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Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~  作者: 加部川ツトシ
第17章 色々と頑張ります!

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第618話 夏休み、突入!


 夏休みに入ったけど、普通に朝は起きて、朝ご飯を食べてきた! 自分の部屋に戻ってきたけど……とりあえずどうしよう?


「うーん、午前中にはアイデア出しって話だもんねー」


 昨日、結月ちゃんから送られてきた今日の予定……。学校での集合はないけど、文化祭の打ち合わせはお昼から! それまでに各自で案を出すって事になってたけど、私はあくまでお手伝いだから、その辺はしなくてもいいって後から追加のメッセージが届いてた。届いてたけど……。


「何もしないってのも、居心地は良くないんだよね……」


 何かしたい気持ちは大きいのですよ! でも、そういうのを考えるのは得意じゃないし……今は、配信用の和室の庭の方をやろうかな?

 具体的に作るものが決まってくれば私の作業も出てくるだろうし、そうなってない間にこっちを進めておく方がいいのかも?


「……うん、そうしよう! 大雑把なラフは出来てるし、実際に作成開始だー!」


 フルダイブには制限時間もあるから、それを超えないように要注意! 10時間以上ぶっ続けでやる事はないからそっちは心配いらないけど、3日連続で10時間以上の使用にならないように気を付けないとね!

 少なくとも、配信用に2時間ちょっとは絶対に残しておかないと! 制限に引っかかって配信出来ませんでしたって事態だけは絶対に避けなきゃ!


「よーし、頑張っていこー!」


 文化祭の方も気にはなるけど、こっちが最初の予定! 流石に庭はすぐには完成しないけど、姉さんから教わった時短テクニックを駆使していくのですよ!



 ◇ ◇ ◇



 ふふーん、フルダイブしていつものを起動して、作成開始だー! 庭を作る事になった以上、和室の外に出るのは必然! だから、まずは和室の外側を作るのです!


 という事で、既に使ってる和室のデータを開いて編集だー! 庭のデータは別に作った方がいいとは言われたけど、和室の外側はこっちで拡張した方がいいとも言われたもんね!


「えーと、とりあえず和室の外側で見える部分……前に兄さんに削られちゃった部分は元に戻していこー!」


 和室の中を作った後に兄さんにも思いっきり削られたし、そこに拘ってたら無駄に時間がかかるだけって姉さんに言われたけど、外側を作る以上は不要なものではないのです! 柱の中や全部別に作った畳は……残念だけど、兄さんが削った状態のままで!


「うん、こんなものかな!」


 ふっふっふ、この辺は元々あったデータに戻すだけだから、そう負担でもないのですよ! ……なんか兄さん、軽量化した状態で、削除せずに残しておいてくれたみたいだし。兄さん、ありがとう!


「それじゃ次は、縁側とか屋根とかの作成だー!」


 和室の中はちゃんと出来てるけど、この状態じゃ屋根とかないもんね! 縁側も作る予定だから、出来れば今日はそこら辺まで済ませてしまいたい!


「イメージとしては離れの和室だから……」


 8畳の1部屋のみの和室、縁側付きで! それを目標でやっていこー!


「えーと、とりあえず仮で縁側を作る部分に適当な白い板を設置しておいて……」


 普段は障子で見えてない側だけど……うん、とりあえずこんなもんかな? んー、配信のカメラの後ろで、普段は見えてない位置は土壁だけど、離れならここも障子にしちゃおうかな? うん、そうしよう! 2方向に縁側があるように改造だー!


「一旦、こっちの土壁と柱は消して……障子はコピーしてくればいいよね? あ、ちょっとこっちが長い!?」


 うーん、8畳だから、その分だけ少し横長になっちゃってるね。障子を嵌める溝を増やせば、障子を増やしていけるかな? うん、それで調整しよー!


「……これで、障子を嵌めればいけるはず?」


 溝は増やしたから、多分これで大丈夫! 実際にちゃんと動くかは……反映させてから、実際にフルダイブして触ってみないと分からないけど! 障子、別のデータだから、ここでは確認出来ないもんね。今、畳や襖もない状態だし!


 こっち側にも仮の真っ白な板で縁側を作っておいて……うん、素っ気ないけど、まぁなんとなくイメージは出来るよね! この部分はちょっと予定と変わったけど、まぁその場の勢いでもいいのさー!


「さーて、次! こっちの襖の奥は……」


 今は真っ白で何もない状態なんだけど、ここはもう1部屋ほど作ろうかと思ってたとこなんだよね。でも、そういう機会はない気もするし……。


「まぁ今はここは空っぽで……あ、部屋じゃなくて押し入れって事にしようかな? うん、そうしよ!」


 どっちにしても箪笥で塞いじゃってるんだし、もう1部屋を使う予定もないもんね。


「よーし、それじゃこっちの押し入れ部分の外側を作んなきゃ!」


 えっと、流用が出来るところは流用する事とも言われたから……うん、さっき障子に変えた土壁部分を使っちゃおう! 柱も既にあるやつを流用なのですよ!


「……なんか手抜きな気もする」


 元々作ってたものをそのままコピーして、拡張してるだけだもんね……。ううん、でもここを1から作ってたら、手間ばっかり増えるもん!

 時間との兼ね合いもあるんだから、これは手抜きじゃなくて、効率化! 姉さん直伝のテクニック! ……まぁ兄さんにも削られて調整された部分だから、姉さん独自のものでもない気はする?


「これで、壁は出来た!」


 今の状態で全体像を見ていくのさー! 畳や障子や襖はないし、縁側は白い板が浮かんでるだけだけど……うん、でもそれっぽくはなってきた!


「次は屋根だね!」


 えーと、屋根は……参考資料を見ながらやっていこ。流石にパッと思いつくままにやったら、ここは滅茶苦茶になっちゃいそうだし……。


「えーと、四方向に斜めに出て……その上に二方向の斜めの屋根がある感じかな?」


 スペース的に屋根裏が結構ありそうだけど……まぁそこは特に作る予定はないからいいや。とりあえず参考資料を見ながら、それっぽく白い板を配置して……。


「おぉ! それっぽくなってきてる!」


 瓦も何もないし、空洞部分もあるけど……それでも仮置きした板だけでもかなり違って見えるね! ここまで出来たら、次はこれだー!


「仮置きにした白い板の表面を、床を作った時のテクスチャに変えて……おぉ! 一気に木材感が出た!」


 柱や机を作った時には、手書きで木目を描いたけど、畳の下の床は元々あった素材を使ってたんだよね。今回もそれを使って、一気に木材感を演出! ここもガッツリ見る部分じゃないから、効率化でいいのです!


「えーと、次は……今の板の下に梁とか柱とかかな?」


 実際の構造とかとは関係ないけど、見栄えは大事! 今の板に反映させたのと同じテクスチャを使った、細長い木を模した物のペタペタと次々に設置!

 障子の上の部分や、屋根を支える部分には太めな柱に変えて、同じテクスチャを使って……うん、どんどん雰囲気は出てきてる!


「次は、屋根を作った時に出来た空白部分の壁だー!」


 屋根と屋根の間の隙間を埋める壁作りなのですよ! 斜めになってる部分だから、ここは前に作った土壁をそのままって訳にはいかないんだよね。

 でも、効率化の為にコピーしたものを加工していく感じでやっていこー! ……あれ? 隙間が出来ちゃった? それならもう少し大きくして……あ、今度は入らない!?


「これ、中々難しい!? あー、そっか! 埋め込んじゃえばいいんだ!」


 ピッタリと隙間に収めようと加工するのに悪戦苦闘してたけど、現実のものじゃないんだから、ピッタリ嵌める必要もなかったよ!?


「えーと、干渉設定を一旦オフにして……配置してから、オンに戻して……うん、これでいい!」


 ふっふっふ、これも姉さんに教わった手段! 細かい物を手動で加工したり、自分の手で色を塗ったりする時には触れられるようにする設定だけど、今みたいに隠れてしまう時には使うといいって言ってた!

 現実とは違うからこそ、見えない所は大雑把で良いって言ってたもんね! 柱の中に埋まる土壁とか、現実じゃ無理だもん!


「ふっふっふ、良い調子! この感じなら、今日の配信までに和室の改装は終わるかも!」


 問題は兄さんがもう出かけて、家にいない事かなー? 流石に大規模な変更だから、兄さんにチェックして欲しいけど……まぁそれは完成させてから考えよー!


「連載、再開です!」

「そうなるねー。それで……開始早々に色々やってるね?」

「ふふーん! 庭の作成の為にも、頑張ってますよ!」

「……庭に辿り着いてない気もするけど?」

「仕方ないじゃないですか! 流石に庭を作るのに、外側をハリボテって訳にもいきませんし!」

「まぁ確かにそれはそうだけど……それに気付くの、遅くない?」

「うぐっ!? 今やってるから、そこはいいんです!」

「サクラがそれで良いなら、まぁそれでも良いけどさ。あ、そうそう。あっちの第16巻が発売になっているので、そちらもお願いします。↓の方にリンクもありますんで」

「サラッと宣伝を混ぜ込みますね!?」

「お金は大事だしね。そういえば、この『小説家になろう』も収益化みたいな話があるそうで?」

「え、そうなんです?」

「なんかイベントでそういう話が出たという情報を見た。まぁそれ以上の事はまだ分からないけどさ」

「まだ謎な状態なんです?」

「そうそう。個人的には続報待ちなんだけど、どういう形になるかが気になる。今の時点でも色々とリニューアルされて、使い勝手が変わってるしさ」

「色々、あるんですねー?」

「今のリニューアル自体が、色々な下準備って気もしてるんだけどね。さてさて、どうなる事やら?」

「作者さんにドサっとお金が入れば良いですね! そうすれば、私の存在も安泰です!」

「……まぁそうなれば嬉しいけどね。さて、次回は『第619話 夏休みの生活』です。お楽しみに!」

「色々とやっていく夏休みになりそうです!」

「夏休みの課題、ちゃんとやりなよ?」

「……それ、存在しない事になりませんかねー!?」

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あっちのオンライン版は自力での電子書籍版もありますので、よろしければどうぞ。

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電子書籍版『Monsters Evolve Online 〜生存の鍵は進化にあり〜』第20巻

これまでの第1巻〜第19巻はこちらから。
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