第681話 荒野エリアの名称変更
新エリアの平原を探索していきたいけど、その前にこれはやっちゃおう! 忘れたら、そのままになっちゃいそうだし!
「出発前に、荒野エリアのエリア名を変えちゃいますねー! 今回は何がいいですかねー?」
荒野エリアで印象的だった事を、名前に入れたいもん! んー、火への適応進化が印象的だったよねー。あんまりエリアは関係ないけど!
神奈月 : あー、それもあったか。
咲夜 : 昨日の印象的な部分と言えば、やっぱり火への適応進化だな!
G : いやいや、蝗害も捨てがたいぞ!
サツキ : イナゴは嫌ー!?
こんにゃく : 確かに印象的ではあるけども、あれは良い印象でもないだろ。
「あはは、まぁイナゴよりは火への適応進化に関係するものがいいですねー。他には……殺風景な様子だとか、サボテンとかですかね? あ、ドラゴンフルーツもありですか!」
荒野ならではの要素ではあるし、候補としてもありだよね! んー、そういえば別の名前もあったような?
「ちょっとど忘れしたので質問です! ドラゴンフルーツって、他に名前がありませんでした? あれ、何って言ってましたっけ?」
確か、いくつか別名があったはず! その中になんか使えそうなのがあった気がするんだけど、微妙に出てこないのですよ!?
ミナト : 火に言及があって、ドラゴンフルーツの別名を気にするのなら……『火竜果』の事かな? まぁ分かりやすいように『カリュウカ』とは読んだけど、日本での読み自体はドラゴンフルーツなんだけどね。
富岳 : 元は中国語だし、あっちの発音はよく分からんからな。
「あ、それです! 『火竜果』! って、そのままじゃ読まないんです!?」
ぐぬぬ、チラッとミナトさんのコメントを文字の方で見たから漢字は分かったけど、これでドラゴンフルーツって読むのは色々無理がある気がするんですけどー!? でも、中国語の発音を出されても、分かんない!
「まぁ別にそこはいいですね! 私も火への適応進化をしてましたし、サボテンの実も印象的だったので、その名前を使いましょう!」
うふふ! しっかりと名前の中に火があるんだから、要素としてはバッチリ! たとえ、本来ならドラゴンフルーツと読むのだとしても、私が付けるエリア名なんだから、私が読みたいように読めばいいのですよ!
<『名も無きの荒野』から『火竜果荒野』へと変更しました>
という事で、エリア名はこれに決定! 今回は割とスムーズに決まったね!
ミツルギ : なるほど、そうなったか。読みとしては『カリュウカ荒野』になるんだな。
いなり寿司 : そうなるんだろうな。
咲夜 : パッと見では、何の事かさっぱりだ!
金金金 : まるで竜が出現していたような印象……そういや、オフライン版にもドラゴンは出ると聞いたが、まだ出てこないのか?
神奈月 : ちょ!? それ、ネタバレ案件!?
イガイガ : それ、まだ言ったら駄目なやつ!
「え、ドラゴン、いるんです!?」
待って、待って、待って!? 今まで出てきた敵って、進化で変な状態になってるのはいたけど、基本的には実在している生物だったよね!? でも、ドラゴンはそうじゃないよ!?
というか、ドラゴンって翼のある西洋系のものと、翼のない細長い東洋系のどっち!?
金金金 : あ、すまん。これ、ガチのネタバレか……。全然出てこないもんだから、つい気になって……。
水無月 : その気持ち、分かる! オンライン版、結構ドラゴンは飛んでるもんね!
「え、オンライン版だとそうなんです!? ……確かにそれは気になるのも分かる気がします!」
進化階位はオンライン版では、まだ成熟体までって言ってたもんね。なのに、完全体に進化した今までの段階でも出てきてないのなら、私だって知ってたら気になるよ!?
ミツルギ : あー、気になるなら説明はするけど……ネタバレ案件だからな? それでもよければだが……。
ミナト : まぁ存在はもうネタバレになっちゃったから、どういうタイミングから出てくるかって話にはなってくるけどね。
「んー、流石に気になる内容ですし、ネタバレでもいいので教えてください!」
最後の超越体への進化はちょっと特殊みたいだし、もしかすると完全体から出現になるのかも? 何がどうなれば、ドラゴンになるかは分かんないけど!
ミツルギ : よしきた! あー、オフライン版でのドラゴンの解禁は、今の完全体からだ。ドラゴンへ進化する個体は、基本的にはトカゲ系だな。
ミナト : ドラゴン……オフライン版にいるのは、翼のある西洋系の個体になるからねー。和風な東洋系の翼のないやつは出てこないよ。
神奈月 : なんで東洋系は実装されなかったんだろうな……。
イガイガ : そもそも、オフライン版には幻獣系の種族はそう多くはないからなー。あの手のは、オンライン版で一気に増えた類いだし。
ヤツメウナギ : オフライン版の幻獣系の種族……まぁ『幻獣種』と呼ばれているぞ。ドラゴンの他だと、ヤマタノオロチとか、九尾の狐とか、三つ頭のケルベロス辺りが有名どころか。
こんにゃく : その辺の種族も、完成系に至るのは完全体でだよなー。
富岳 : まぁそうなるな。
「あっ! その辺の話題、前にもありましたよね!? ドラゴンはその枠に入るんですか!」
そっか、そっか! 実際には存在しない生物の話題、もう結構前に出てたもんね! その辺の自由度、オンライン版の方が高いって話もあったっけ!
「というか、完全体から出てくるって事は……もう遭遇する可能性はあるんです!?」
特に、今いる平原エリアは色んなエリアの特徴が混ざってるんだし、そういう敵は出てきそう!?
こんにゃく : えーと、難易度イージーでは出てきたっけ?
ミツルギ : 出現確率は下がるけど、完全体まで到達した今なら出てくる場合はあるぞ。成熟体までは、その類いは出てこないけどな。
ミナト : 『幻獣種』は進化条件が他より厳しめだからねー。まぁ構成条件を満たせば、出現はしてくるよ。
金金金 : ほほう? 普通の個体とは、進化条件が異なってくるのか。
富岳 : まぁそういう事になるな。イージーだと敵の進化ポイントの割り振りが少なめだから、進化条件を満たせずに出現しないという事になる。まぁ流石に完全体になれば、敵も強くなって、進化条件を満たしてくる事もあるから、出てくるようになるがな。
真実とは何か : それが真実なのである!
「それ、興味深いですね! 強そうな気はしますけど、遭遇してみたい気も……キツネさんは悩みますね……?」
ぐぬぬ! 九尾のキツネさん、見てみたいけど……戦いたくはないよ!? これは究極の選択!?
というか、敵が持ってる進化ポイントの量って難易度によって変わってくるんだ? んー、特殊な進化ルートみたいだし、どんな進化条件になってるんだろ? 進化ポイントが影響してるなら、解放しているスキルツリーが関係してるのかも?
富岳 : ちなみにだが、一部にとんでもない特殊な進化経路を持つ種族もいるが……まぁこれは今は除外しておく。
咲夜 : あー、あった、あった。ドラゴンへの進化の特殊条件!
ミツルギ : 咲夜さん、それ以上は言うなよ? 流石に説明の範疇を越えるからな。
咲夜 : 話題に乗っかっただけの俺の方が注意されんの!?
ミツルギ : いや、だって釘を刺しておかないと、どんどん言ったら駄目な方向に突っ走りそうだからな。富岳さんは、例外もあると示唆しているだけであって……。
ミナト : あはは、まぁそれはそうだね。決めつけない方がいいって、警告は必要だしさ。
「『幻獣種』って種類自体が特殊な進化っぽいのに、他にももっと特殊なのがいるんです!? ……気に留めておきますね」
具体的に何をどうするのかは分かんないけど、富岳さんが警告するって事は……そういう何かに遭遇する可能性はあるんだろうね! うん、その辺は要注意で!
「さーて、それじゃそろそろ、この平原を本格的に探索していきましょう! まずはマップの解放からですね!」
完全体に進化を果たしてからの、初めての新エリアの探索だね! 出現確率は低いみたいだけど、特殊な進化個体も出てくるみたいだし……あ、適応進化をした敵の別バージョンみたいなものなのかも? あれも出現確率は低いけど、たまーにいるもんね! うん、そういう認識でいい気がする!
「おー! 『幻獣種』なんてのがいるんですね!」
「うん、いるよ」
「遭遇出来ますかねー!?」
「それは……まぁサクラの運次第かな?」
「私の運次第なんですか!?」
「進化条件さえ満たしてくれば、普通に出てくるからね。まぁLvが低いうちは条件を満たしにくいから、出現率は低くなるけど……まぁ出ない訳じゃないよ」
「おー! それじゃ、出てくる事に期待ですね!」
「その辺、実際にどうなるかな? さて、次回は『第682話 完全体の敵』です。お楽しみに!」
「完全体での本格的な戦闘、突入ですよー!」




