第39部
クリスタルの部屋でベッドに寝ていたリユが目覚めた。
「あら、まだ夕食じゃないの?」
「ああ、そう言えばお前がいたか。お前はこれからこの宿に居残りだ」
「あら、うふふ。あたしがそんな言うとおりにすると思うの?」
「暗黒の回廊ではお前に助けられたけど、今回は、そううまくはいかない。俺たちが向かうのは聖王ジョー・デウスの暗殺だ」
「……」
「お前はこの宿で待ってろ」とクリスタル。
「うふふ、どうしようかな~」
リユはクリスタルの暗い顔を見て、黙った。
クリスタルは何とも言えない暗い顔をしていた。
リユはそっぽを向いて答えた。
「わかったわ、じゃあ大人しく私はここで待ってる。ハイプリエステス市は、女教皇様の町でお菓子屋が多いから、この町はお菓子が美味しいもんね。この町でお菓子を食べ尽くしして、待ってるわ。この町はチョコレートと砂糖菓子が最高なのよね~」
「お前、その剣はこの町の持ち物預かり所に預けて行け」とグリシュ。
「ああ、分かった」
「その剣は俺が触れれは即命を失う。それほど危険な剣だから、預ける時、そのことを言ってお前が直接出し入れしろよ」
「それは必要ない、この剣は状態を変えれるのさ」
「?!」とグリシュ
クリスタルは妖剣ダイモスを普通の片手剣の魔法剣に変えた。
「これならおまえが触れても大丈夫だぞ」
「あたしもこれなら触れるわよ」とリユがクリスタルの剣に触った。
「ほらね、平気でしょ」
「そ、そうか」とグリシュは触る気はない様子。
「この状況なら、だれが触れても安全さ」とクリスタル
「じゃあ、とにかくその剣を預かり所に預けてこい。俺が預かることはできんからな」
「ああ、わかってる」
クリスタルは、女教皇市の持ち物預かり所に魔法剣モードにした妖剣ダイモスを預けた。
グリシュは右手をあげた。
クリスタルの周りの景色が女教皇市の下水道の中に変わった。
女教皇市の下水道の中で
クリスタルはグリシュから作戦を聞いた。
辺りはまたクリスタルの宿の部屋になった。
「王都ラフレシアの西の酒場で待ってる」
と言うとグリシュは、
クリスタルの部屋でつむじ風になって、バタンと窓を開けて消えた。
女教皇市から王都ラフレシア行きの駅馬車に乗り、クリスタルは一人王都に向かう。




