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殺し屋の俺と天然美少女  作者: Ghost
二章 日常編①
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8話 球技大会①

この章は裕人の日常生活をメインとし、殺し屋としての裕人は出て来ませんが頑張りますので見て行って下さい!

「村田ー。ちょっといいか?」


先生が俺を呼ぶ。俺を呼んだ先生は水野誠太。イケメンの22歳の新米教師だ。俺によく頼み事をしてくる。


22歳って言ったらあの人と一緒か……

俺は無言のまま先生のとこへ向かう。


「これを職員室まで運んでくれねーか?1人じゃ重くてよー。」

「別にいいですけど。」

「お前ならそう言ってくれると思ってたぞ!ありがとな!」


俺は無言で頷く。


「水野先生は何であんな奴に頼むのかなぁ。」

「さぁ?あれじゃない?クラスで浮いてるから先生が助けようとしてんじゃない?」

「あー、あるかもー。水野先生優しいもんね!」


そんな小言が聞こえるがいつもの事だし、別に気にもしていない。だが、確かに気になるとこはある。何故先生は俺にいつもの頼ってくるんだろうか。他にも頼りになりそうな奴もいるのに。あの女子が言ってたことのまんまか?だが俺にはそんな風には見えない。けど、まぁどっちでもいいか。


そんな事を思いながら俺は先生に頼まれた物を持ち先生と一緒に職員室に向かう。


先生は無言で歩いている俺に話しかけてきた。


「そういえば球技大会、村田はサッカーだったよな?」

「はい。」

「何でサッカーにしたんだ?」

「特に理由はありません。」

「そうか。」

「はい。」


そんな話しをしているうちに職員室についた。


「そこに置いてくれ。」


——ドサッ。

俺は荷物を先生の机に置いた。


「ありがとな、村田。」

「はい。」


そういい俺は教室を出た


☆★☆★☆★☆★

「村田くーん!」


元気な声で後ろから俺を呼ぶ。俺を呼んだのは松井綾乃だ。


「村田君?聞いてる?おーい?」


俺は聞こえない振りをする。


「無視?酷いよー。」


てか、俺は学校終わった途端に超素早く学校を出た気がするんだが。何で普通にいるんだ?


「無視するんだったら村田君の秘密、皆にバラすよ?」


おぉっと?脅しか?俺を脅迫するとは、いい度胸してるじゃないか。けど、そんなものはきかない。


「別にいいけど危険な目にあうのは君だよ?松井さん。」

「うぅ〜、確かに。」


納得したようだな。


「じゃあ、今から遊びに行こ!」

「は?」


何言ってんだこの子。言っていることが理解出来ないぞ。ここは丁重にお断りしよう。


「今日は用事があるからまた今度。」

「用事?殺しの?」


用事とか嘘だよ。簡単に信じるな。松井さんは。


「まぁ、そんなもんだ。」

「そっかー、なら仕方ないなぁ〜。」


てか、何で一緒に歩いてんの?目立ちたくないんだよなー。ここは……


「んじゃ、いつ行………あれ?何処いったの?……………逃げられた⁉︎」


当たり。逃げなきゃだるいことになるだろ。


「ふぅ、これで1人でのんびり帰れ………る?」


何か嫌な予感がするぞ?


「あら、村田君?こんな所で何を?」


いつの間に⁉︎


「用事って嘘だよね?」


あれ?普通に逃げれるはずなのに何かやばいぞ?


「さぁ、行きましょうか。」

「え?」

「遊びにですよ。」

「は?」

「何処行く?。」

「いや……ちょっ……」


え?俺の意見無視?


「レッツゴーー!」

「却下!」


俺が全力で拒否した為、今日は大人しく帰ってくれた。


別れ際に「明日は球技大会だよ!頑張ろーね!」って言ったのにはびっくりした。


「明日だったのか……球技大会。」


☆★☆★☆★☆★

俺はいつもより早く起きてしまったため、仕方なく早めに学校に行くことにした。途中で10人ぐらいの不良に絡まれたが、周りに人がいなかったため、軽く喧嘩をしてしまった。気がつくと周りの不良は全員倒れていた。


やっちまった。けど、誰もいないから大丈夫だろう。


そう思いその場から離れ学校へと向かった。


学校へ着くと何人かの生徒が先についていた。その全員が何故か俺を睨んでいた。


何故だ?意味がわからない。


そう思っていたら翔太がきた。翔太は教室に入るや否や俺の方へ満面の笑みで俺に問いかけてきた。


「おい、裕人ー。お前も隅に置けないなー。」

「?何の話しだ?」

「とぼけたって無駄だぜー。昨日何人かの生徒がお前と松井さんが一緒に帰ってるの見たらしいぜ。」

「あ……」


あれか……。見られていたのか。だからこいつら、睨んできたのか。ここは何て言って誤魔化そうか……


「気のせいじゃないのか?俺は昨日1人で帰ってたぞ。」

「えー、そうなのか?けど、確実にお前だって言ってたけどなー。」

「気のせいだろ。」

「そうか。」


そんな話しをしているとこの噂の元凶が入って来た。



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