第402話 今回の配信はここまで!
うふふ、新しくやってきた『名も無き森林深部』にキノコの『再誕の道標』は設置完了! これで死んでも大丈夫!
「さてと、それじゃ山麓エリアに戻って乱戦でも……って、もうそんなに配信時間は残ってないですね!?」
むぅ、なんとか配信時間内にはここに辿り着けたけど、これからガッツリ戦闘は厳しそう? 少なくとも配信を〆るのが、慌ただしくなっちゃうよ!
ミツルギ : あー、残り10分ってとこか。
サツキ : 今日の目標は達成したんだし、早めに〆て雑談とかでもいいと思うよー!
咲夜 : まぁそれもありだよなー。
水無月 : サクラちゃんの思うようにしてくれたらいいよー!
真実とは何か : サクラちゃんがルール! それのみが真実である!
「あはは、まぁ確かに私がルールではありますねー! 〆るのはちょっと早い気もしますけど、中途半端で慌ただしくなるよりはいいですかねー?」
今日は妙な運の悪さがあるし、変に無茶はしない方が良い気がする! というか、多分だけど山麓エリアに戻ったら最後に襲ってきてた動かない木からの攻撃を受けるよね!? うん、やっぱりここは大人しくしとこ!
「あ、もう〆るとしても、その前に山麓エリアの名前の変更をやっちゃいましょうか!」
うふふ、今パッと浮かんだ名前もあるから、それに変えちゃおうっと! 今回は悩みはしないのですよ!
ミツルギ : おっ、今回はすぐにやるんだな。
イガイガ : まぁタイミング的には丁度いいんじゃね?
金金金 : したり顔の狐っ娘アバター。さては、既に候補の名前を思いついてるな?
水無月 : そうみたいだね!?
G : さて、山麓エリアはどういう名前に変わるのか……。
咲夜 : いつもよりも色々と採集したし、そこら辺からか!?
ヤツメウナギ : 運が悪かったとこからくるかもしれないぞ?
こんにゃく : 色んなエリアの複合エリアの部分かも?
「あはは、金金金さん、正解です! という事で、サクッと変えちゃいますねー!」
由来としてはどうなるんだろうね? 私の考えてる名前だと、色々と混ざってる事とか、運が悪かったのも含めて全部になるのかな? まぁそれでもいいや!
「山麓エリアの名前は、これに決定です!」
<『名も無きの山麓』から『闇鍋の山麓』へと変更しました>
金金金 : 闇鍋!? あー、でも、ある意味そうか。
ミナト : 食材を持ち寄っての闇鍋じゃなくて、ごちゃ混ぜのなんでもありの方の意味っぽいね。
サツキ : 闇鍋かー。サクラちゃん、今日は流石に無理だけど、明日のお昼にでもやってみる?
「夏の最中に、昼間から闇鍋とかしたくないですよ!? いえ、そっちの闇鍋はした事はないですけど!」
姉さんは突然何を言い出すんだろうね!? まぁ夜でも冬でも、決してやりたいとは思わないけども! お鍋を食べるなら、普通に食べたいよ!
富岳 : 闇鍋と言われると……まぁ課金の過剰過ぎの酷い時期を思い出すな。
サツキ : うん、あった、あった! 武器もキャラもなんでもごちゃ混ぜで、闇鍋ガチャって言われてたやつ!
ミナト : サツキさん、それを引きまくってた経験はありそうだよね?
サツキ : それは……否定できないね! あ、痛い! え、待って!? なんでお説教が始まるの!?
いなり寿司 : まぁ自慢げに言う事ではないよな。
水無月 : 少し前の世代のゲームって、闇が深そう……。
ミツルギ : 闇が深いのは間違いないな。今は法で規制されてるくらいに、やり過ぎな集金装置だったし……。
「……あはは、私は実体験としては知らないですけど、話として知ってる程度ですけどねー」
姉さん、お金の使い過ぎで怒られてた事はあったけど、具体的な内容としてはこれだったんだね? それをリビングで堂々と言ってたら、まぁそりゃ説教にもなるよ!
というか、ちょいちょいこの辺の事って話題になるよね。ほんと、どういうゲームだったんだろ? どういうものかは気にはなるけど、やってみたいとは全然思えないけどねー。
G : まぁ山麓エリアのごちゃ混ぜ具合を表すのには、良い名前か。
ミナト : あはは、確かにね。今日のサクラちゃんの変な引き当て具合にも、結構合ってる気はするし?
真実とは何か : 真実を表した、良い名前である!
「良い名前かどうかは、私としては微妙に疑問もありますけどね!?」
どちらかというと、皮肉的な意味で思いついた名前だもん! まぁ決して間違っている訳じゃない気がするけども!
サツキ : ふぅ、なんとか説教は回避! サクラちゃん、闇鍋ガチャっていうのはまさしく今回の山麓エリアみたいなものだよ! その外れを引きまくったような状況!
「え、そうなんです?」
姉さんが復活してきたけど、なんか語り始めたね!? 今日の山麓エリアが、闇鍋ガチャの外れを引きまくったようなもの?
いなり寿司 : 言い方は悪いけど、まぁ狙ったものが出てこないどころか、要らないものを引き当てるって意味ではそうなるのか。
ミツルギ : まぁ有料か、買い切りゲームの中の一部かという大きな違いはあるけどな。闇鍋ガチャは有料だからこそ性質が悪い。
ミナト : そういう意味では、開発費の高騰を抑えられるようになったAI技術の発展は大きいのかもね。あと、フルダイブ技術もかな?
こんにゃく : まぁAIを敵視してる人ってのもいるけどな。『人類がAIに支配される!』とかさ。
イガイガ : あー、いるいる。実情は人を人とも思ってないような、悪徳企業が消えていってるだけなんだけどな。
富岳 : 人件費を削りまくって人を使い潰すしかやり方を知らなかった経営者が、時代に対応出来なくなったからな。その手の人間に、実権を握られ続ける方がよっぽど害悪だったって訳だ。
「……あはは、なんだかその辺って皮肉な話ですよねー」
私としては実感としてはあまり分かんない部分だけど、技術の進歩が色々と変化させてきたって事なんだろうねー! あ、丁度いい感じに時間も過ぎたし、この話はこれくらいでいいかな?
「さてと、そろそろいい時間になってきたので、今日はそろそろ〆ていきますねー!」
多分、この最後の〆をして丁度20時になるくらいのタイミングだよね! という事で、まずはステータスの表示から!
【ステータス】
名前:サクラ
種族:巧妙なライオン【雷】
進化階位:成熟体
Lv:10
生命 : 1610
屈強 : 216
堅牢 : 195
俊敏 : 230
器用 : 320
知恵 : 214
今日は山麓エリアの移動をメインにしてたけど、なんだかんだでエリアボスも倒せたし、ちゃんとLvも上がってるもんね! もっと早めに今いる森林深部に来れていたら、もっとLvも上がってたんだろうけど……そこは言っても仕方ない部分!
「とりあえずLv10までは上がりましたけど、成熟体の最大Lvがいくつなのかが気になってきますねー?」
サツキ : それはやってのお楽しみだよ!
いなり寿司 : まぁ思いっきりネタバレ案件だしな。
咲夜 : だが、これだけは言っておこう! 未成体よりも上限Lvは上がっている!
神奈月 : それを言っちゃう!? ……まぁ普通に想像できる範囲か。
G : むしろ、上がっていないと思う方が無理だよな?
こんにゃく : それは確かに……。
「あはは、まぁここで未成体と成熟体の上限Lvが同じって言われる方が混乱しますねー!」
これまでずっと進化階位が上がる度に上限Lvは上がってきてたもん! それが完全体では据え置きですってなる方が変だよねー! 具体的にLvがいくつまで上がるのかは不明だけど、まぁその辺は姉さんの言う通りやってのお楽しみだね!
「さてと、それじゃ次はスキルの表示ですね! えいや!」
【所持スキルの一覧】
所持進化ポイント:72
《攻撃スキル》
屈強:『爪撃Lv4』『噛みつきLv3』『強牙Lv2』
堅牢:『体当たりLv3』
俊敏:『連爪Lv4』『双爪撃Lv1』『連爪撃Lv1』『爪刃乱舞Lv1』
器用:『獅子咆哮Lv2』『獅哮衝波Lv1』
系統外:『投擲Lv3』『振り回しLv3』『雷纏いLv2』『放電Lv4』
《補助スキル(アクティブスキル)》
生命:『自己修復Lv1』
堅牢:『身構えLv1』『堅守の構えLv1』
俊敏:『疾走Lv3』『見切りLv2』
器用:『威嚇Lv1』『咆哮Lv2』『縄張りLv1』
知恵:『識別Lv1』『看破Lv3』『索敵Lv1』『弱点分析Lv1』
《補助スキル(パッシブスキル)》
生命:『死亡還元』『再生強化Ⅰ』『再生増幅Ⅰ』『捕食還元』『捕食回復Ⅰ』
堅牢:『踏ん張り』
俊敏:『連撃強化』
器用:『戦意の纏い』『衝撃波生成』『畏怖の気迫』『戦意の把握』『衝撃凝縮』
知恵:『夜目』『解析略化』『異常耐性Ⅰ』『出血効果』
系統外:『遊泳』『跳躍強化』『麻痺耐性』
今日は、あんまりスキルの方は変わりないかな? 強牙がLv2に上がったくらい? まぁ途中からは移動に徹してたんだし、流石に仕方ない部分かも?
「何気に進化ポイントが72まで溜まってますね! これは、明日にでも何かスキルを増やすか、ステータスを強化するのもありな気がします!」
サツキ : それはありだね!
ミツルギ : まぁ余裕がある状態にはなってるしなー!
富岳 : だな。問題は何をどう強化するかだが……それはまた明日の話か。
ミナト : 今日、これからは……うん、流石にもう時間はないかも?
「それじゃ明日の配信は、その辺からやっていきましょうか! 場合によっては、そこでサイコロタイムもありですね!」
しばらく行き先は決まってるから、サイコロタイムをするなら別に何かを決める部分を用意しないと出来ないもん! 今は具体的に欲しいスキルや鍛えたいステータスもないから、丁度いい部分だよね!
咲夜 : おぉ! サイコロタイムが決定だ!
サツキ : 明日のサイコロタイム、内容確定だー!
いなり寿司 : 完全な定番コーナーだな、サイコロタイム。
「配信用の和室を見せる、数少ない機会でもありますからねー! さてと、時間も丁度いい感じなので今日はここまでです! 今日の実況外のプレイではライオンは……どうしましょう? まぁそこは後で考えるとして……明日の配信もいつも通りの時間でやっていくので、よろしければ明日もよろしくお願いします! 皆さん、ご視聴ありがとうございました!」
サツキ : サクラちゃん、お疲れ様ー!
水無月 : お疲れ様です!
金金金 : 色々と運が無い日だったけど、お疲れ! 思いっきりサービスしたいとこだけど、昨日したばかりだから今日は控えめに。【500】
G : まぁ今日はサービスしたくなる気持ちは分かる! という事で、持っていけー! 【500】
ミナト : お疲れ様、サクラちゃん! 【500】
ミツルギ : サクラちゃん、お疲れ!
うふふ、なんだかんだで毎日結構な額の投げ銭は貰えてるよねー! 感謝、感謝なのですよ! 音声ありのコメントをする人は固定化してきてる気がするけど、何気に視聴者さんも増えてるっぽいもんね!
さーて、ここで長々としててもきりがないから、スパッと終わりにしておこうっと!
「それでは今日はここまでです! 続きはまた明日!」
そう宣言してから、配信終了のボタンをポチっと押していくのです!
<配信のアーカイブを保存しますか?>
ここはイエス以外の選択肢はなーい! もちろん保存ですとも!
<サムネイルを手動で設定しますか?>
今日のサムネイルは何にしようかなー? 選択肢としては、洞窟で光ってるキノコと、大根ベースとキノコベースの『再誕の道標』の設置の時のスクショだよね。
うーん、どれがいいかな? 『再誕の道標』の設置は今後もありそうだから、今回は洞窟の初登場って事で光ってるキノコにしようかな? うん、そうしよう!
<配信のアーカイブを保存しました>
<保存したアーカイブへのURLを連携機能で通知しますか?>
これももちろんイエス! それ以外の選択肢はないのですよ!
<通知を送信しました>
これにて、今日の配信は完全に終わりっと! さーて、お腹空いたし、晩御飯を食べに行こー! 今日のメニューは何かな?
「作者さんは闇鍋をした事はありますか!?」
「……ないけど、それがどうかした?」
「あ、いえ、やった事があればどういうものか聞いてみたいなーって思ったんですけど……当てが外れましたね!」
「そっか、そっか。そんなにサクラは闇鍋がしたいのか」
「別にやりたい訳じゃないんですけど!?」
「そういう事ならサツキにそう伝えておこう。なーに、サツキなら自分も食べる事を考慮せずに、変な食材を入れてくれるさ」
「作者さん、ちょっと待ってください!? それは本気で冗談になってませんよ!? 姉さんなら本当にやりそうだから止めてもらって良いですかねー!?」
「いやいや、サツキ自身はやる気になってるしさ?」
「だからこそ止めてるんですけど!?」
「……まぁこうは言ったけどサクラと同じで、サツキも暴走し始めたら止めようがないけどね。もしそうなっても覚悟しといてね?」
「嫌な覚悟を求めないでください!? というか、本気で止めてくださいよ!?」
「さー、どうなるのやら? さて、次回は『第403話 サクラの呟き その11』です。お楽しみに!」
「……晩御飯が闇鍋なんて事はないですよね!?」
「流石に時間的にそれは無理だから」
「あ、それならとりあえずは一安心ですね!」




