズしか出ねぇのか?
「人って....どういうことですか!?」
「この婆さんの悪い癖だよ、行き場の無くなった人をすぐ店で雇ったりしてんだよ」
依頼人はなぜか安堵の表情を浮かべた
「何だ...もっと悪い事かと...」
「私だってだれかれ構わず拾ってる訳じゃないさ、見込みのありそうな奴の面倒を見てるだけさね」
何かっこ付けてんだこの婆さん
「ふざけんな! 拾ってくるたびに場所代せがまれるこっちの身にもなれ!」
「ほとんど払えてねぇくせに何逆ギレしてんだテメェ!」
「仕事があるときはちゃんと払ってただろ!」
「時代遅れの格好してるくせに知名度が低いから仕事も滅多に入ってこねぇで、払えてなかったじゃねーか!」
「誰が時代遅れだ! これはな...」
バンッ!
「あの! こんな事してる今でも抗争は続いてるんです! 只でさえ一人で人手が足りないかもって時に何してんですか!」
鳴り止まない口論についに依頼人がキレた
「なんだい黒沢、人手が足りなかったのか?」
「デカい仕事で...ちょっとな」
なぜが婆さんがニヤついてるが、嫌な予感しかしない
「人手が足りないって言うなら....おい、黒沢?」
「....なんだよ」
「ここで交番勤務出来てるのは、誰のおかげだ?」
「....婆さんだけど」
何が言いたいんだこのババア
「だったら恩義に報いるべきだよなぁ?」
「何だよ! 何が言いたいんだよ!」
そしてその不気味な笑みをヤメロ!
「お前、この前拾ってきた奴を...交番で雇え」
「は?」
頑張ります、お願いします