突然と離宮の生活が始まった
肌に少し寒い感じがした
しかし、心地よいぬくもりも感じる、これはなんだろうか?
「むにゃ・・・ん~、ってここどこ?」
寝起きなためか、未だ頭はぼ~としていて状況が読み込めない
私がいまいる場所はどこかの高級ホテルっぽい感じの部屋のベットの上
何故高級ホテルっぽいかというと、地面に高そうなカーペットが敷かれていて、壁にはなにやら気品たっぷりな絵っが飾られていたし
部屋の家具は、椅子も机もピカピカ
窓の外は晴れていて、丁度太陽が東の山から出てくることが見えた
どうやら今は朝らしい
しかし、私は昨日こんな高そうなベットで寝た覚えはないのだけれど?
そう、確か昨日は馬車でよって気持ち悪くなってそしてえっと・・・・
「ようやく起きましたか?」
昨日の事を思い出そうとしている私に、この部屋の扉の外から聞きなれた声が聞こえ一安心した
「ソフィアね? 入ってきてちょうだい」
私の声に反応して、扉が開き外に待機していたであろうソフィアがいた
私を見るなり、ソフィアはおじきをして中へと入った
「ねぇソフィア? 私昨日の記憶、寝た記憶がないのだけれどどうしてなのかしら?」
「いえ、知りません。 ただ私が馬車の中で気持ち悪くなって吐きそうになっている主人が気持ち悪かったので、すこし多く睡眠薬と気絶と言う名の睡眠を誘った、と言う位しか私は知りません」
「いや、それで十分知ってるよね!? っていうかソフィアでしょ!! ソフィアが原因でしょうが!!」
そうだ!! 思い出したよ思い出した
昨日、馬車の中で気持ち悪くなった私に、気持ち悪さがなくなる薬をくれるとか行って白い粉を飲まされて、眠りたいっていった私にすぐ眠くなるからといって変な物体を押し付けられて、一瞬の痛みと共に意識が遠のいたような・・・・・
「ソフィア!! あんたがそういう子っていうのは知ってるけど、首にスタンガンって死ぬって!!」
「はぁ、ああいえばこう言う。 まるでお子様ですね」
「まって、私は多分悪くない!!」
なんだ、その言い方!
私死ぬかもしれない所だったんじゃないか!?
「私、どれくらい寝ていたの?」
「・・・・・まる一日です」
どうやらそろそろ私の命の危険性を考えなくてはイケないみたいだな
「それはともかくとして、今日の予定を説明したいのですがよろしいですか? ついでにここはアデイル帝国の帝都の離宮の寝室です」
「あぁうん、多分そうじゃないかとは思っていたから驚きはしないわ、驚くとすれば丸一日寝かせられることとなったソフィアの睡眠薬の力よ!」
一体どれだけの量を主の私に盛ったんだ?
「そんなことはいいです、では話しますね」
そんな事って・・・、この子最近怖いわ
「今夜、ヴェザイン殿下主催の歓迎パーティーがあります、開始時刻は18時からで17時50分までには会場入りしなければならないのでそのつもりで」
「ヴェザイン殿下って、ここの第一皇子だよね? 私がここに来る理由となった例の」
「そうですね、その他にもこのパーティーには、第二帝位継承者であらせられるザリーア殿下、それから帝国四大侯爵と皇帝様そして子爵家以上の帝国貴族の方々が出席、そして今回の主役の各国の姫総勢40名のパーティーです」
パーティーかぁ、あんまりいいイメージがないんだよね貴族のパーティーってさ
私が祖国のカサリア王国でパーティーにでたのは8歳のころで王族としては遅い方だった
カサリア王国の貴族は、他の国の貴族と比べやさしい方だと言われているみたいだけど、それでも小さいころから見てきた私から見れば面倒なところでしかなかった
王族として出た初めてのパーティーでも、それいがいのパーティーでも私は王族のリーナとしてしか見られることはなかった
それは極当たり前の事で、しかたのないことだったんだけど「王族のご息女と話せるとは光栄な事です」とニコニコしながら、私よりも小さい子に言われたとき、貴族社会とはこういう社会なんだと知ることになった
タダの王女としてのリーナなら当たり前に受け入れていたであろう、そんな些細な言葉だったが前世の記憶を持っていてそんな言葉を言われたこともなかった私は、何もかも違う身分のあるこの世界に愕然とした
フレンドリーに話すとまわりの人に、話した相手は王族と親しい間柄と噂されて、その噂に舞い上がったフレンドリーに話しかけた人は他の貴族の前で威張ることがある
だから王族はけっして笑顔を見せず、気を許すことも口調を崩すこともしてはイケない
面倒な場所であった
「確か、ドレスは持ってきていたはずよね?」
「はい、既に昨日のうちに隣の部屋の衣装部屋へと運んでおきましたので、後で選びましょう」
「そうね、で? 今日はそれ以外には何もやることはないのね?」
「はい、ですが今日はまず荷物の整理をしなくてはいけないかと思います」
私が持ってきた私物は少ないけれど、家具や衣類それに本なども仕舞わなくてはいけないのだ
使用人が侍女のソフィアだけなので、私も手伝うことになっている
「本当なら私一人でやってもいいのですけど」
「ううん、自分に出きることはやらないといけないと私思うんだよね」
「そうですか、やはり変わった子ですねリーナ様は」
「そうかな?」
仕方ないではないか、私は王族リーナであると共に衣佐奈でもあると自負しているのだから




