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Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~  作者: 加部川ツトシ
第15章 頑張って進めます!

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第543話 次の敵


 ふふーん! 新しいスキルの解放も出来たし、今度は出血を狙いやすくなる『鋭利化』の解放を目指していこー!


「それじゃ出発です! 目指せ、北の端ですね!」


 そこまで行けば、河川域の下流に出るって事だもんね! 数日がかりだったけど、ようやくそこまで辿り着けそう!


サツキ : サクラちゃん、移動再開だー!

水無月 : 再開だー!

ミツルギ : 移動はいいんだが、見えてる堅牢系統のゾウやキリンは倒さなくてもいいのか? どっちもLv35だから、Lv的には経験値は美味いぞ。

イガイガ : どっちも堅牢系統だから、1体ずつ倒せばいけるんじゃね?

ミナト : 戦うかどうか、しっかりと『弱点分析』で確認して決めたらいいと思うよー!


「あ、確かにそれもそうですね! じっくりとは見てなかったので、それを確認してから考えましょうか!」


 進化ポイントは必要だし、Lv上げをする為にも戦わなきゃね!  少し進んじゃったから、止まって振り向くのです! 振り向いた先にキリンとゾウがいるけど、この2体の位置は結構近いね? まぁまずは左側にいるキリンから確認だー!


「えっと、弱点は……キリンが『俊敏』と『器用』と『知恵』の3つですか。まぁ耐久性もパワーもありそうですし、順当な感じですね!」


 うーん、俊敏が弱点なら移動速度は遅いのかな? 屈強はステータス基準でもスキル基準でも弱点に出てないし、当たると痛そう! あ、でも今の私ならその辺は大丈夫なのかも?


ヤツメウナギ : キリンの方は、順当にパワー系か。遠距離攻撃は持ってなさそうだし、変に近付かず放電で削っていくのがいいんじゃね?

富岳 : サクラちゃんの場合、それはありだな。距離を保ちつつ、最大まで凝縮した『獅哮衝波』をぶっ放すのもありだろう。

咲夜 : それ、『守護増強』を取った意味がなくね!?

ミナト : あはは、器用系統で進化してたら距離を取るのが基本的な動き方だからねー。

G : 遠距離メインで、近接に突っ込む方がなぁ……。

咲夜 : そりゃそうだけどさ!?


「言われてみれば、それはそうですね!? まぁどっちでも戦えてるから、そこは問題ないです!」


 うん、遠距離で攻撃する時にはちゃんとやってるし、そもそもライオンで使える遠距離攻撃が少なめだから、そこは仕方ないのですよ! 放電だけで終わらせるのも面白くないしね!


「えっと、ゾウの方は弱点はどうですかねー? ふむふむ、弱点は『屈強』と『俊敏』……ちょっと待ってください。普通に遠距離攻撃を持ってませんか、このゾウ!?」


 待って、待って、待って!? 近接攻撃はそれほど脅威じゃなさそうだけど、知恵も高いし、器用も高いって変なゾウだよ!?


いなり寿司 : あぁ、ゾウは『投擲』系統のスキルがスキルツリーの中のあるからな。鼻で掴んで、色々と投げ飛ばしてくる。

神奈月 : あれだよなー。大型種族では希少な『投擲』持ちがゾウ。

ミナト : ゾウの投擲は色々と独特だからねー。他の種族では簡単に持ち上げられないようなものでも、鼻で掴んで容易く投げてくるから。

こんにゃく : その辺にある岩とか、生えてる木とかを引き抜いて投げてくるからなー。


「そうなんです!? このゾウ、知恵も高いみたいなんで、戦うのはやめておきましょうかねー?」


 生命はスキル基準では弱点になってるけど、ステータス基準では弱点になってないもん! 堅牢系統で進化してるんだから、間違いなく堅牢は一番高いはずだし……なんか嫌な予感!

 

ミツルギ : その辺の判断は、サクラちゃんの自由にだなー。

咲夜 : 下手に口出ししたら、またフラグ扱いにされそうだから、何も言わん!

イガイガ : それ、わざわざ宣言する必要ってある?

真実とは何か : 無用というのが、真実なのである!

咲夜 : 言っても言わなくても、何か言われるのかよ!?

こんにゃく : もうそういう役割になっちゃってるしなー。

チャガ : それは確かに。

咲夜 : この場合の役割って何!?

G : え、弄られ役?

咲夜 : そんな役割、いらないんだけど!?


「あはは、まぁ普段の行いですかねー? あ、ちょっと疑問なんですど、キリンだとどんな遠距離攻撃を持ってたりするんです? これ、質問で!」


 ふと思った疑問! ゾウが遠距離攻撃を仕掛けてくるのは驚いたけど、キリンだとちょっと想像がつかないんだよね?


サツキ : ネタバレありの質問だー! ふっふっふ、それは! ……どんなのだっけ?

いなり寿司 : 真っ先に答えようとして、知らないのかよ……。

こんにゃく : キリンは……マジでなんだっけ?

富岳 : キリンの遠距離攻撃は地味だからな。まぁ形としてはライオンでの『投擲』に近くて、一番低い段階のやつで『蹴飛ばし』ってスキルになる。

ミツルギ : 大きめな石や土を思いっきり蹴って、それを飛ばしてくる攻撃だぞ。まぁ正直、周囲の地面を抉ってボコボコになるから、プレイする時には使いにくいタイプのスキルだな。


「あ、そんな感じの攻撃になるんですね! 確かに周囲の地面がそうなると、使いにくそうですね!?」


 キリンのあの巨体でどんな遠距離攻撃をするのかと思ったら、まさかの地面を蹴飛ばして、土や石を飛ばしてくるとは思わなかった! こうして聞いてみると、種族によって遠距離攻撃は多彩だねー!


「さてと、ゾウは厄介そうなんでスルーしますけど、キリンの方は倒せそうな気がするので、倒していきましょう! ……今こそ『鋭利化』で出血を狙いたいとこですけど!」


 折角、弱点に『知恵』があるんだし、継続ダメージで削りたかったなー。まぁそれは今言っても仕方ないし、近接攻撃は強そうだから、下手に近付くのはなしで!


「それじゃこれでいきます! 『獅子咆哮』!」


 ふっふっふ、初手が私にあるのなら、ここは溜めての攻撃が最適だよね! 動けない溜めを使うのが一番なのさー! 獅哮衝波は2撃目に温存しとこー!


サツキ : 遠距離からの溜め攻撃だー!

いなり寿司 : ゾウとキリンの位置は割と近いけど……最大まで凝縮すれば大丈夫か? 結構、ゾウまでの距離はあるよな?

イガイガ : あ、確かに。これ、ちょっと微妙な距離か!?


「……え? あー!? これ、ゾウに当たるかもしれないんです!?」


 ぎゃー!? 待って、待って、待って!? 攻撃範囲が横にも広いから、そのままじゃゾウまで範囲内に入ってるよね!? ゾウはスルーする気でいたのに、これじゃ戦闘になっちゃう!?


富岳 : 最大まで凝縮すれば、なんとか攻撃範囲からは外せるか? いや、初めに少し離れ過ぎたかもしれん……。

ミナト : んー、最大まで凝縮したら外せるだろうけど、位置的に届かなくなりそう? 届くくらいの凝縮率にしつつ、ゾウに当てないなら左の方に攻撃をズラす事にはなるけど……そうなると、キリンの左方面にある背の高い草むらを巻き込みそうかな?

水無月 : あ、草むらの中に『索敵』で何か反応が出てる! それも2体だよ!


「あ、本当です!? なんか変な状態になってませんかねー!?」


 うがー! キリンだけを攻撃するつもりだったのに、攻撃範囲を間違えちゃったー!? うぅ……もっと近付いてから発動するべきだったのかも……。

 ううん、もしかしたら普通にキリンだけに当たる凝縮率があるかも! それに賭けて凝縮率を調整してみよー! どこかに丁度いい凝縮率があって下さい!


金金金 : 凝縮率を変えてはいるが、キリンだけに当たる部分はないな?

こんにゃく : キリンに当たる凝縮率なら、ゾウか、草むらの中の未知の敵に当たるなー。

ヤツメウナギ : それ以上に凝縮すれば、今度はキリンにすら届かなくなるか……。


「これって、無駄撃ちか、他の敵も同時に相手にするかの2択ですね!?」


 うがー! 完全に溜めを始める位置を間違えたー!? うぅ……これ、どうしよう!?


金金金 : 悩み始める狐っ娘アバター。まぁこの状況は確かに悩む。

サツキ : ミナトさん! 草むらの中にいる敵の詳細は分からない?

ミナト : んー、『索敵』での動きと草むらの揺れを見る感じでは……そこそこ葉っぱが動いてるし、1体はサイズ的にはウサギくらいの小動物かなー? もう2体は動く気配がないから、植物系か昆虫系?

咲夜 : 相変わらずのとんでもない観察眼!?

水無月 : そこまで分かるんだ!?


「小動物と植物系か昆虫系ですか……。ミナトさん、ありがとうございます!」


 そこそこ凝縮は出来るし、その分は威力も上がるよね? その2体を巻き込んで、一気に仕留める事も出来るはず! 堅牢系統じゃなければ、今まで姿を見る事なく仕留めた事はあるもんね! それに賭けてみよっかな!

「何気に投擲するゾウが凄いですね!?」

「まぁあの鼻は、他にはない独特なものだしね。それを活用した感じのスキル構成にはなってるよ」

「おぉ、そうなんですか! って、それ……地味にネタバレじゃないです?」

「まぁ厳密にはそうなるけど……これすら無理なら、そもそも説明は不可能になるけど?」

「……確かにそれはそうですね。むぅ、ネタバレの加減は難しいです!」

「その辺は、本当に難しいとこだね。まぁ確実にアウトってのもチラホラあるけどさ」

「それもありますよねー! そういえば作者さんって、ネタバレは大丈夫な方です?」

「基本的には問題ないよ。結果だけ分かっても、そこに至るまでの過程は楽しめるしね」

「……そういうもんですかねー?」

「まぁただ単なる慣れともいう……」

「作者さんの周囲にネタバレしまくる人がいるんです!?」

「そうそう、そういう感じ。もう慣れた……というか、諦めたけど。さて、次回は『第544話 狙う相手を決めて』です。お楽しみにー!」

「……そういう慣れ方、嫌ですねー」

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あっちのオンライン版は自力での電子書籍版もありますので、よろしければどうぞ。

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これまでの第1巻〜第19巻はこちらから。
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― 新着の感想 ―
[一言] ]_・)このゲームの一番の問題(笑)は、敵のサイズと敵の強さが比例しないこと………………(笑)
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