え、交番勤務ですが何か?
初めての投稿です、お願いします
「やめて! やめて下さい!」
「だったらさっさと暗証番号言えよ、早くしないと焼き上がっちまうぜ。」
脅している男の手には鉄の棒が握られていた、そしてその先端を複数の男がガスバーナーで焼き上げている
「知らない! 本当に知らないんだ!信じてく」
ガンッ!
「知らねぇ訳ねえだろ!テメェの会社だろ?だったら番号設定したのもテメェじゃねえのか?あ?」
「そ、それは....」
男はついにしびれを切らし鉄の棒を脅されてる男の性器に向ける
「もういい、今度は体に聞こう....もしかしたらショックで思い出すかもな...ハハハ」
男は冗談を言うかのように笑い、しかし棒の近づく速度は変わらず鉄の棒は、ほぼゼロ距離までになっていた
「熱! 熱い! やめ!....助けて!」
「呼んでも来ねーよ、さあっ本番だ..玉と竿どっちがいいか?」
質問され沈黙が続く.....
「どっちも嫌だ...」
ジュ~!
室内に焼ける鈍い音と断末魔が響き渡る
「がぁぁぁ!!!」
「男らしくないこと言ってんじゃねえよ! テメェは玉なし確定だ!」
睾丸に熱した鉄を押しつけ焼いていく、男はその行為に何の躊躇もなく、ただ笑ってその行為を楽しんでいた
「アニキ、ちょっといいですか?」
「あ?今いいとこだろうが!」
部下に楽しんでる所を邪魔され不機嫌になりながら鉄棒から手を離す
「チッ!...で、なんだ?」
「はい...ドアの前に人影がありまして」
「あ?それがどうしたよ」
「それが、ソイツ...緑の法被に腰には十手がありまして」
部下がドアの向こうにいる人影の特徴を言った瞬間、男の顔色が変わっていく、それは周りにいた部下も同様であった
「おい、それって...黒沢」
ガンッ!ガンッ!ガンッ!
扉の叩かれる音に、その場の全員が肩を上げ驚く
「あの~!警察ですけども~!行方不明になっている田中 祐介さんの目撃情報がここであったので、開けてもらいませんか~?」
「アニキ! こいつを探しに来たんッスよ!」
そう言って部下が指を指した先には睾丸が焼けただれ、白目をむきピクピク痙攣してる田中 祐介がいた
「あの~!いるの分かってるんで~!そちらから開けないなら、10秒後にこっちから開けますね~!1...2..」
カウントダウンが始まり、周りは慌てふためき動揺する
「アニキ!強行突破されますよ!どうしたら!」
「バカ!落ち着け、ここの廃工場の出入り口はあそこの表と裏にしか無い、それに扉は鉄で出来てんだ、車でも突っ込まない限り開かねえよ」
「9...10...よし!開けますね~!」
カウントダウンが終わり静かになる、その場には緊張感が漂っていた
「フッ、開けれるもんなら開けて見やがれ」
「ヒュッ!」
ドンッ!!バンッ!!!!
ドアの向こうで息を吐く音と同時に、強く踏み込む音、何かがドアに激突する音が聞こえた...だが扉は開いていない
「な...何だよ驚かせやがって、オイ!裏からずらかるぞ!コイツは別の場所で尋問だ」
「「「はい!」」」
男達は荷物を片付け裏の扉から逃げる準備をし始めた
「ヒュッ!」
ドンッ!!バンッ!!!!バキン
「まだやってんのか、たく...何度やっても同じだっつうの.....ん?バキン?」
聞き慣れない音に気づき、冷や汗をかきながら恐る恐る振り返る
ギギギギ~
そこには鉄の扉をこじ開けながら中に入る一人の岡引がいた
「アイツ、マジで扉を!」
「ど~も初めまして、巡査部長交番勤務の黒沢 剣太郎で~す」
黒沢は法被から警察手帳を取り出し、男達に見せつけ大声で名乗った、それを聞いた男達は動揺はしたものの戦意は失わず各自で拳銃やナイフを構える
「テメェどうやって開けやがった!?」
「え.....発勁だよ、発勁...知らない?」
その後黒沢は発勁という技について男達に説明していたが、説明を聞いたところで黒沢が素手で鉄の扉をこじ開けた事実に変わりはなかった...
「扉開けたぐらいでいい気になるんじゃねえよ、こちとら14人、テメェは1人、舐めてんじゃねえぞ!」
いきり立つ男達を見た黒沢は少し頬を和らげ、腰から十手を抜き、男達に突きつける
「話し合いより実力行使ってか......あんたらは犯罪者だが、そう話が早いところは好きだぜ」
お互い睨み合い、その場はまさに一触即発
「かかって来いやぁ! 全員お縄につかせてやるよ!!」
「テメェら!黒沢をぶっ殺せ!!!」
それから数分間その工場からは男達のうなり声に拳銃の発砲音と鉄と鉄の交じり合う金属音が響いたという
頑張って行きます、お願いします