第401話 深い森へ
動かない木からの攻撃を避けて、次のエリアへ戦略的撤退は完了なのさー!
「森林深部ですかー! 昼間なはずですけど、なんだか鬱蒼として薄暗い感じですね」
これまで通ってきたどの森よりも、深い森って感じ! まぁエリア名が森林深部ってなってるんだし、当然なのかもしれないけども!
水無月 : 森林深部だー! オフライン版にも森林深部ってあるんだね!
金金金 : でも、オンライン版と違って初期エリアではないっぽいな?
ミツルギ : オフライン版の森林深部と、オンライン版の森林深部だと、ちょっと違いはあるけどな。ぶっちゃけオフライン版の方が深い森だ!
いなり寿司 : オンライン版は深い森ではあるけど、多少は行き来がしやすくはなっている。まぁプレイヤーが開拓していってるのもあるけどな。
ミナト : オンライン版のサービスが始まった頃は、ほぼ同じような感じだったんだけどね。今はもうかなり違ってきてるんだよね。
「あ、オンライン版だと森林深部って初期エリアなんですか! こういう深い森から始まるのも楽しそうですよねー!」
普通にしてたら絶対に立ち入る事の出来ない秘境って感じで、神秘的だもん! 明日の配信はこの深い森の中がメインになるし、夕焼けにもなるタイミングのはずだから、そうなるとより神秘的な予感!
咲夜 : 森林深部は、普通の森よりも遮蔽物が多いから要注意だぞー!
神奈月 : 死角がどうしても多くなるエリアだしな。『索敵』が役に立つ。
「コケが生えまくった倒木とか岩とかが結構ありますし、確かに遮蔽物は多い感じはしますね! 木々の間隔は……それほど狭くもないです? どちらかというと、木の成長が良すぎて葉っぱで覆われてる感じですねー」
大型種族のライオンでも、移動に支障がある感じではないよね。移動のしにくさは、多分渓流エリアにあった森部分の方が上!
こんにゃく : まぁオオカミとかシカとか、そういう大型の種族も普通に走ったりするからなー。
G : 渓流エリアと違って、森林深部エリアに生えているコケは滑りやすい訳でもないしな!
ミナト : あはは、まぁ確かにねー。ただし……あ、これは言うのはやめとこ!
「えぇ!? ミナトさん、それは思いっきり気になるんですけど!?」
なんだか注意点があったみたいだけど、途中で中断されたよ!? むぅ……ネタバレ案件になるの? うーん、それもありそうではあるけど、それ以上に何か失敗するような要素があるって感じっぽい! その辺、地味に教えてくれない事が結構あるもんねー。
「……まぁ何かある事だけは気に留めておきますね!」
正直、忘れそうだけども! まぁそうなったらそうなったで、別にいっか! それよりも、ここまで来たけど、これからどうしよう? 微妙に配信時間はまだ残ってるし、戦闘は出来そうだよね。
「あ、折角なんで『再誕の道標』が3つもあるんですし、ランダムリスポーン対策でここに1つ設置しておきましょう!」
ふふーん、無意味に大量に手に入った『再誕の道標』の使い所はここだね! そうしておけば、万が一に死んでも大丈夫!
ミツルギ : あー、まぁ個数はあるからそれもありか。
G : ここでなら、死んでも問題はないよな!
こんにゃく : 死ぬ心配をし過ぎてる気もするが……まぁ今日はそれだけ実際に死んでるしな。
咲夜 : えーと、今日は何回死んだっけ?
富岳 : 完全体に2回と、エリアボスの後に出てきたヘビに1回か?
サツキ : 合計3回かな?
「あれ? もっと死んでた気もしましたけど、意外とそうでもなかったです?」
んー? 3回くらいなら、割といつもくらいな気がするよ? なんでこんなに死にまくったような印象になってるんだろ?
イガイガ : あー、死にそうな場面を避けるように動いてたから、その印象が強いのかも?
ミツルギ : 確かに今日は敵を避ける動き方が多かったしなー。……避けずにいたら、もっと死んでたか?
富岳 : そこは出てくる敵次第だから何とも言えんな。まぁ結果的には、こうして無事に目的地まで辿り着いた訳だが。
真実とは何か : それこそが唯一無二の真実なのである!
「あはは、まぁ生き残って辿り着けたのが真実ですもんね! そこは結果オーライって事にしておきましょう!」
今日は色々と運が悪かったから、乱戦も縄張りの使用も避けたもんね。ランダムリスポーンになりたくなかったし、その辺の判断は正解だった気がする!
「さてと、それじゃ『再誕の道標』を設置するとして……キノコが2個あるんで、キノコにしましょうか!」
ドクダミもあるけど、洞窟の踏破ボーナスでキノコが被っちゃったもんね……。なんであそこでピンポイントに被っちゃうんだろ? やっぱり今日は運が無い日! リアルでは色々とびっくりする事もあったけど、その反動だったりするのかな?
うーん、まぁいいや! ともかく今は、キノコ型の『再誕の道標』を使用なのですよ! あ、スクショも連写で撮っていこうっと! 使用と同時にスクショを連写で撮るぞー!
「おー! キノコが光の柱を上げつつ……生えてくるんですね!? 植わるんじゃないんですか!?」
光り方は同じだったけど、地味に設置のされ方の演出が違ったよ!? 琥珀ベースの物や、大根ベースの物は埋まっていったのに、まさかの生えてくる演出!
こんにゃく : 地面の中に埋まる余地が少ない系統の物だと、そういう風に生えてくるぞー。
神奈月 : 元になるアイテムによって、微妙に変わってくる演出部分だしな。実とか宝石がベースなら、埋まっていくのが基本。
咲夜 : 植物系は基本的には生えてくるけど、根菜だけは植わっていくんだっけ?
ミナト : うん、そうなるねー! そういう違いもあるんだけど、サクラちゃん、キノコの傘をよく見てごらん?
「え、キノコの傘をですか? 何がある……って、なんか小さな真珠みたいなのが、紐みたいなのでぶら下がってます!? あ、これが『再誕の道標』の本体部分ですか!」
そういえばキノコだと変わった風に出てくるって話だったっけ。なんというか普通の傘に丸い風鈴を吊るしたようなイメージ! そっか、こんな風に出てくる事もあるんだねー!
水無月 : なんか不思議な感じだね、これ。周りと比べると、妙な異質感があるというか……。
ヤツメウナギ : まぁ実際に異質なものではあるしな。
金金金 : 『再誕の道標』が精神生命体の力の断片なら、そりゃ異質も異質か。
「あはは、確かにそれはそうですよねー! ふと思ったんですけど、採集アイテムが『再誕の道標』になるんですよね? ……これ、レンコンの場合だとどうなるんです?」
今ふと頭に浮かんだ疑問! 水中……正確にはその底に植わっているレンコンだとどうなるのかが気になるのです! というか、水中に『再誕の道標』を設置する事自体がどうなんだろ?
金金金 : それは気になる部分だな?
水無月 : 確かに気になる!
サツキ : それ、私も地味に知らないから気になるよー!
神楽 : そっか、そもそも水中にある事になるから、陸に設置が出来るかどうかが怪しい?
ミツルギ : あー、ネタバレ案件にはなるけど、そこは問題ないか?
「はい、大丈夫です! なんかもの凄く気になっちゃいましたし!」
まぁリスポーンしてくる場所を水中に設定なんてしたら大変なだけだから、今のライオンでは必要ない情報な気はするけどねー! だからこそ、ネタバレ案件でも気兼ねなく聞けるのさー!
ミツルギ : おし、それじゃ教えよう。まぁ簡単に言えば、水中だろうが地上だろうが、関係なく設置出来る……が、正解だな。
神奈月 : レンコンベースの『再誕の道標』は、地面に葉っぱが広がって、そこからハスが咲くと思ってくれればいいぞ。
富岳 : レンコン部分は、地面に埋まって完全に見えなくなるな。
「え、そうなるんです!? 陸用と水中用で分かれる気がしてたんですけど、ちょっとそれは意外でした!」
水面にあるハスの葉や花が、地面にあるようになるんだ? うーん、色合いも真珠の色合いになるんだろうし、さっき水無月さんも言ってたけど、異質な光景だよね。
ミナト : まぁ『再誕の道標』になった時点で、普通の植物ではなくなってるからねー。その辺は結構特殊な事にはなるよ。
チャガ : ベースが何になるかで、かなり変わってくる部分だしな。
「なるほど、その辺の要素は色々と面白そうではありますねー!」
成熟体から『再誕の道標』の入手確率が上がってくるんだし、飽きさせないような工夫なのかな? でも、便利そうな大根が『再誕の道標』になったのだけは納得いかないよ! ……何が『再誕の道標』になるかは運次第なんだろうけどね。
「色々と不思議ですね、『再誕の道標』!」
「まぁモンエボの中でも数少ない、自然由来ではないアイテムだからね」
「あ、そうなるんです?」
「基本的にはリアルにあるものが基準にはなってるけど、これはそうでもないからさ。ゲームならではのものだね」
「確かに復活する場所を決めるものなんて、リアルにはありませんもんね!」
「そうそう、そういう事」
「再スタートを出来る場所って事はですよねー。リアルにあったらいい……そうでもないです?」
「まぁ死ぬのが条件だし、時間が巻き戻る訳でもないから……リアルに存在しても微妙?」
「そうなりますよね!?」
「正直、その辺は考えるだけ無意味だけだよ」
「まぁ考えたからって現実に存在するようになる訳じゃないですけど、少し考えてみるくらいはいいんじゃないであうか?」
「……もしあったら、使い所自体は存在しそうだけどね」
「え、そうなんです!? どんな使い方ですか!?」
「急な病死とか、事故死の防止とか? ほら、死んでも生き返るから」
「そういう事になるんです!?」
「まぁ考えても仕方ないけどね。さて、次回は『第402話 今回の配信はここまで!』です。お楽しみに!」
「そのタイトルですかー! 時間切れという事ですね!」




