表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
104/130

11-5 舞い狂え!Flower box



絵を描く時、人は思考してない。




ラファエロ・サンティ







赤く染まった剣先が、撥水製のある服を掠る。



「く!?、ちょこまかと!剣スキル:オリジナルソード!!」


「閂の舞!!」



gaaaaaaaaaaaaaaaa



「舞え!!!レカンフラワー!!」




シャークアタックのような噛みつきをFlowerで防ぐ。



「移動スキル:一縷!剣スキル:オリフィスブレイド!」


「錘の舞!!」



「ノゾータに近づくな!!!!火炎魔法:レトロファイア!水魔法:ウォータースラッシュ!土魔法:蟻浴!」



や、近づくなって!そっちが攻撃してくるんでしょうが!!!



「音スキル:アンサングシンコペーション」



「骸の舞」



死者が生者を求めるように、

ゆっくりとした軌道で♯を描く




「移動スキル:ドロップオフ!剣スキル:オルタナティブスラッシュ」


「叢雲の舞!!」



まずい!唾釣り合いは……



「な、なぜこんなことを…?」




「ミサキがあんだけ取り乱してるを初めて見た!!あなたに恨みはないけど、これがミサキの為になると確かにわかる…身体強化スキル:サムライハート」


「っ!?」



チアアップの要領でアッパーを打とうとして、後ろからの殺気が烈しく鼻をつく。




gaaaaaaaaaaaaaaaa!!



「舞え!!!レースフラワー!」



「このインポやろう!エンチャント魔法:感振!音スキル:センシティブスピーカー!!」



「心に剣を…飄の舞」



ん?オペラグラス?いや、スキルホルダか?


「移動スキル:スーパーリープ!剣スキル:弥生!」




gaaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!!




「詠唱強化スキル:マシンガントーク!上級水魔法:ポロロッカ!上級光魔法:スーパープラウドサンシャイン!上級氷魔法:フレキシブルアバランチ」



なんでこいつら、波状攻撃してくるんだ?ヘイト値、高すぎだろ!




僕の右手の甲にエアサーキュレーターが出現し、クンダリニーなのか?ムーンプリズムパワーなのか?わからない力が溢れ出す。


龍のネッキングを飛んでかわし、

夕陽に照らせれた、かなとこ雲をバックに、武器を構える。




「舞い狂え!!!フラワーボックス!」








僕は、意識が地球規模化してく中、

浮遊感と遠薄感との狭間に飛ばされた。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



〜休耕田〜






2月にしては少し弱々し過ぎる夜明け………



こんな日は必ずと言っていい程、含羞草が恋しくなる……ああ…君が入れたバタフライピーの香りが今でも脳裏を………





「…don't go anywhere…lt's all good……I'm listening…let me do it!」




「一体なんの言語?、いやそんなことよりも!起きろ!!!頼むから起きてくれ!!これ以上はもう婚活に充てる時間が…」




「Let me make a quick call. It won't be long…Don't pull the long face…Don't worry…Take your time…What's wrong with you?」



「おい!起きろ!!!ミサキもノゾータも、もう街に着いてる頃合いだろう……時間がない…早く行くぞ」



目の前には、精悍な顔の形の割には、梨肌で、味噌歯な男。



同行者である、ジャック・ジャコビマン。

その強さは折り紙付きとカモボ・マタイから聞くが、果たして?



「討伐任務は済んだ!行くぞ!」




「っ!?身体が…」



寝起きの感じがクロノタイプとは違う、どうやら僕は気絶していたようだ。



そういえばこの場所、見覚えがある。

一番初めに飛ばされた場所だ。

〝偶然にも、〟同じ場所へ飛ばされたから、バレなかったのか?




「あのさ多分、命よりも大事な仕事なんてないからさ!やめなよ…」


「え?」



何を言って?




「いや、だから向いてないよ…冒険者」



「いや、僕は」



「そんなになりたいの?D級に?」



「確かに微塵も向いてないかもしれません…理屈では!」




「そうか…君には、知性と感性と理性と野性も、何もかも足りない…人の命は一つだ!だから、選択も一つ!よくよくこれからを考えるといい…」





〜ギルド食堂キッチンカー




目の前の大テーブルには、アンディーブ、ラクレットチーズや、カカオパルプジュース、豆板醤、カルソッツ、ホワイトチアシード、蒙古丼、ソース・ペリグー、ねこまんま、油淋鶏、ミックスサラダ、ベイビーリーフ、直七、カナッペと、まぁ、健康を重視したラインナップが並列に置かれている。




これはサートフードか?なんでこんなに意識高い系なんだ?あれか、みさきの影響か?




「…………」


「…………」


「何この空気…ね、ノゾータ!あ〜ん、食べよ?」



「…………」




「別に祝勝会じゃないけど、気分一致効果と言って、クエストについて悪い感情を持たないように、こうしてワイワイするのよ!」



「……………」




「あ、もしかしてヘルシー過ぎる料理の数々に唖然としてる感じ?、カラースキームだって拘ってるし、…わからないと思うけど、これでも房中術とメイド学概論には自信があるの!食べても大丈夫だし、美味しいよ?」


「あのさ…俺はそろそろ…」



ジャックさんが鯱張るようにして席を立つ。







「婚活…とか?」



「っ!?」



「あら、図星みたいね!難しい話じゃない、コールドリーディングは、だいたい健康、財産、人間関係のいずれかだけど、ジャックは100パー婚活ね!モサイ感じ漂い過ぎ!」



「きっ、ぐっ!」



「どうします?今なら私が、ファム・ファタールに…いや、ミューズになりましょうか?」




え、まさか、空気が重いからって、一人ずつ、こうやって籠絡してくつもり?




いやいや、

理由付けて帰ろうとしてたのに…泣


パラダイムシフトを可能にするほどの、心理学力!凄まじいな…







「さぁ、ボーイ・ミーツ・ガールの始まりよ…」





その笑みは、招聘さと未曾有を司る悪魔を思い出させた。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






「魂スキル:オーバーソウル」


「私の…魔王樹が………」






この運命を受け入れますか?


→ yes or no




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ