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Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~  作者: 加部川ツトシ
第19章 完全体、強いです!

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第729話 完全体の進化の種類


 死亡がノルマなんて不名誉な状態、今日で脱してみせるのさー! 『縄張り』を使っても『逃走』で逃げられそうな予感もしてきたし……これ、実際に後で試してみよっかな? でも、今はこっちが先だよね!


「それじゃ、道を作っていきましょう! 破壊の咆哮、発射です!」


 昨日は無意識に凝縮するなんて事もあったけど、今日はそうはなってないのですよ! マップがまだ見えないのは痛いけど……見えてる範囲の敵を、これで一掃するのさー!


<完全体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


<完全体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


<完全体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


<サクラ【至妙なライオン【雷】】が完全体:Lv16に上がりました>

<基礎ステータスが上昇します>

<進化ポイントを5獲得しました>


<完全体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


<完全体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>


 ふふーん! 敵、5体ほど撃破! Lvも上がったし、幸先はいいね!


「これで私の行く手を阻む敵はいませんし、進みやすくなりましたね!」


 元々、草原っぽい雰囲気だし、視界は開けてるもんね! うふふ、海に面してるっぽい切り立った崖の上までのルートはこれで確保完了なのですよ!


サツキ : サクラちゃん、邪魔な敵の一掃完了!

水無月 : 一掃完了!

ヤツメウナギ : やっぱり、破壊系統のスキルは威力が凄まじいな。

ミツルギ : 見通しも良い状態だから、マップが機能してなくても、大体倒せたのも大きいか。

ミナト : 空を飛んでるカモメは生き残ってるけど、まぁあれはヤタガラスと違って普通な個体だから、それほど危険じゃないしねー。


「あ、今気付きましたけど、カモメが飛んでるんですね! Lv16の『鋭敏なカモメ』ですか。『鋭敏な』って、俊敏系統の進化で合ってましたっけ?」


 確か、昨日のタヌキがそうだったよね? でも、まだいまいち完全体の進化系統の名前が把握し切れてないから、ちゃんと確認で!


こんにゃく : 『鋭敏な』は俊敏系統で間違いないぞー!

富岳 : 折角だし、一度その辺の整理をしとくか? 昨日、一通りは出てきてるが……状況的に、サクラちゃんは余裕を持って見れてないだろ?

咲夜 : あー、ヤタガラスに大勢の敵をけしかけられたり、九尾の狐に追い回されたりしてたもんなー。

ミナト : 提案自体には賛成だけど、サクラちゃん次第かなー? 説明、いる?


「その説明、欲しいです! というか、全部出てたんですね!?」


 まぁ乱戦はやったんだから、出てない方がおかしいよね! うん、ここはおさらいという事で、まとめて説明をしてもらっちゃおう!


ミツルギ : おし、サクラちゃんの許可が出たか!

富岳 : なら、順に説明していくぞ。まず、生命系統だが、これは『活力の』になる。

ミナト : 生命のスキルツリーはどのルートを進んでても、生命自体が多いし、再生能力が高くなるから、その辺が注意点だねー!

咲夜 : へ? え、特徴補足もあり!?

ミナト : まぁ基本は完全体までと同じではあるけど、最低ランクの保証が変わってくるからねー。おさらいのつもりで聞いてくれればいいよ?


「あ、はい! 分かりました!」


 私で言えば『胃袋拡大Ⅲ』まで持ってるようなものだから……ただでさえHPが多いのに、更にそこから1.5倍になるって考えたらいいのかも! それ、どう考えても厄介だよねー。


「あ、そういえば胃袋、空っぽでした!? 果物を食べて、補充しときましょう!」


 折角の実質的にHPを増やせるスキルなのに、空っぽにしてたら意味がないよ! 食べる余裕がある時に、満腹にしとかないと! という事で、果物を食べていこー!


金金金 : まぁ折角あるスキルなんだから、活用しない手はないか。

いなり寿司 : ちょいちょい、空っぽのままで戦ってたりするしな。あれは地味に勿体ない……。

ミナト : 回復させる余裕がない時もあるから、仕方ない側面もあるけどねー。

富岳 : 食べながらでいいから、次に行くぞ。屈強系統の進化だと『剛健な』になるな。これは何度か見てるから、分かるだろう。

ミナト : 近接攻撃の威力に直接影響する部分だから、進化系統でなくてもこれが高い個体の近接攻撃には要注意! 溜め攻撃は即死級だからねー!


「あはは、まぁ確かにそうなりますねー! 殺意が高いやつです!」


 一撃だけでもエゲツない威力をしてるから、本当に気を付けないと! 胃袋は……何個か果物を食べないと満腹にはなりそうにないね? レンコンみたいに一気に大量に回復するアイテム、今はもうないもんねー。


富岳 : 次に堅牢系統だが……これは『頑健な』になる。昨日の桜の木なんかが、印象的なやつだな。

ミナト : これの特徴は何といっても、防御力が高くてダメージの軽減率が凄い事! まぁそれを突破する手段は、いくつか知ってるよね?


「あ、はい! 毒とか出血とかの継続ダメージや、昨日解放した『硬質化』とかですねー! 意外と、対応策があるもんです!」


 うふふ、昨日の実況外のプレイで試したけど、かなり有効だったもんね! 小さな種族なら、噛み付いておけばどうにかなりそうだし! むしろ、大きな種族の方が厄介かも?


神奈月 : こうして聞いていると、普通に遭遇してんな? あー、でも生命系統はそうでもなかったか。

イガイガ : 一応、ヤマタノオロチが生命系統にはなるんだろうけど……あれは特殊だしなー。

G : 幻獣種は系統の分類に入ってこないから、例外扱いだろ。

ミナト : あはは、まぁそうなるだろうねー。

富岳 : ま、今は幻獣種の事はいいだろうよ。さて、次は俊敏系統だが……これはさっき話題に出た『鋭敏な』になるぞ。

ミナト : ある意味、最重要な部分かもねー? どれだけ高威力な攻撃でも、当たらなければ意味ないしさ。逆に、どれだけ威力が低くても、ダメージさえ入るならどこかで絶対倒せるからね!

咲夜 : また出た!? 超上級者の、無茶苦茶な理屈!?

ヤツメウナギ : 理屈の上では分かるんだが、実際出来るかどうかは別なんだよな……。


「……あはは、確かにそうですよねー。でも、俊敏が足りてない状態になってきてるのは実感してますし、どうにかしないとです……」


 進化ポイントは結構溜まってるはずだし、その辺の補いも考えた方がいいのかも? でも、まだサイコロタイムに入るには早過ぎるんだよねー? もうしばらく、進化ポイントを溜めてからにしようかな?


富岳 : 次は……まぁ言わずと知れた、サクラちゃんの進化系統である器用系統だな。これは『至妙な』だ。

ミナト : ここの説明は不要な気がするけど、まぁ遠距離攻撃に特化した部分だねー! ただし、どんな遠距離攻撃を持つかは、種族によって大きく変わってくる部分!

こんにゃく : キツネなら火、魚なら水、手が使える小動物なら投擲とか……まぁ色々あるからなー。


「あはは、まぁそこは私自身が進化してる系統ですし、よく分かります!」


 さっきの『破壊の咆哮』も、凄い威力だったし! 四足歩行なら、私のライオンみたいな系統の遠距離攻撃になるんだろうねー。

 そうしてる間に、胃袋は一杯になった! ふふーん! これで、HPは1.5倍になったようなもの! それだけ、生存率は上がるのですよ!


富岳 : 最後は知恵系統だが、これは『機知な』になる。これに関しては、まともに見れてないだろ?

ミナト : 知恵系統の場合は、色々な部分を便利にするスキルが含まれてるから……スキル的には脅威にならない場合もあるんけど、総じて知恵のステータスは高いから、状態異常はほぼ効かないと思っていいよ! あと、行動パターンが賢いのが特徴!

咲夜 : 知恵の厄介な個体の極みが、あのヤタガラス……。

ミツルギ : 知恵の2ルート解放の個体だからなー。てか、幻獣種を含めば、全系統と遭遇はしてたか。

金金金 : 生命系統の『活力の』と知恵系統の『機知な』はまともに見れてなかったし、いいんじゃねぇ?

水無月 : 乱戦中だと、見てる私達でも確認しにくいもんね! 整理してくれて、まだはっきりと出てなかったのがよく分かった!

いなり寿司 : ま、どこかで整理しとくべき内容だったしなー。


「まともに知ったのが2種類ありますし、聞いてよかったです!」


 ふふーん! 正直、生命系統と知恵系統はすぐに分かりそうな名前だったけど、これで初登場でも聞かずに済むのです! まぁ既に登場はしてたみたいだけど、私がしっかりと認識は出来てなかったもんね。

 あとはこれに加えて幻獣種がいるのが、完全体の種類なのはよーく分かった! あ、あと、適応進化済みのがたまーに出てくるくらいかな? これまでも少数だけど出てきてたんだし、完全体でも出てくる可能性はあるよね!


「さーて、胃袋も一杯になりましたし、海へ向かいましょうか!」


 食べてる間の話題にもなったし、丁度よかったね! それじゃ、ここから本格的に探索開始なのですよ!



「……情報整理にはなりましたけど、忘れそうになります!?」

「いやいや、そこは覚えてね!?」

「でも、皆さん、割と『○○系統』って呼び方が多くないです?」

「まぁその方が単純に分かりやすいからで……」

「そうですよねー! なので、覚えなくても大丈夫です!」

「おーい!? それはいくらなんでも、雑過ぎない!?」

「伝われば問題ないんですし、大丈夫ですよ!」

「……まぁ確かに、伝わればそれでいいけどさ。さて、次回は『第730話 知らないところで』です。お楽しみに!」

「……え、何かあるんです?」

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