狂人はアジトを観察する③
「さて、一旦ラスボス前の戦いは終了したか」
千里眼の景色を映した画面には黎明が倒された場面が映っていた。しかし・・・まさかここで運命力の実体化が見れるなんてな。もう終盤だからもしかしたら見れないかもしれないと思ったが予想外の収穫だ。わたしが運命力について考えているとガブリエルがわたしに向かって言う。
「これからラスボス戦に入るんだよね。誰がラスボスと戦うのかな?」
確かにそれは気になるが映像を見ていけば時期にわかるだろう。わたしたちは映像に顔を向けた。
・・・
闇のフィールドが壊れていく。その中には霊太がいた。
「霊太!勝ったんだな!」
龍太郎は喜んだ。龍太郎の方も審問官は倒したようだ。
「さて、ここの重い扉を開けるか」
龍太郎がそう言うと、霊太に突如異変が起きる。
「うっ!」
霊太が苦しみ出す。霊太は静かに膝をつく。
「霊太!大丈夫か?」
その言葉に霊太は心配をかけまいと声をかけた。
「ああ、大丈夫だ。身の丈に合わないカードを使ってしまったから少々反動が返ってきただけだ。くっ!龍太郎!おれはここでリタイアだ。あとは・・
札音を・・・頼む」
「霊太!」
そう言って意識を失う。龍太郎は霊太を確認するが息はある。どうやら眠っているようだ。そして龍太郎は霊太が言った通り一人で扉に向かった。
「札音!絶対に助けるからな」
・・・
扉をくぐった先にいたのはアスタロトだった。黎明は嘘を言ってなかったようだな。龍太郎が入ってくるとアスタロトが話しかけてきた。
「赤い髪?もしやうぬが龍太郎か?」
「お前が・・・アスタロト!札音から出てけ!」
龍太郎の言葉にアスタロトは笑う。
「あはははははは!出会って早々にこんな会話だなんてコミュニケーションがなってないなぁ。妾せっかく体返してあげようと思ったのに返す気無くなっちゃったよ。うぬが余計なこと言うから」
アスタロトは平然と相手を惑わす言葉を吐く。龍太郎はそれに屈しない。
「ならばバトルだ!アスタロト!お前を倒して札音を助ける!」
「・・・ちぇ!もっと反論とかしてくれてもいいのに・・・まあ、でもいいや。切り替えていこう。うん。妾も盤城龍太郎、うぬを殺したいと思っているからなぁ。ああ、うぬが死んだら宿主はどんな反応をするのだろうか。ああ、宿主が暴れてるよ。あははははは!さあ、やろうよ。盤城龍太郎!」
そうして闇のフィールドが展開される。もう二人は配置についていた。
「俺からいくドロー!」
バトルが始まり最初は龍太郎だ。
「俺はミニドラを召喚!」
クリーチャーカード
名前 ミニドラ
種族 ドラゴン
攻撃 500
防御 200
召喚コスト 0
このクリーチャーはフィールドに他のカードがいるとき攻撃できない。このカードがフィールドに出たとき他のカードがフィールドに存在しないならカードを一枚引く。
「カードを一枚引くぜ!ミニドラで攻撃し、カードを裏向きに二枚セット!」
アスタロト 7→6
アスタロトは早速削られた。
「きゃあ!ひどいよ・・・りゅうくん・・・何でこんな酷いことするの?」
「ああ、ごめん!札音!」
龍太郎が反射的に謝るがその瞬間アスタロトはニヤリと笑う。
「なんてね!いやー、今度は妾の想像通りの反応をしてくれたね!ああ、楽しいなぁ。なんて人間は愚かんだろう」
アスタロトはニタニタ笑うが龍太郎は終始冷静を保つ。
「お前がそう言う奴って言うことは師匠から聞いている。俺はお前の策にはのらない」
龍太郎ははっきりと言った。そしてアスタロトは不思議そうな顔をしていた。
「さっきは騙されたみたいだけど・・・それよりも師匠って・・・木間伊月のことかな?あいつは妾が殺したはずだけど、なぜ妾の情報が伝わってる?」
その答えは龍太郎が言う。
「師匠は生きてるよ。病院の三階から飛び降りてもピンピンしてるくらい。どうやらお前は師匠の頑丈さを甘く見ていたようだな」
「え?」
アスタロトはよくわからない単語が出てきて思考が止まる。
「三階から飛び降りる?面白い冗談を言うんだね」
「いや、冗談じゃ無いぜ」
龍太郎の顔はまじだ。アスタロトは今考えても仕方ないと思いそのことを胸にしまう。
「とにかく、生きているならあとで殺しに行かないといけないか。ああー面倒くさい!あそこで死んどけよ!心臓止まってただろ!なんで何事もなく蘇生してるんだよ!」
アスタロトは宿主の勢いが少し回復したのを見て苛立った。そして苛立ったままアスタロトのターンに入る。
「グラシャ=ラボラスを召喚」
クリーチャーカード
名前 グラシャ=ラボラス
種族 悪魔
攻撃 1500
防御 1000
召喚コスト 0
このクリーチャーの攻撃は防御されない。
「三枚を裏向きでフィールドにセット!」
アスタロトは裏向きでセットし、攻撃にうつる。
「グラシャ=ラボラスで攻撃」
盤城龍太郎 ライフ 7→6
そしてターンエンドが宣告されパニックカードが出てくる。
パニックカード (クリーチャーカード)
名前 サルガタナス
種族 悪魔
攻撃 9000
防御 7500
このカードはプレイヤーが使うことはできない。
このクリーチャーがフィールドに召喚されたとき、先行と後行の順番を入れ替える。このクリーチャーは先行のプレイヤーから交互にプレイヤーのストックを攻撃する。このクリーチャーはブロックされない。
アスタロトと龍太郎の位置が変わる。そしてサルガタナスは龍太郎を攻撃する。
「くっ!」
盤城龍太郎 ライフ 6→5
だが龍太郎も負けていない。
「霊太・・・使うぜ!お前のカード!おれは装備カードキャプテン・グリーディの財宝を使用!」
装備カード
名前 キャプテン・グリーディの財宝
このカードはデッキに1枚まで入れられる。パニックカードのターン中に発動したときカードを3枚山札から引いて手札に加える。
龍太郎は山札から三枚引く。しかし龍太郎が不利になったのは変わらない。それに反応してアスタロトは言葉で攻撃する。
「これは妾に運命が向いているようだなぁ」
そう言いながらニタニタと笑みを浮かべているとパニックカードのターンが終わった。しかし龍太郎の番は来ない。
「サルガタナスの効果で順番は逆転する!妾のターン、ドロー」
そして早速アスタロトは猛攻に入った。アスタロトはあるカードを掲げる。
「木間伊月が生きているのならこのカードのことも伝えられているだろう?」
そうして見せつけてきたのは不平等契約のカードだ。アスタロトはそれをフィールドに置いた。
「事象カード不平等契約の効果を発動する」
事象カード
名前 不平等契約
この呪文を使用したターン自分以外のフィールドにある表向きのクリーチャーは全て自分のカードとしてカウントする。 (自分カードとしてカウントするだけで操作はできない)
そしてあるカードが召喚される。
「こい!我が眷属よ!目の前の敵を殲滅しろ!
クリーチャーカード
名前 ネビロス
種族 悪魔
攻撃 10000
防御 10000
召喚コスト 6
このカードを召喚したいとき自身のクリーチャーカードを破壊する。破壊した数×2召喚コストが減る。このクリーチャーは一回の攻撃でライフを3つ攻撃できる。このクリーチャーがフィールドに出たときコスト4以下の種族悪魔のクリーチャーを一体コストを無視して召喚する。
ミニドラ、サルガタナス、グラシャ=ラボラスが破壊され、ネビロスが現れる。そしてさらに効果は続く。
「さらにネビロスの効果発動!コスト4以下のクリーチャーを一体召喚!」
クリーチャーカード
名前 ナベリウス
種族 悪魔
攻撃 8000
防御 8000
召喚コスト 3
このクリーチャーが召喚されたターン自身の種族悪魔の攻撃力と防御力をこのクリーチャーも含めて2000増やす。このクリーチャーは一回の攻撃でライフを2つ攻撃できる。
まだ終わらない。
「フィールドの裏向きのカードからウァレフォルを召喚」
クリーチャーカード
名前 ウァレフォル
種族 悪魔
攻撃 1700
防御 2000
召喚コスト 1
このクリーチャーがフィールドに出たとき相手の手札を一枚選ぶ。相手は選ばれたカードを墓地に送る。このクリーチャーは一回の攻撃でライフを2つ攻撃できる。
召喚された悪魔たちから一斉に攻撃が来る。
「ウァレフォル」
盤城龍太郎 ライフ 5→3
「ネビロス」
盤城龍太郎 ライフ 3→0
ライフが削られていく中、龍太郎はフィールドに一つだけあった装備カードを裏返す。
「装備カード竜の逆鱗発動」
装備カード
名前 竜の逆鱗
このターン相手によって種族ドラゴンが破壊されたならクリーチャーを一体選び破壊する。このカードを発動したのが開始から5ターン以内であれば追加で破壊したクリーチャーの召喚コスト分山札から引き、手札かストックに好きな配分で送る。
「俺はナベリウスを破壊!山札から引いたカードは全てストックに送る」
盤城龍太郎 ライフ 0→3
龍太郎はアスタロトに言う。
「序盤に強力なカードを出すと相手に潰されるぞ」
それにアスタロトは答えた。
「確かに序盤だけ使える強力なカードはあるけど妾はそれすらも突破できると自負しているからなぁ。それに良かったのか?これの効果ならネビロスを消した方が良かっただろうに」
アスタロトは助言するが龍太郎は大丈夫と言わんばかりの顔だ。
「問題ない!俺のターンでいいな」
そうしてアスタロトのターンは終わり龍太郎のターンに入る。
「俺のターン!ドローそして事象カード竜脈暴走発動」
事象カード
名前 竜脈暴走
このカードは開始から5ターン以内なら使える。相手のクリーチャーを一体選び破壊する。破壊したクリーチャーの召喚コスト分山札から手札に加える。
「俺は竜脈暴走の効果でネビロスを破壊!そして山札から六枚追加!」
龍太郎はカードを引くと少し弱気な顔をする。わたしが龍太郎に渡した切り札は龍太郎の手札には揃っていなかったからだ。龍太郎は切り替えてそこから次々と召喚していく。
「ミニドラを一体召喚。そしてミニドラがいる時一枚手札を捨てることでコストを無視してミドルドラを召喚」
クリーチャーカード
名前 ミドルドラ
種族 ドラゴン
攻撃 2000
防御 1000
召喚コスト 2
フィールドにチビドラがいるとき、カード一枚捨てることで召喚コストを無視する。このクリーチャーは一回の攻撃でライフを2つ攻撃できる。
ミニドラは攻撃できないため防御に置き、さらに龍太郎はあるカードを召喚する。
「いくぜ!俺の相棒、紅凶竜ラージドラ!」
クリーチャーカード
名前 紅凶竜ラージドラ
種族 ドラゴン
攻撃 7500
防御 7000
コスト 5
このクリーチャーは手札を墓地に捨てた枚数分そのターンコストを減らす。このクリーチャーは一回の攻撃でライフを3つ攻撃できる。このクリーチャーが相手のクリーチャーを破壊したとき、相手は自身のストックからカードを3枚手札に加える。このクリーチャーがいる限り相手のターン始めにカードを横向きにする。 (前のターン攻撃しても防御できる)
龍太郎はカードを5枚捨てる。龍太郎はカードを一枚セットすると攻撃を開始した。
「俺はフィールドに一枚裏返しでセット!そしてミドルドラでライフを攻撃!」
アスタロト ライフ 6→5
「いけ!紅凶竜ラージドラ!」
ラージドラはウァレフォルを攻撃する。そしてラージドラの効果でライフが削られる。
アスタロト ライフ 5→2
そしてアスタロトのターンに入る。
「妾のターン。ドロー」
アスタロトが笑い出す。
「あはははははは!運が無いねぇ。盤城龍太郎」
その言葉はまるで勝ちを確信したかのような言葉だった。
「さて、うぬはどのようにして殺そうか。木間伊月が生きていたとなるともう確実に蘇生できないように頭でも潰してやろうか?あはははははははは!想像するだけで脳が溶けちゃいけそうだよ」
アスタロトは息を荒くさせる。そしてある事象カードをフィールドに叩きつける。
「事象カード。不平等契約」
「さあ、地獄行きお一人様御招待♪」
アスタロトはさらに自身の切り札を召喚した。
クリーチャーカード
名前 地獄支配者アスタロト
種族 悪魔
攻撃 20000
防御 19000
召喚コスト 6
このクリーチャーはこのターンフィールドにある自分のクリーチャーを破壊した数×2召喚コストが少なくなる
このクリーチャーは一回の攻撃でライフを3つ攻撃できる。このカードがある限り、自分のカード以外のカードの効果で自身のクリーチャーを効果対象にすることはできない。
「これがアスタロトの切り札・・・」
龍太郎は師匠から聞いていたが、想像以上の迫力があり驚く。その反応にアスタロトはつけ込む。
「あれ?もしかして戦意喪失しちゃった?安心して、どうせうぬはもう負けるから。あはははははは!」
アスタロトの不平等契約とアスタロトのコンボにより龍太郎のミニドラ、ミドルドラ、紅凶竜ラージドラは破壊される。龍太郎のフィールドにはもう何も表向きのクリーチャーカードは残っていなかった。
「妾はさらにグラシャ=ラボラスを召喚」
そしてアスタロトが攻撃する。
盤城龍太郎 ライフ 3→0
「グラシャ=ラボラス!とどめをさせ!」
「まだだ!」
龍太郎は最後の裏返しのカードを表にする。
「悪魔祓いの魔法陣を使用」
装備カード
名前 悪魔祓いの魔法陣
コスト3以下の種族悪魔のクリーチャーを一体選ぶ。選ばれたクリーチャーはこのターン攻撃できない。カードを一枚引く。
龍太郎はそのカードを使うがグラシャ=ラボラスは止まらなかった。
「っ!」
「甘いわ!アスタロトの効果でグラシャ=ラボラスは効果を受けない」
そうしてグラシャ=ラボラスの一撃は龍太郎の肩から脇腹にかけて大きく肉を抉った。それを見てわたしは危機感を覚える。
(ああ、これはやばいな)
このままではわたしはゲームオーバーになってしまう。ここから勝つことは可能なのだが、龍太郎はそれに気づくのか。千里眼でこの状況を見ると龍太郎に少し助言をしてやることにする。わたしは龍太郎の走馬灯に入り込んだ。
・・・
もうフィールドには何も残ってない。そして俺はクリーチャーに肉を抉られた。視界がだんだんと揺らいでいく。
(負けたのか?)
龍太郎は死の間際だからなのか時間が遅く感じた。龍太郎は昔を振り返る。
最初に出てきたのは霊太だ。ああ、ごめん。霊太。俺、死ぬみたい。霊太とのバトルの記憶がフラッシュバックしてくる。霊太は俺が死んだら泣くかな。いや、あいつはたぶん泣かないな。あいつは抱え込むからな。そうしていると次は札音が出てきた。ごめん・・・札音。助けることができなくて。俺は自分の弱さを悔いる。
「俺はなぁ。札音のことが好きだったんだよ。札音は優しくて、一緒にいると楽しくて、なんか気が楽に感じるんだ」
今目の前に札音がいるのに、そいつは側だけ取り繕った偽物だ。札音が苦しんでいる。助けられない自責の念が俺を押しつぶす。霧がかかり、視界を塞ぐ
「・・・・・・い」
「・・・・い・・・り・・・・う」
「おい!」
俺の周りの霧が晴れ、男の声がする。見上げるとそこには師匠がいた。
「おい!龍太郎!しっかりしろ!」
「師匠・・・」
俺は顔を俯く。
「師匠・・・俺、師匠の頼みはもうこなせないや。俺は先に逝くよ」
「何を言っているんだ」
俺はさらに師匠に後悔を吐露する。
「師匠・・・俺・・・札音を救えなかった・・」
俺はうちにある涙が溢れる。そしてそれを察するかの如く師匠は俺の頭を撫でた。
「大丈夫だ。大丈夫、お前は頑張った」
俺は師匠の胸の中で泣く。そして師匠はあるものを持ってきた。
「これは・・・俺のデッキ」
(なんで、俺のデッキを・・・)
そう思っていると師匠は言葉を発する。
「引け!お前はまだ終わっていない!」
師匠はカードを引けと言ってくる。でも・・・
「師匠、そもそも相手のターンだし引くことなんて出来ないよ」
「いや、引けるはずだ」
そう言ってあるカードを出してくる。
「悪魔祓いの魔法陣?師匠があれと一緒にくれたカードだね。でもさ。このカードはアスタロトには通じなかったはずだよ」
そう言うと師匠はカードを見るように促す。
「カードをよく見ろ!」
そう言われて俺はカードをじっと見た。
装備カード
名前 悪魔祓いの魔法陣
コスト3以下の種族悪魔のクリーチャーを一体選ぶ。選ばれたクリーチャーはこのターン攻撃できない。カードを1枚引く。
「カードを一枚引く・・・」
俺はその文言を見つける。
「そうだ。お前はまだカードを引ける。まだ負けないはずだ」
確かにカードを引いてあれが出ればまだ可能性はあるだろう。だがあれが出ない可能性の方がずっと高い。しかし師匠は大丈夫だと言う。
「大丈夫だ。お前の運命を・・・お前の最後の切り札を掴み取れ」
その瞬間俺の心に火がつく。ああ、やってやるさ!引いてやるよ!
俺の運命を掴み取ってやる!俺は走馬灯に感謝して現実に戻る。
現実に戻ったらグラシャ=ラボラスが2度目の攻撃を加えようとしている。
「来い!!俺の切り札ぁ!」
俺は咄嗟に山札を一枚を取った。
・・・
一時期はどうなるかと焦ったが無事に引いたようだ。わたしは龍太郎の走馬灯から帰ってきた。そしてまた千里眼で観察している。
「ドウヤラ、マニアッタヨウダナ」
グラシャ=ラボラスと龍太郎の間をある白銀の龍がはしる。白銀の龍は龍太郎に向けて話しかけてきた。
「っ!」
アスタロトは驚いていた。
「今は妾のターンのはず、うぬがクリーチャーを召喚できるはずが!?」
その言葉に龍太郎は答える。
「いや、間違ってない!それが俺の切り札の効果だ!」
それにアスタロトはさらに突っ込む。
「なんだ!うぬの切り札とやらは。四枚で一つのクリーチャーだと!?」
そう、龍太郎のカードは四枚のカードで一つのクリーチャーになっていた。アスタロトは驚きながらその白銀の巨大な龍を見上げる。
「さあ、ここから逆転だ!流星龍ギャラクシードラゴン!行くぞ!」
「ああ!」
クリーチャーカード
名前 流星龍ギャラクシードラゴン
種族 ドラゴン
攻撃 40000
防御 50000
召喚コスト 10
このクリーチャーは四枚の流星龍ギャラクシードラゴンの左上、右上、左下、右下のカードが手札に揃ったターン、フィールドに召喚コストを無視して召喚しても良い。このクリーチャーは一回にライフを3つ攻撃できる。このクリーチャーがフィールドに出たときまたは攻撃するとき、自身の墓地にあるカード5枚をゲームから除外しても良い。ゲームからカードを5枚除外したとき、次の自分のターンまで自分以外のフィールドの使用を禁止する。このカードはデッキにそれぞれ1枚ずつ入れられる。
「俺の墓地から5枚ゲームから除外、そしてお前のフィールドの使用を禁止する」
龍太郎は言い放つ。しかしアスタロトは屈しない。
「アスタロトの効果で自身のクリーチャーは効果に選ばれない!いけ!グラシャ=ラボラス!」
しかし、グラシャ=ラボラスは動かなかった。アスタロトは驚く。
「なぜだ!なぜ動かない!」
「俺の効果はフィールドにかかっているわけでクリーチャーにかかっているわけでは無い!お前の効果では無効化されない」
そうして龍太郎のターンに入る。
「いけ!流星龍ギャラクシードラゴン」
「ガアアアアアアア」
ギャラクシードラゴンはブレスを放ち、そしてライフを蹴散らす。
アスタロト 2→0
パニックカードのターンに入るがパニックカードはギャラクシードラゴンの影響でフィールドが使えなくなり、引いた側から山札の下に帰っていった。そしてアスタロトのターンになるがアスタロトも何も出来ない。
「何なんだよ!それ!ちっとも面白くないじゃん!なんて?妾が勝つ流れだったじゃん」
アスタロトは負けを察知して駄々をこねるがある案が思いついたのか、アスタロトはニヤリと笑う。
「妾が負けても別に体から出るとは言ってないよね。あーあ、妾に攻撃したら宿主死んじゃうなー!助けられないなー。まあ、殺しても妾は地獄に帰るだけで死なないけど。だったら実質宿主を殺してるって言えるよねぇ。ああ、かわいそ」
そうしてアスタロトはニヤニヤと笑う。
そうして龍太郎のターンに入る。
「アスタロト。確かにお前は死なない。それは過去の霊太の話でも聞いたし、知っている。だがな。お前はただ死なないだけだ!俺はこいつで終わらせる」
そうして龍太郎はある事象カードを見せる。
クリーチャーカード
名前 流星の誓い
自分のお願いを相手に言う。このターン勝負に勝ち、かつ相手が了承したらその願いを実行しなければならない。
龍太郎はそのカードを繰り出した。それにアスタロトは戸惑う。
「なんだ?ただのネタカードじゃん。何がしたいかわからないね」
アスタロトが戸惑っていると龍太郎は叫ぶ。
「アスタロトを封印したい!」
その言葉にアスタロトは笑う。
「あはははははは!本当に滑稽だよ。まさか妾が了承するとでも?」
「滑稽なのはそっちの方だよ。俺が言っているのお前じゃないこのバトルの俺のもう一人の対戦相手に言っているんだ」
そこでアスタロトは気づく。
「まさか・・・!やめろおおお!!!」
「札音!聞こえているか!俺の願いを受けとれ」
その瞬間アスタロトが光る。そして俺の手にあるものが現れた。
「お札?」
そこには封印と書かれたお札があった。
「これは・・・そうか。届いたんだな俺の言葉が・・・」
アスタロトの顔は歪む。
「おいおいおいおい!こんなの聞いてないって、妾が封印!?どうして?」
龍太郎はギャラクシードラゴンに封印のお札を持たせてアスタロトの最後の攻撃、いや封印にはいる。
「俺は5枚、墓地のカードをゲームから除外!そしていけ、ギャラクシードラゴン!」
ギャラクシードラゴンはアスタロトに近づく。アスタロトはあとずらりを見せて生まれて初めての感覚を味わう。
「これが・・・恐怖なのか」
今までは狩る側だったアスタロトは今初めて狩られる側になった。今まではゲームの世界で殺されても現実では無事なように恐怖はなかった。でも今は違う。これに負けたら封印が待っている。アスタロトは本能的に恐怖した。腰が抜けて倒れる。そしてギャラクシードラゴンはアスタロトに封印のお札を使用する。
「あああああああああああああああああああ」
アスタロトは苦しみだしてお札は札音の体内に溶け込む。
アスタロト 0→封印
こうしてアスタロトを封印した。
カード図鑑12
ああ!」
クリーチャーカード
名前 流星龍ギャラクシードラゴン
種族 ドラゴン
攻撃 40000
防御 50000
召喚コスト 10
このクリーチャーは四枚の流星龍ギャラクシードラゴンの左上、右上、左下、右下のカードが手札に揃ったときフィールドに召喚コストを無視して召喚しても良い。このクリーチャーは一回にライフを3つ攻撃できる。このクリーチャーがフィールドに出たときまたは攻撃するとき、自身の墓地にあるカード5枚をゲームから除外しても良い。ゲームからカードを5枚除外したとき、次の自分のターンまで自分以外のフィールドの使用を禁止する。このカードはデッキにそれぞれ1枚ずつ入れられる。
白銀の巨大な龍。盤城龍太郎が使う。このカードを構成する四枚のカードはデッキに一枚しか入れられないため手札に揃えるのは困難。このカードは墓地にカードがあって初めて実力が発揮される。また、そのカードの効果から、手札を捨てて召喚する龍太郎のデッキと相性がいい。




