暇潰しに適当に
とある国の姫様が思い付いた
「そうですわ、本に書いてある召喚陣で勇者でも呼びましょう」
朝から昼前までに書いた陣は歪みまくり、誤字
脱字だらけの陣となった
「本と大分違いますが、まぁ試しにやりましょう」
陣に魔力を注ぐと光だした、紫色に
「あら?成功?」
光が収まると、陣の上には一枚の紙が
「え?何かしら…」
その紙には「やり直し」と、物凄く達筆に書かれていた
「な!?」
今日は一日暇なので、昼食後にもう一度挑戦してやろうと決意する姫様
二度目の陣は一度目よりは綺麗に出来たが、やはり誤字脱字がちらほらとある陣となった
「今度こそ!」
陣は光だした、茶色に
「あ…」
光が収まると、陣の上にはまたしても一枚の紙が
「また失敗ですか…」
その紙には「ヘタクソ!」と、忙しい時の走り書きの様に書かれていた
「神様って忙しいのですね…」
召喚陣が書かれている本には
『陣を通し神に助けを求めよ、さすれば力、知恵、勇者のある者を呼び出さん』
と書かれているので、勇者召喚に神様が関わっていることは分かっていた
「明日は予定がありますし、次で最後にしましょうか」
夕食後、そろそろ就寝の時間頃までかかった三度目の陣はほぼ本に書いてある陣の通りに書け、姫様も
「これなら…!」と意気込む
陣に魔力を注ぐと、陣が光だした
「さぁ!」
白色に
「勇者よ!」
光が収まると、陣の上には一冊の本が
「な、何故…」
その本を拾い、書かれている題名をみる
『召喚陣を書こう!!(基礎・応用合併版)~これで君も勇者召喚だ!!~』
訳が分からなかった
「ん?」
姫様は本に挟んである紙に気づいた
その紙には
『今回、ある本に書かれている陣に間違いがあるという問合せが有りました。つきましては正しい陣が書かれている本をお送りさせていただきます。ご迷惑を御掛けして申し訳御座いませんでした《召喚陣問合せ局 勇者担当》 より』
「」
言葉が出なかった
しかし、この本で召喚陣の正しい知識を手に入れた姫様は、一年後勇者の召喚を成功させた
その後の物語は、また別のお話
おわり
暇潰しに30分くらいで書きました




