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Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~  作者: 加部川ツトシ
第19章 完全体、強いです!

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第726話 2件目の宣伝


 『ユーカ呉服』さんの日替わりのレンタル浴衣の宣伝はしたから、次はお団子の宣伝だー! 2件やると、どうしてもちょっと時間がかかっちゃうけど……まぁそういう時もあるよね!


「もう1つの宣伝は、こちら! さっき、間違って表示させちゃいましたけど、『甘味処・うえむら』さんからご提供に、お団子になります!」


 今度は間違えずに、ホームページを表示して……うん、間違ってないね! それじゃ、やっていこー!


「えーと、お団子でも色々種類はあるようですけども、今回いただいたのは『みたらし団子』ですね! 試食データは、こちらです!」


 今回のも2回分ある内の、1回分を取り出すのですよ! パックに入ってるみたらし団子、美味しそうかも! ふふーん、膝の上に置いちゃおー!


金金金 : ほほう? みたらし団子ときたか。

ミツルギ : まぁ団子としては、オーソドックスな種類だな。

サツキ : ふっふっふ! 確かによくある種類だけど、決してそれだけじゃないよ!

いなり寿司 : あー、サツキさん? コメント欄から宣伝に混ざるのは自重しような? 色々と面倒な事になりかねないし……。

ミナト : あはは、まぁサクラちゃんの配信なんだしねー。色々と公表した以上は、多少の自重は必要かも?

サツキ : え、そうなの!? あ、思いっきり頷いてる!?


「……あはは、まぁサツキさんが宣伝し始めたら、よく分からない状態になっちゃいますもんねー」


 今はもう『立花サナ』と『サツキ』が同一人物だと公言した状態になっちゃってるんだから、下手すると姉さんが宣伝してる事になっちゃうし! 私としても、姉さんに乗っ取られたみたいで、なんか嫌だもん!


サツキ : ……ちょっと自重します。あ、でも、案件は遠慮なく持ってくるからねー! まだ話が決まり切ってないだけで、候補はいくつかあるから!


「あ、それは了解です! 食べ物系は一旦打ち止めかと思ってましたけど、まだあるんですね!」


 浴衣の宣伝は1週間ほど続くけど、それ以外のはこのお団子で最後だったんだけど……まだ私まで話が届いてなかっただけで、計画中ではあるんだ!

 まぁ今する話ではない気がするから、軌道修正! 今、大事なのは、お団子の方だもんね!


「えーと、宣伝に戻りますけど……今回の『みたらし団子』以外にも、あんこやよもぎ、きなこや3色団子……他にも色々あるようです! お団子以外にも、おしるこやあんみつやわらび餅……夏限定で、宇治金時のカキ氷もあるようですね!」


 ザッと見た感じ、和風な甘味がズラッと並んでるねー! うふふ、この辺のもの、どれも好みかも!


ミツルギ : 和風の甘味か。その手の、最近あんまり食ってないな。

富岳 : ほう? 何気にメニューが豊富だな?

ヤツメウナギ : 甘さ控えめのメニューってのもあるのか。基本的に甘いのは苦手だけど、甘さ控えめの抹茶系なら割といけそうだな。

水無月 : あ、お団子系はテイクアウトと通販対応なんだね? どれも美味しそう……!


「あ、そうなります! 全メニューが通販に対応している訳じゃないそうですけど、お団子は冷凍で通販対応になっているようですよ! 色々と詰め合わせがあるようですし、食べ比べてみるのもいいかもしれませんね!」


 折角なら、色んな種類が入ってるのが試食データだったらよかったんだけど……この『みたらし団子』の1種類だけでも、美味しそうではあるよね! それに、一応理由はあるみたいだしさー!


ミナト : あっ! なんで『みたらし団子』なのかと思ったけど、そのお店ってあそこなんだ!? 店頭でお団子を焼いてるとこ!

サツキ : そう、そこだよ、ミナトさん!

神奈月 : 現地民からの情報が出てきた!?

ヤツメウナギ : あー、店頭で焼いて売ってるパターンなのか。

富岳 : 確かに特設ページもあるし、力を入れている部分ではありそうだな。


「『みたらし団子』は『甘味処・うえむら』さんでの人気の看板メニューだそうですね! 店内のカフェスペースとは別に、商店街に面した部分で店頭販売も行っているとの事です!」


 その状況を撮った写真も載ってるし、そこを表示させながらなのさー! うー! 商店街の中で、焼いている良い匂いとかしてきそう!

 これ、絶対に姉さんのとこに遊びに行った時、食べにいこー! まぁその前に、試食データのを食べるけど!


「さて、説明はそこそこにして……お団子を食べちゃいますねー! いただきまーす!」


 パックを開けて、みたらし団子を掴んで、4個刺さっている内の1個をガブリと食べる! んー、美味しい!


「甘辛いタレも美味しいですし、焼き目のついたお団子の、もっちりとした食感もいいです!」


 慌てて食べると喉に詰めちゃうから、慌てずにしっかり味わって食べていくのですよー! これ、2個目、3個目と次々に進んじゃうね! ……1本しか入ってなかったから、あっという間に無くなりそう!?


金金金 : 相変わらず、美味そうに食うな? 最近、色々と買い過ぎな気もするが……これも買ってみるか。

ミナト : 何気に買った事ないんだけど、今度前を通ったら買ってみようかな?

神楽 : んー、注文したい気もするけど、うちの子、和菓子系は食べないから悩むなぁ……。

咲夜 : え、普通に美味そうじゃね? お団子の詰め合わせとかあるし、それを頼んでみようっと。

富岳 : 最近……というほど、最近でもないが……和菓子系は馴染みがなくて、食べる機会がないって人は意外といるぞ? 

イガイガ : あんこが苦手って人も、結構いるしなー。

こんにゃく : 和菓子って、あんこの使用率高いもんなー。こんばんはっと! 美味そうな団子に、浴衣とは……良い組み合わせだな!


「こんにゃくさん、こんばんはー! 普通にあんこ、美味しいですけどねー?」


 んー、自分が普通に美味しいと思うものを、苦手だって思う人の気持ちは分かりにくいかも? あんこのどういった部分が苦手なんだろ?


ヤツメウナギ : 俺みたいに甘いもの全般が苦手なら分かるんだが……洋菓子は普通に食うけど、和菓子は苦手って感覚はよく分からん!

G : 意外と、食わず嫌いもいたりするぞ? 子供の頃にマズいあんこを食って、そこから避けるようになってたりとかなー。まぁただ単に、苦手って人もいるけどな。

ミナト : その辺はまぁ、個人の好みの問題もあるからね。


「まぁ確かに、なんでも好き嫌いはありますもんねー! 今回の『みたらし団子』ではあんこは使われていませんので、こういうのから和菓子にチャレンジっていうのもありかもしれませんよ!」


 私は普通に和菓子は好きだから、単純に食わず嫌いになってる人には食べてみてもらいたいよねー! 少なくとも、このお団子はハズレの味ではないし!


神楽 : そういえば、かなりハズレなのを引いちゃった事はあった気がする? よーし、駄目だったら自分で食べるつもりで、ちょっと頼んでみよ! あんこと、それ以外のが一緒になってる詰め合わせのやつ!

こんにゃく : 早速、宣伝の効果が出ている!?

ミツルギ : なるほど、若いサクラちゃんが、こうやって美味しそうに和菓子を食べるのは……結構効果的な宣伝か。

富岳 : 確かに、普段は食べない層でも気になるかもな?

ミナト : まぁ食わず嫌いな場合だと、食べるきっかけさえあれば、好きになる事もあるからねー。


「あはは、この宣伝で和菓子が好きになる人が出ればいいですねー!」


 馴染みがなければ食べようとは思わないだろうけど、その最初のきっかけを作れたら、宣伝してる私としては嬉しいかも? まぁ苦手な人に無理強いするのは、なしだけどさ!


「さてと……あっという間に食べちゃいましたけど、もう1パックあるので、これは途中のサイコロタイムの時にまた宣伝をやっていきますねー!」


 ふふーん、そこはいつものパターンなのですよ! 今日はどういう内容でサイコロタイムになるかなー?


咲夜 : 定番コーナーのサイコロタイム! 今日は、昨日の実況外のプレイを見た感じだと、いきなり始まりそうな気もするんだけど……。

イガイガ : あー、既に進化ポイントがかなりある状態だもんな。

ミツルギ : というか、昨日の実況外の配信プレイは……妙に安定してたな?

富岳 : 極端に変な行動もなく、無難な内容だったが……ちょっと物足りなさはあったか。


「えっ!? 昨日の実況外のプレイ、何か問題がありました!?」


 かなり安定してやれたと思ってたんだけど……あれ? 安定してたとは言われてるよね?


イガイガ : サクラちゃんの場合、安定し切ってる方が問題なんだよなー。

G : どこでツッコミどころが発生するのかと思っていたもに、どこにも発生していないのがな……。


「ちょっと待ってください! その反応は、流石に理不尽じゃないですかねー!?」


 ぐぬぬ!? 順当にやれたと思ったのを、そんな風に言われるとは思ってなかったんですけど! なんか、納得いかなーい!


「私が安定してるの、駄目なんですかねー?」

「あー、うん。それは駄目だね」

「即答!? いくらなんでも、それは酷くないですか!?」

「いや、だって、主人公としての最大の特徴を潰したら……主人公として失格だよ?」

「そんな特徴、いりませんけど!?」

「でも、サクラには高難易度な超絶プレイは出来ないよね?」

「うっ!? 確かに、それはそうですけども!」

「だったら、強みを捨てるのは愚の骨頂だよ」

「……なんか、納得いかないんですけど!」

「その納得しない感も含めて、サクラだからね。さて、次回は『第727話 新たなエリアへ』です。お楽しみに!」

「色々、釈然としないですけど……まぁ配信は頑張ってやっていきましょう!」


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