第二層に挑む
リレー小説第26話です。
担当 :靉靆
代表作:枯れゆく時に思ふこととは(http://ncode.syosetu.com/n6322bi/)
未来達はアイリーン達が戦闘を開始する直前に敵軍の背後にひっそりと転移してきた。
目の前には第二層へと繋がる結界の回廊があるが周囲にいる多くの魔物の誰一人も気がつかない。
「ほんとすごい力だよな……」
その絶大なる効果に苦笑するしかなかったのは未来である。
彼の手には現在、小さな黒い箱が収まっている。
その箱の中心には円状の透明な板が貼られており、上部には小さなボタンのような物が複数付いていた。
「普通のカメラにはこんなステルス機能なんてないし……さすが『神原幸治科学武器』だ」
そう言って未来達は『神原幸治科学武器No.10』と書かれたカメラを手に第一層を素通りした。
結界の回廊は二メートル程で終わり、すぐに第二層へ到着した。
「よし、それじゃ俺達はここで一暴れだな」
そう言ってアルタルは気合を入れるために体の関節をゴキゴキと鳴らしていた。
「未来君、君たちは早く中心層へ行ってください」
セルスが未来達を早く行くようにと促した。
「わかりました。また後で会いましょう」
そう言うと、未来達は再び第二層と中心層の境目へと転移した。
その場に残ったのはアルタル、セルス、フィー、カーリン、フィガットの五人だった。
「私も頑張る」
フィーも気を充実させるべく気合を入れる。
「僕も負けはせぬぞ」
カーリンが姿勢を正して精神を統一させる。
「それじゃ、オレも負けてらんないな」
フィガットは相変わらず気だるそうに言う。まるで台詞と噛み合っていない態度だが、見る者が見れば隙が消えているのがわかることだろう。
「そんじゃ、さっそく始めようか」
アルタル達は数こそ多くない物の一体一体が大きく、強靭な魔物をにらみつけた。
そして、第二層の戦いが今ここに幕を開けたのだった。
メンバー不在による代打執筆です。
第二グループは次の担当者「長谷川 レン」さんがメインで執筆することになると思います。
なので、今回はその布石として繋ぎ回を短めに展開させていただきました。
次話をどうぞお楽しみにです♪
靉靆




