推理ジャンルの方が興味や関心をお持ちの方が多かったようです。
連載として投稿した為、最低でも二話必要の為、この文書を作成しました。
カルト宗教の問題は、ここ数年、日本国民にとって大きな関心事となっています。
もう誰しもが知る話ですが、日本は実質、カルトに支配されたカルト国家です。
この事実を否定される方はほぼいないと思います。
地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教に限らず、カルトは事件を起こします。
クーデターや革命を起こして、カルトを国教とするカルト国家建設を目指したり。
その為に政治に食い込もうとするのがカルトの特徴です。
また、カルトの信者達は、多くがマインドコントロールされています。
特異な価値観を刷り込まれ、善悪の判断がつかなくなり、犯罪に手を染めます。
平気で人を殺したり、人生を破壊したりします。
これは推理ジャンルとも関わってくる話ですが。
カルトは大抵、警察に侵食します。
警察官を勧誘してカルトの信者とし、マインドコントロールする。
信者に警察官採用試験を受験させ、合格して警察内部に送り込む。
警察幹部を金で懐柔して言いなりにさせる……等々。
政治侵食に成功して、警察の人事に介入できるようになると。
警察内部での昇任、昇進を餌に、警察幹部を懐柔する事さえやります。
定年後の天下り先の提供や、政界進出の支援さえやります。
だから警察が、上から下までカルトに陥落してしまうのです。
カルトによる信者を動員した組織犯罪的な行為。
ストーキング、ガスライティング、嫌がらせ……これらも当然あります。
過去に推理小説のジャンルでカルトがテーマになった事もありました。
しかしこの辺の領域を扱ったものは、どうなんでしょう?
やはり、カルトの危険性は、世間こそ知るべきだと思います。
私はそう考えたので今回この作品を作りました。
ただ、テーマの内容上、主人公視点での通常の作品とした場合、組織犯罪的に行われるストーキング、嫌がらせ、ガスライティングの全体像を正確に読み手に伝えることができません。
そこで敢えて、全体を俯瞰するような鳥瞰図的視点からの描写とし、小説というよりは、歴史小説で軍の動きを記述する時のような方式を採用して、この作品を作成しました。
その為、小説としての面白みは、かなり薄れていると思います。
ですが、手口は伝わると思いますし、教団側の動きも理解できると思いますし、現実にカルトが組織的にストーキング、嫌が世ラ、ガスライティングを働く時は、個人情報の収集方法やターゲットの家族をカルト側に組み込む手口も含めて、実際にこのような動きが水面下で起きていると考えて頂いて結構です。
それにしても。
政治って本当に最悪ですよね。
国会議員なんてカルトの連中がこういう事やってるの知ってるんですよ。
知っていて票や選挙時の人手が欲しいから放置してるんです。
こいつらのせいで犠牲者や被害者が出ているようなものですよ。
カルトに懐柔されて取り締まらない警察と合わせて、彼らは共犯と言って過言でありません。
心底まで腐りきっています。
この作品を世に出した事で、カルトの問題が少しでも前進することを願ってやみません。
本編はこちらです。
カルト宗教がとんでもない悪行を重ねまくっている件に関して小説化してみた
作者:フランスのセクトは破壊的カルトと同じ意味合いらしい
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