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Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~  作者: 加部川ツトシ
第14章 色々、変わってきてます!

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第504話 確実に当てる為に


 ぐぬぬ、私が水化で移動速度が上がったら、まさかのワニも溜めを開始してきた状態! しかも、皆さんの反応的にカウンター狙いっぽい感じ!


「もう動いている意味も……なくはないですね!? 止まったら近付いてきます!?」


 このワニ、溜めながらでも思いっきり攻撃してる気満々だったー!? うがー! スキルじゃなくても攻撃は出来るんだし、そういう狙い方をしてくるんだ!?


金金金 : 流石は成熟体のエリアボスだなー。かなり攻撃的な行動パターンだし、厄介な状態か。

富岳 : 偏りまくってるボスもいるが、こういうバランスが良いタイプのボスは攻撃が多彩だからな。

ミツルギ : 極端な行動パターンになり過ぎず、それでいて攻撃的にも防御的にも動くから、この手のが実は一番真っ向から戦うのはやりにくい。

チャガ : 偏ってるボスは、どこかに明確な弱点があるからなー。バランスがいいボスは、そういう明確な欠点がないのが強みだぞ。

真実とは何か : それが真実なのである!


「むぅ……このワニ、そこまで厄介なんですか!」


 そういう厄介なエリアボスな上に、地の利は向こうにあったら厳しいよね! うん、誤発動自体は痛かったけど、縄張りそのものはその差を大きく埋めてくれてたのを、よーく実感出来る! 

 縄張りがなければ、すぐに殺されてた気がするのです! でも、誤発動してなければ、もっと有利な状況にして戦闘を始められたんだから、なんとも言い難いよ!? でも、そこは気にしてても仕方ない!


「獅哮衝波は確実に当てたいですけど……流石に距離があると、また避けられそうな気がします! どうにか当てられる可能性を上げたいですね……」


 1段階目の溜めが終わるまであと少しだから、そこで動きが止まる前になんとか方法を考えないと! 残りHPが1割くらいなんだから、凝縮率は低めでも見切りで反応しても完全には回避し切れないかな? ……なんか、ちょっとそこは不安が残るんだよねー。


ミナト : んー、サクラちゃん、手段があれば教えてほしいって感じ?


「あ、そこは自力でなんとかします! 頑張って自力で倒しますよー!」


 あと少しで倒せそうってとこなんだから、最後の決め手は自分で……あ、これならいけるかも! うん、ちょっとそれでやってみよ! あとはタイミングをしっかりと計って……少しでも加減を間違えたら、悲惨な事になりそう!


金金金 : おっ、狐っ娘アバターの目が力強くなったぞ。

サツキ : これは何か思いついたね!

G : ここから、どういう手で行くのか!?

ミナト : サクラちゃん、ファイトだよ!


「はい! 溜めは完了しましたし、こうです!」


 さっきは水化のデメリットを把握してなかったから変な失敗にはなったけど、距離を詰める事自体は失敗してないもんね! だから、遠距離からだと外れる可能性があるなら、避け切れない距離まで動けばいいのです!

 思いっきり水中で踏ん張って、ワニに向けてジャンプする感じで突撃! 一気に距離を詰めれば、ワニだって反応は遅れ……。


「わわっ!? ちょっと勢いよく行き過ぎました!? ぐふっ!?」


 ぎゃー! 気合いを入れ過ぎて、ワニに真っ正面から激突しちゃった!? 


咲夜 : ちょ!? ここでぶつかっていくのかよ!

神奈月 : 距離を詰めるのはありだろうけど……力加減を間違えるのはサクラちゃんらしいな。

G : でも、ワニも対応し切れてないし、状況的にはありだぞ!

サツキ : やっちゃえ、サクラちゃん!

水無月 : やっちゃえー!


「はい! 結果オーライなので、このままいきますよ! 獅哮衝波、発射! これでトドメです!」


 もうほぼゼロ距離から凝縮率100%にしての発動! ワニが体勢を戻して、向こうの溜め攻撃が動き出す前に仕留め――


<成熟体を撃破しました>

<進化ポイントを2獲得しました>

<エリアボスを討伐しました>


<サクラ【巧妙なライオン【水】】が成熟体:Lv30に上がりました>

<基礎ステータスが上昇します>

<進化ポイントを4獲得しました>


 あ、やった! ちゃんと当たって、ワニの撃破だー! うふふ、ちょっと力加減は間違ったけど、遠過ぎるよりは近過ぎる方が確実だから、結果オーライなのですよ!


「エリアボスのワニ、水中で撃破成功です! いやー、中々の強敵でしたね!」


 ふっふっふ、このワニには何度も殺されたけど、リベンジ完了! 水中でワニに勝つとか、なんだかんだで頑張った!


サツキ : サクラちゃん、大勝利!

水無月 : 勝ったね、サクラちゃん!

金金金 : 見事なドヤ顔の狐っ娘アバターである。いいぞ、もっとやれ!

咲夜 : 最後にぶつかった時はヒヤッとしたけど、結果的には上手くいったな!

ヤツメウナギ : ノーマル以上なら、あそこで通常攻撃でのカウンターもあり得たか?

富岳 : まぁ溜めの1段階目までならあり得るが、今はその想定をしても意味はないだろ。

ミナト : 知恵もステータスは弱点になってなかったから、可能性は十分あるけどねー。


「イージーじゃなければ、あそこでカウンターを仕掛けてきた可能性もあるんです!? 危ないですね、それ!?」


 ぐぬぬ、ステータスで知恵が高いと、行動パターンが色々と変わってくるっぽい感じ! 難易度の違いでもかなり変わってくるみたいだけど……まぁ、結果は勝ちだから問題ないのです!


「あ、そういえばばら撒いた毒の実って、回収出来ますかねー!?」


 全部ばら撒いた訳じゃないけど、それでも持ってた分の結構な量はばら撒いた気がする! アイテム欄から取り出しただけだから、使ってない判定になってないかなー?


こんにゃく : 時間が経ち過ぎれば流石にアウトだけど、今ならまだ回収出来る範囲か?

イガイガ : 多分、そのはず。当たっていれば使った事にはなるけど、あのワニは避けまくってたし。

ミナト : サクラちゃんも毒の実は食べてはいないけど……触れちゃった分は使用済みの判定になってアウトになってる可能性はあるかなー? 避けられずに当たってるの、結構あったしね。

富岳 : まぁ自分で出した分は、当たっただけなら毒にはならないのは救いか。


「あ、私は結構当たってました!? その辺、全然気にしてなかったんですけど……」


 というか、ワニの攻撃を回避するので精一杯だったから、そこまで回避とか無理ー! うん、自分に当たっても毒判定にならないのは良かったね! 食べたらアウトではあるみたいだけど! 触れてもダメなのは毒キノコだけなのかな?


「えっと、大丈夫なのが残ってるなら可能な限り回収してきたいですけど……どの辺でしたっけ?」


 あちこちに動き回ってたから、もうどこで毒の実をばら撒いたのかが完全に分からないのさー! 全部が全部ダメになった訳じゃないなら、今後の戦闘の為にもアイテム欄に戻しときたいけど……。


ミナト : えっと、その位置からだと……西の方だね。あの手の実なら、今頃は水面の方に浮かんでると思うよー!

富岳 : 果物のアイテムの仕様的に、ある程度の時間は水中に留まって、その時間が過ぎたら浮かび上がっていくぞ。


「おぉ、そうなんですか!? まぁそのまま水中に漂い続ける訳もないですね!? えっと、西の方の水面……ちょっと行ってきます!」


 少しの間、水中に留まるのは謎ではあるけど……すぐに浮かび上がったらアイテムとして使いにくいからなのかも? そうじゃないと、回復の為にアイテムを取り出したら、すぐに浮かび上がっていくのを食べなきゃいけなくなるもんね!

 毒の実は投擲の弾にも使えるんだから、弾きにくくもなるのです! 知らない仕様の状況で、盛大にばら撒いたんだね、私!? あれ、全部浮かび上がっていく可能性とか、全然考えてなかったー! うん、そうならなくて良かったよ!


水無月 : あ、水面に赤い実が浮かんでるね!

金金金 : そこそこあるけど……ばら撒いた時よりはかなり数は減ってるか。

咲夜 : まぁ、そこはしゃーない。


「毒の実、ありましたね! 数が減ったのはどうしようもないですし、残ってる分だけササッと回収してきます!」


 むしろ、盛大にばら撒いた割に残ってくれてるだけでもありがたいよね! とりあえず手早く毒の実を回収して、それが終わったら次のエリアに出発出来るようにやっていこー!


「ぎゃー!? 作者さん、私のあとがきの出番が書かれてないんですけどー!?」

「……あー、うん、完全に書き忘れ。今(29日の20時半)気付いた」

「何やってるんですかね、作者さん!?」

「まぁたまにはそういう事もあるって」

「反応が軽くないですかねー!?」

「あっちの電子書籍、第11巻の原稿を書き終えて少し気が抜けてたタイミングなもんで。まぁまだチェックが終わってないから、完成ではないんだけど」

「……それで私の方が影響を受けるって酷くないです!?」

「よし、言い方を変えようか。ぶっちゃけ、10日ほど連続で休みなしで書いてるから疲れてます」

「そうなんです!?」

「そもそもここだけにある、おまけコーナーだし? カクヨムの方にはあとがき機能がないから……」

「え、こっちだけなんです!?」

「そうそう、そうなの。後からこっちだけ書き足してる部分だから、まとめて予約投稿してて、てっきり今日の分は書いてたものかと?」

「作者さんのうっかりですか!?」

「まぁ結論としてはそうだけど……サクラに言われるのは釈然としない」

「それ、なんでですか!?」

「いや、サクラだし? まぁ出来るだけ忘れないようにはするけど……こういう時もあるって事で。さて、次回は『第505話 陸地に戻って』です。お楽しみに!」

「うぅ……折角のボス撃破の回だったのにー!」

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あっちのオンライン版は自力での電子書籍版もありますので、よろしければどうぞ。

最新巻はこちら!
電子書籍版『Monsters Evolve Online 〜生存の鍵は進化にあり〜』第20巻

これまでの第1巻〜第19巻はこちらから。
電子書籍版『Monsters Evolve Online 〜生存の鍵は進化にあり〜』シリーズ
― 新着の感想 ―
[一言] ないんだよね~あとがき 代わりに感想に返事がされたのが見やすい たまに、感想のとこで何人かでコントになったりしてるのも作者によってはあったり(笑) 感想に疑問書いてあるのに、…
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