表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
マッドサイエンティスト異世界で神をやる  作者: 竹馬の友
神と紙の遊戯編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

34/95

狂人は運命の輪に呑まれる

「わたしが先行だ」



 わたしはカードを引くと札花をじっとみる。



 「・・・」



 相手は明らかに正気を失いゾンビのようになっていた。わたしはこの世界ではステータスの概念が無いため鑑定が使えなかったが、どの世界でも鑑定を使えるように改造した真鑑定を使い鑑定を実行する。



 『真鑑定』



 名前 東山 札花

 種族 ヒューマン

 支配の薬により強制的に闇のファイターにさせられている。



 わたしはさらに支配の薬について彼女の中の飲んだものを体ごと解析する。



 支配の薬

 あるクリーチャーから作られた液体と人の髪の毛を使い作られた。何かを承諾をしたときに飲むとそのものはこの薬の中の髪の毛の持ち主に支配される。



 なるほど、つまりは今は支配されているということか。だんだんと物語の大筋とラスボスのぞうけいが見えてきた気がするな。つまりは、札音の姉が闇堕ちをしてそれを助けるとかなんかな。あれ?もしかしてここで勝ったらフラグ消えるか?いや、でも闇のバトルって仕掛けられたらもう出ることできないし、やるしか無いな。



 わたしは早速行動に移す。あれ?というかもう手札的に勝てちゃう気がする。



 「クローン兵士を三体召喚。そしてエレクトリックT-レックスを召喚」



 クリーチャーカード

 名前 クローン兵士

 種族 ラボモンスター

 攻撃 700

 防御 100

 召喚コスト0

 このクリーチャーがフィールドに出たとき、次の自分のターンはじめまでこのクリーチャーはフィールドに残り続ける。



 クリーチャーカード

 名前 エレクトリックT-レックス

 種族 ラボクリーチャー

 攻撃 12000

 防御 10000

 召喚コスト 6

 このクリーチャーを召喚するときのコストは召喚時、自身の種族ラボクリーチャーを破壊した数×2小さくなる。このクリーチャーは1回の攻撃でライフを3つ攻撃できる。このクリーチャーが登場時、召喚したときに破壊した自分のクリーチャー分相手クリーチャーを破壊する。



 わたしはエレクトリックT-レックスの召喚条件をクローン兵士で踏み倒し、召喚する。



 「早速、総攻撃」



 東山札花 ライフ 7→1



 どうしてこんなにも引きが良かったのか。わたしはある結論に辿り着く。もしかしたら札花は運命力が高くないのでは無いだろうか。カードゲーム至上主義の世の中だ。カードゲームが強いものはどんなことも許され、それは地位にも直結する。わたしはこの世界に来てから研究のため結構なバトルをしているため運命力が高いことは不思議では無いだろう。しかし、バトルをする上で弱い人と戦うか。これまで勝負してきた人はみんな弱くても強くても場数は積んでいた。やはりカードゲームの経験値が運命力に深く関係しているのだろう。



 「ターンエンドだ」



 わたしは札花にターンを渡す。明らかに不利な状況だ。ここからどうする。



 「・・・」



 そう思ったところで突如として乱入者が現れた。



 「お姉ちゃん・・・何してるの?」



 「札音!そこは危険だ!」



 そう言うと札音は叫ぶ。



 「ここって闇のフィールドって奴でしょ?わたしさっきの見ちゃったんだよね。先生がお姉ちゃん攻撃するところ」



 この声にわたしは反応する。



 「札音!気をつけろ!札花は闇のファイターに・・・」



 「ずっと、騙してたんだ」



 札音のハイライトは消え声が低くなる。



 「やっぱり噂通りの人だったんだね、先生」



 「闇のファイターは札花だ!気をつけ・・」



 「ふざけたこと抜かさないでよ!クソ野郎!」



 ダメだ。わたしの聞く耳をもう持たない。



 「わたしのお姉ちゃんに攻撃しておいて良くもそんなことが言えるね。消えろよ」



 「落ち着け!札音!背後の札花は闇のファイターだぞ!気をつけ・・・」



 そう言ったときにはもう遅かった。



 背後の札花の穴という穴から黒い液体が静かに出てきて札音に近づく。札花から全ての黒い液体が出てきて札花は倒れる。



 「札音!背後だ!危ない!」



 そして札音に黒い液体が襲いかかる。



 札音は襲い掛かられてから真実に気づくがもう遅い。



 「っ! お姉ちゃん?!」



 そして行動するまもなく札音は黒い液体に囚われる。そして黒い液体は札音の中に入っていった。札音の中に全て黒い液体が入り動き出す。



 「ははははははははは!ついに、ついに手に入れた。わたしの求めていた器となる存在が、ついに!」



 そこには、明らかに何かが受肉してしまったような雰囲気を出していた。わたしは真鑑定を使う。



 名前 アスタロト (受肉体)

 種族 悪魔

 アスタロトの適した器である東山札音に乗り移った。まだ完全体ではない。



 「ああ、久しぶりの現世だ!どれ。この受肉体の記憶でも見てみるか」



 札音の姿のままニタニタと笑みを浮かべると、わたしの方を見る。



 「おお!ちょうどここに国内王者がいるじゃぁないか、先生」



 わたしの方向を見てまたニヤニヤ笑う。



 「お前の先生になった記憶は無いが」



 「あれれ?妾はちゃんと先生の教え子だよ」



 アスタロトは言うがわたしは反論する。



 「まず札音の一人称は『僕』だ!記憶を見たならちゃんと再現するんだな!体を乗っ取った偽物が!



 「ああ。これは失敬、僕うっかりミスっちゃったよー」



 アスタロトはわたしを煽ってくる。そして、アスタロトはわたしに向かって言い放つ。



 「さて、力試しも兼ねてうぬにバトルを挑もうか」



 わたしとアスタロトの闇のバトルが始まる。



 〈ラスボスが現れました〉






 「・・・え?」

カード図鑑③



 クリーチャーカード

 名前 エレクトリックT-レックス

 種族 ラボクリーチャー

 攻撃 12000

 防御 10000

 召喚コスト 6

 このクリーチャーを召喚するときのコストは召喚時、自身の種族ラボクリーチャーを破壊した数×2小さくなる。このクリーチャーは1回の攻撃でライフを3つ攻撃できる。このクリーチャーが登場時、召喚したときに破壊した自分のクリーチャー分相手クリーチャーを破壊する。



 ごつごつした外側は現代武装で固められ、目の部分には黄緑色の電撃漏れていて光る目みたいになっているティラノサウルス型のクリーチャー。クローン兵士の効果と合わせると強い。カードの絵にはガラスを破ったエレクトリックT-レックスと逃げ惑うクローン兵士が描かれていて、警報で赤いランプが点灯している。ラボクリーチャーの中でも強力なエレクトリックT-レックスは自身の前に塞がる壁を壊すことに成功したのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ