表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
みぃちゃんと僕  作者: みどりちゃん
第一章 みぃちゃんとぼく
8/41

8話 みぃちゃんの少し変な話

いつも読んでくださってありがとうございます。

スマホで執筆するのもいいものですね。手書きより早いです。

 「占いって信じる?」

みぃちゃんに聞かれた。

 「信じるかもしれないけど。でも、嘘だと思う。」

僕がそう答えると、みぃちゃんは変な話をしてきた。


 「前に私のパパが、お付き合いしている人だと言って紹介してくれた女の人がいるのね。その人が言うの。『私は売れない占い師です。』って。なに言ってんの、と思って馬鹿馬鹿しくって、放っておこうとしたんだけど、かわいそうじゃない。だから、じゃあ何か占ってって頼んだわけ。そうしたら、円盤みたいな形の表みたいなのと、バチの束をごちゃごちゃして、『明日、学校で人気者になるでしょう。』だって。私、ひきこもりなのにね。それで、私ひきこもりなんだけど、って言ったの。『じゃあ、学校に行きたくなるでしょう。ついでに人気者になるでしょう。』って。そりゃあ、売れないわ。売れない占い師だわって思ったわよ。なにが、『じゃあ、』よね。『ついで』って何よ。本当、パパも変な人と知り合うんだから。」

 「みぃちゃんのパパさん、モテるんだね。いいね。」

 「えっ、そりゃあ、もてないよりはいいけど。だからってねえ。占い師の売れないし、なんてそうそう出会わないわよ。占いなら、おみくじでもなんでも大人気の国なのに。」

 みぃちゃんは首を振ってコーラを飲む。

 「でもね。その女の人、おもしろかったのよ。お笑い芸人さんよりおもしろかったわ。芸人としては売れたはずね。」

 そう言ったみぃちゃんはコーラを飲み干して、売れない占い、売らないしー、と言っている。


 みぃちゃんは女の人がおもしろい人だと言っていたけど、僕はみぃちゃんが一番おもしろいと思った。

みぃちゃんの変な話、を読んでくださって、本当にありがとう。とてもうれしいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ