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芸術部の事件簿  作者: ハルコ
土産と沖縄の思ひ出
13/62

恋が叶うおまじない

「なんで委員長は瓜二つの紙袋を見分けたんだ?

明が今まで気づかなかったとするとなにか委員長にしかわからない違いがあるんじゃないか?」

充先輩は明先輩を見ながらそう言った

明先輩は腕を組み考えるが

「うーん…僕は違いはなかったように思うよ

重さだって…気にはしなかったけど急に重くなったら気づくよ」

そう言った。充先輩も背もたれに寄りかかり唸る

「だよな。体積が同じなんだからそんなに違うものは入らないだろうしな」

充先輩は、星砂堂の紙袋を持ち、色んな角度から確認するが

大した情報も得られなかったのだろう。すぐに机に置いた

その際中に入った箱の中のクッキーが揺れたのか、あのガサッとした音が聞こえた

「あっ先輩」

私は気がついた。何故音無先輩が土産の気付いたのかを

「なにかわかったのか?」

充先輩はそう言って私を見る

「私音無さんの袋からはお菓子の箱のような音の他にもうひとつ音がしました

ガサッていうような」

私がそういうと充先輩は早速確認しようとしたのか、袋を探した。しかし袋は先に明先輩が持っていた

実際に揺らすとガサッと音がするだけだった

「うん、このクッキーの箱からはそんな音はしないけど…

よく気づいたね」

「いえ、袋が目の前で交換されたので音が聞こえただけですよ」

「音でわかったとしても…そんなに見られちゃまずい大切なものだったのか

たかが土産だろ?」

「そうですね…調べて見ますか」

そう言って私はスマートフォンで調べて見た

「おい…学内はスマホ禁止だぞ…」

そんなことは構いない。どうせ部室を見回りに来るもの好きな先生はいない。

「…あっ調べてみたら出てますよ。星砂堂の大人気名物、2つの星砂守り。恋愛成就!これを異性に渡せば恋が叶うカモ!…らしいです

これじゃないですか?」

スマートフォンの画像を2人に見せる

画面には青とピンク2色の星型ストラップが映っていた。割と大きい物だった。

中には星砂が入っている

明先輩は眉をひそめていう

「あれって生物の死骸でしょ…そんな効果あ」

「先輩、それが女子のロマンですよ」

「ご、ごめん

まぁ音でわかったのが入れ替わったと気づく要素にはなるか…」

「あとは明確に入れ替わったって認識があれば別ですよね。音だけだと頼りなくてもあの時かっ、て認識があれば違くないですか?」

「なるほど、そうだな。委員長は音を聞いて入れ替わった場面を思い出したってことか」

充先輩も納得した。さっきのミスの取り返しはしたぞ

小さくガッツポーズを取る。2人には見えていたいので安心した

充先輩は私の考えを聞くと少し考え込んだ。

しばらくして

「なぁ、明」

と明先輩に質問をした

「なんだい充?」

いつもの感じで明先輩は返す

「2日目の終わり、ホテルの前で5分くらい居なかっただろ?

今思い出したんだがそこで委員長にあったんじゃないか?」

と、聞いた

明先輩は笑いながら話した

「なにをいいだすんだい。あの時はトイレを探してたのさ。」

いつもの笑顔、なんだ。謎の答えじゃなかった

私は肩を落とすが、充先輩は反応が違かった。

「あぁ、そうか。わかった。悪かった」

そう返す。明先輩も苦笑いで返す

なんだ…この展開は?

「先輩?なにかわかったんですか?」

私はたまらず聞く。しかし充先輩は

「いや、なんでもない。そうだな…うん…

いや、なんだ。これ以上は委員長のプライベートに関わるからな…詮索は終わりにしよう

土産は帰ってきたしクッキーは食える。何も問題はないさ」

と言った。いきなりの終了宣告に私は呆然したが、2人はそそくさと土産を開け、お互いの土産を褒めあっていた

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