表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
寄る年波  作者: きむらきむこ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

188/225

 186 踊る遺産相続

 まだ決着がついていないので、結末は分かりません。


 これは父の異父弟が、未婚のまま亡くなったことに端を発します。正確には未婚ではなくバツイチの独身なんですが… とにかく妻子が居なかったので、遺産が血縁を遡って私たちのところまでやってきたのです。


 父には妹が四人、異父弟一人居たのですが、祖母が亡くなった時点で土地家屋が同居していた異父弟に、一旦引き継がれました。


 で、異父弟である私の叔父が亡くなったのが、四年前です。


 なんでこんなに時間がかかったのかと言うと……


 取り分をめぐって争った、とかではなくて、行方不明者が居るからです。


 なにぶんみんな高齢ですから、父のようにすでに鬼籍に入ってる場合もありまして……


 今回権利のある相続人は、父、叔母A、叔母B、叔母C、叔母D の五人、そのうちの叔母Dは相続放棄しています。


 父と叔母Cは既に亡くなっているので、父の娘である私と妹、叔母Cの子である従姉弟EとFが、代わりに入ります。


 整理すると私と妹、叔母A、叔母B、従姉弟EとFの六人なのですが、従姉弟Fの行方を誰も知らない。


 Eにとっては弟に当たるFは、詳しい話は私も知らないのですが、どうも反社に身を投じたらしく、そのため疎遠になったらしいです。


 私も祖母の葬儀で会って以来なので、住所どころか電話番号すら知りません。姉であるEも、そういう状況だったらしく連絡が取れないために、相続の話が進まないのです。


 自分が死ぬ前に土地家屋類をなんとかせねば、と司法書士に相続を依頼した叔父の意思も虚しく、四年以上経ってしまったのです。


 四年もあれば、人の状況も変化が…


 二年前に従姉弟Eが亡くなってしまいました。

彼女の代わりに相続人になったのがEの夫と二人の娘です。

しかも娘の一人は韓国の人と結婚してソウル在住…


 叔母Aが昨年あたりから、痴呆が入ってきたらしく死んだ兄(私の父)に電話をかけ続ける暮らしとなりました。


 これ以上引き延ばせない、と判断され、叔母Aの息子が仕切ってくれて、従姉弟Fに代理人を立てて、なんとか相続の書類を揃えて提出までこぎつけました。


 問題は、遺産が土地家屋、ということでしょうか?

売って処分して、代理人である弁護士に払う費用を捻出して、黒字になるかどうか……


 既に相続することは決定しているので、せめて赤字になりませんように!と祈るばかりなのです。


 それにしても従姉弟F!

せめて電話番号くらい、誰かに教えといてよ〜。離婚した妻子にも連絡がないらしいので、養育費なんか払ってないんやろうな……と彼の不義理に怒りが募るんですが。


 私と妹の間では、何処その山に埋もれているのではなかろうか?と推測されています。


 だって、何処かで行き倒れて死んだ場合でも、免許証とか持ってたら例え期限切れていても親族に連絡入るでしょう?


 何処かで無事に生きている、あるいは死んで身元不明であるの二択だと思うんですよね。


 スマホは手軽な連絡ツールですが、みなさん、それ以外にも繋がる手段って確保しといたほうが良いと思いますよ。




実を言うと↑は叔父の遺産の話だけですが、ここに祖母の遺産も絡んでくるため、相続人は他にうちの母も加わります。


 時折思い出したように、祖母の遺産は叔母Aがぽっけナイナイしたんだ、と母は言い張ります。

その度に相続が確定していない、と説明するのですが、しばらくするとまた叔母Aが全部ガメたと主張するのです。


 ここにも痴呆が……


 早く決着ついてほしい〜!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
なんというかお疲れ うちも揉めたというか面倒なことになりましたけどね しばらく前に親が亡くなり実家を処分したんですが建物が祖父名義でした。 はい、故人です。しかも自分が生まれる前に亡くなってます。(汗…
うわー… 大変そう。 例えば生前に、分与について欲しい人のサインがなければあげなくて良いって法律出来るといいですね。 そうしたら行方不明の人はもらえないですし、サインの時にいなかったからって感じ。 …
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ