狂人はたくさんいると普通になり、普通の人が狂人になる
「さて、取り調べと行こうか」
わたしは現在警察署にて取り調べを受けている。現在わたしは警察に捕まっているのだ。そのようなことになったのは数時間前に遡る。
・・・
「かたじけない。それがし、武田信玄餅と申すもの!この度決闘を申し上げる。カードスタンバイ!」
「・・・・・・・・は?」
わたしは困惑した。なんだ?カードスタンバイだと?
「何しているのだ、お主!お主もさっさと自分のカードを取り出さんか!」
「・・・・・・・・・・え?」
カードを取り出す?何を言っているのか?決闘ってなんか殴り合ったりするものじゃないのか?なに?殴り合う前に名刺でも交換するのか?
「あっ!もしかして新手のカツアゲか!悪いがわたしは今所持金も何もなくてね。君が欲しいものは何もないよ」
そう言うと勝負を挑んできた武士風の男の顔がだんだん赤くなる。
「おのれ!勝負に挑んでおいてカードを出さないだと?そしてましては神聖なカード対決を愚弄するこの狼藉許されるものではないぞ」
そう言って騒いでいると警察がきた。そしてわたしが捕まる。は?
・・・
そう、意味わからない状態なのである。そんな意味わからない状況で戸惑っている中警察がわたしに言った。
「デッキ不所持罪にカード侮辱罪か。まあ、概ね、カードの賭けによって自分のデッキを失ったとかだろう。気持ちはわかるがやっていいことと悪いことがあるからな」
デッキ不所持罪って何?カード侮辱罪とは?なんでそんなものがあるのか?わたしは数時間警察に身柄を拘束されたあと釈放される。それと釈放されるときにあるものを渡される。
「おい、これを持ってけ、デッキセットだ。バニラデッキだが、何もないよりはマシだろ」
わたしはデッキを見る。中に入っているカードは全て何の効果も書いていない、いわゆるバニラと呼ばれるカードだ。
「??????????」
わたしは釈放後警察に場所を聞いてすぐに図書館に向かった。
・・・
(この世界は地球によく似ていると思ったが似て非なるものだな)
わたしは図書館に着く。ここまでくる間に行く先々で看板にはプレイヤー優待と書いてあったが図書館のところにも書いてあった。
(カードプレイヤー優待・・・か)
やはりこの世界はおかしい。わたしは真実を確かめるため図書館に入った。
・・・
図書館の中に入りこの世界についてわかる本を探す。
(『カードプレイヤー必勝法』、『ももカード太郎」、『浦島カード太郎』、『カード図鑑』、カード売りの少女』やはりカードについてのことだらけか)
わたしはさまざまな本を読むことでこの世界がどう言うものなのかを理解する。
「この世界はカードゲームが全ての世界・・・」
この世の全てがカードによって決まり、カードで勝てばなんでも許される世界。そう、この世界はカードゲーム『グレートオールドワンズ』によって全てが決まる世界なのだ。




