狂人はご都合展開を許さない
「おーっと!坂丸選手ピーンチ!ここから逆転できるか?」
時がたち現在は国内決定戦の決勝だ。わたしは順調に調べながら旅をしていき、今この場にいる。わたしは今までの旅で一度も遭遇していない運命力が実体を持つ瞬間を期待した。
(さて、今回はどうかな)
わたしのライフが三で相手がゼロの状況だ。
「俺のターンドローォォ!」
そして男が山札に向かい、微笑む。
「そうだな、相棒!俺の切り札が山札で呼んでる!いくぜ!」
「ドローォ」
「おい、待て」
なんか、こいつ余裕でズルし始めたぞ。
「おい!これは俺がカードと共鳴した結果だ。ズルじゃない!」
「そういうものは関係ない。審判!判定を」
そういうと審判はものすごく苦しそうな声で言った。
「なんて冷酷な!くっ!判定は・・・は、反則。よって坂丸選手し、失格。優勝は木間伊月・・・バタッ」
そう言い残して倒れた。そのコールがなると観客がざわつく。
「ひ、酷い」
「なんて、冷酷な」
「お前に人の心は無いのか!」
「おまえは人間じゃねえ」
怒号が飛び交う。こういうカードゲームのアニメでは時々ルールを無視した行為が出てくる。なんか希望の力でさらにドローだとか、急にカードが生み出されてそれ使い始めるとか。カード試合中に追加しちゃダメだろ!それに山札以外から直接カードを持って行けるなら、わたしは堂々と某五枚揃えたら勝てるカードを持ち出して勝利宣言するだろう。わたしはそれらルールを無視したご都合展開は許さない。しかしどうやらこの世界の住民は明らかなルール違反のくせにスルーする。こう言うやつはたまにいたからわかるが、これを阻止すると周りにめっちゃ批判されるのだ。
「だが、今回もダメだったか」
薄々勘づいていたが、どうもバトル時に両方の熱が高くないと運命力は実体化しないのか?わたしはプレイする時冷静すぎる。もしこの説が本当ならわたしとの勝負では発生しないのだろうか。わたしは頭を抱えながら優勝の景品をもらうとそそくさと帰っていった。
・・・
それから少し経って、ある建物から出る。出るときわたしは一つの資料を手に持っていた。わたしは今一つの資料を見る。
「探偵に依頼を頼んだが、とうとう見つかったか」
わたしは探偵に依頼してとうとう主役三人を見つけることに成功した。わたしは意気揚々とその三人がいる街に向かって行った。
・・・
「ここが『遊尾市』か」
わたしは物語の舞台にたどり着いた。わたしはいつも目撃情報があると言う公園に行く。今はお昼過ぎか?学校も終わった頃だからいるかもしれない。
わたしは道を確かめながら公園に行くと資料で見た顔を見つける。あれは読札霊太と東山札音か。盤城龍太郎はいないな。
わたしは木の物陰に隠れて様子を見る。さて、これからどう接触しようか。わたしは曲がりなりにも国内決定戦で優勝してるし、カードゲームを鍛えることはできるだろう。
わたしが少し考えていると背後に声が聞こえた。
「あっ!この人国内決定戦の人だ」
「後ろを見るとそこには盤城龍太郎がいた。写真通りだ」
龍太郎を見つけた。他二人はこちらに向かってくる。
「龍太郎!」
「りゅうくん!」
二人はこちらに駆け寄るとわたしも見つけたようだ。予定してたことではないが、接触はうまく出来たからよしとしよう。
「おい!見てみろよ!そこに木間伊月がいるぜ」
「木間伊月と言えば、国内決定戦冷酷に相手を沈めた血も涙もない人って噂の人だよ」
「遊尾市にくるなんて、いったいここで何を企んでいるのかな?」
あれ?なんか、反応が違うな。
「木間伊月!俺と勝負しろ!勝ったらこの街で好きにはさせない!」
わたしは盤城龍太郎に勝負を挑まれた。




