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小説1の1  作者:
1/1

序篇

初めての作品なので変だと思いますが、

読んでいただけると嬉しいです!

『...たすけ..』


『たすけ.よ』


まただ...

また聞こえる。

あの日からずっとこの声を聞き続けてる。


奴等は必ず私の耳元で壊れたテープかのように同じことを何度も繰り返している。

あの日からそうだった。

十年前のあの出来事で私の日常がすべて変わった。


事故で両親が死に、孤児になった私はある人にひきとられた。

すごい気まぐれな人で、強いて言うなら変な人だった。

でも、悲しみの中、不幸のどん底から救い出してくれたのは、

間違いなくあの人だった。


幼稚園で初めて奴等の声が聞こえた。

先生や皆に話しても、気味が悪ガレただけで、私はその空気に耐えられなかった。

あの人に相談しようと思った。

でも、また気味が悪ガレたらどうしよう。

変な子だと思われ、捨てられるかもしれない。

それが嫌だった。

あの人を信じられない自分が嫌だった。

あの時私は何故あの人に相談しなかったのか、

相談していればあんな事にはならなかったかもしれないのに...


私は奴等をほっといた。

いつの間にか見えるようになった。

見えるようになって初めて気付いた。

これは霊感だと。

それは小学生になって後半で気付いた。

でも気づかなくても良かったかもしれない。

気づかない方が良かったかもしれない。


そんなある日事件は起こった。

今日は久しぶりにあの人と出掛けた。

案の定奴等はそこにいた。

ふとあの人の回りの空気が冷たくなった。

目線は何もないビルの屋上。

いや、私は見えた。

目深にかぶったフード。

足元まで長いコートの裾。

間違いない。

奴等だった。


「お前は、見えるんだろぅ」

ドキッとした。

何を指しての見えるのかが分からなかった。

もし奴等を指していたら...

でもその確証はない。

「お前は、嘘が下手くそだな。

見えていたんだろ。オメーの親が死んじまった時からずっと、

ずっと、隠し通して来たつもりだろうが、

俺には全部わかっちまう。」

あの人はそう言って、私の頭を撫で

タバコ吸ってくるわと言って何処かに行った。


私はドキドキが止まらなかった。

焦りと驚きと嬉しさで。

でも思いもしなかった。

次に会う時は、ないと言うかとが。





続く




初めての作品どうでしたか?

と言ってもまだ分からないですよね...

続くので見てくれると嬉しいです!


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